醤油的音響箱
2007年05月29日 甘いサウンドで鳴るのか?!


「気になるなあ〜〜〜!!!」

私は東国原知事ですっかり全国区になった宮崎県出身である。東京で長年生活し過ぎてすっかり忘れていたのだが、今年になり知人からプレゼントされて急激に味覚が蘇った物がある。それが上の画像に掲げた「フンドーキン ゴールデン紫 あまくち」だ。九州の醤油は関東に比べて甘めである。ざるそばのつけ汁も甘めなのだ。

東京や神奈川ではスーパーでこの醤油は手に入らないので、すっかり存在を忘れていたのだが、いったんこの味を経験すると「オ〜〜〜お〜〜〜この味だぜ!美味いなあ〜〜〜!!!」と、もう後戻りできない味覚が呼び戻されたのである!特に刺身やにぎり寿司はこの醤油で食べると堪らん美味さになるのだ! 煮物にもお薦めである!

味を文字で表現すると「マイルドな塩分、濃厚な旨味と甘み、まったりとした深い香り」といったところだろうか。東京方面で販売されている醤油は塩味がキツイ感じがする。棘があると言うか、スッキリ切れ味はあるのだが、刺さる味で旨味が足りない感じがする。寿司屋に行くたびに、いつも「マイ醤油持ち込みできんのか?」と思っていたくらいだ。

幸いにして、私の弟は宮崎在住である。知人からもらった 「フンドーキン ゴールデン紫 あまくち」を使い切る寸前に弟が出張で当家にやって来たので「宮崎に帰ったら醤油を送ってくれ!」と頼んだところ、すぐに1本送られて来た。醤油自体は価格も300円程度なので気軽に頼めるのである!ただし、送料の方が高くつくとは思うのだが・・・。

さらに先日、弟の娘で女子大生の姪っ子は「はしか」の流行で大学が10日間休講になった。その間、実家に戻っていたのだが、学校が再開するので再び上京して来た。その際に「羽田まで車で迎えに行ってあげるから醤油を買って来て!」と頼んだところ、又もや2本の「フンドーキン ゴールデン紫 あまくち」が届けられたのだ。ふっふっふ・・・これでしばらくは当家の醤油は安泰だもんね!

さて本日の本題はこれからである!

最近の醤油はペットボトル入りだね。飲料もほとんどがペットボトルだ。そして、ペットボトルはリサイクルされてフリースにもなったりする。そんな存在のペットボトルは他にも使えるのである。BUMBOXなる1w出力ギターアンプヘッドを手に入れた私は、専用のスピーカーボックスも欲しくなった。造るべきか?買うべきか?と、とりあえず「スピーカーボックス」製作のデータを収拾しようと昨日WEBを検索していたときの事だった。


様々なオーディー用スピーカーボックスを自作している方は多いが、その中で「ペットボトルスピーカー」を製作している人物を見つけた。何だよそりゃ?と思いつつ読んでいると・・・おおお〜!そうか〜結構いい音が出るらしいと理解できたぞ!ボトルの底にスピーカユニットを取り付けると、反対側のボトルの口からかなりの低音が出て来るらしい。簡単そうだから私も作ってみるかな〜?

昨夜帰宅後、すぐに空きペットボトルを探してみた。ふっふっふ・・・ゴミ箱行き寸前が3本も見つかった。コーラと出汁醤油と飲料用の3本である。加工しようと全部私の部屋に持ち込んだ。丹念に観察してみると、コーラ用は炭酸の圧力に耐える為、底の部分の形状が複雑でスピーカーを取り付けにくい事が判明した。これは却下!次に飲料用は細すぎてスピーカユニットが取り付けられない。これも却下。てなことで候補は「出汁醤油」ボトルに決定した!

ボトルの底を切り取り、手持ちのジャンクスピーカーを当ててみると75mmの直径がほぼ同じだった。ほほう!こりゃあ何とかなるなあ!絶縁テープでボトルの底を補強しつつ、直径をやや狭くしてスピーカーがピッチリはまるように調整した。さらにスピーカーコードの取り出し口を開けて、いよいよスピーカーユニットの取り付けである。

このスピーカーユニットは、先日会社で廃棄すると言う機材から部品取りした物である。つまり原価ゼロなのだ。で、試作品として出来上がったのが、以下の「簡易型ペットボトル・スピーカー」である!だが・・・出来上がったものの既に深夜12時を過ぎていたので音出しは出来ない。試奏は翌朝へと持ち越しだ。

さて、いよいよ5月29日の朝がやって来た。目覚めたのは6時。ううむ・・・まだ音出しには早すぎるなあ。しばし待機する事にした。やがて9時となった。もうそろそろ音を出しても許されるだろう!アンプにスピーカーを繋いでスイッチを入れた!



おっ?こりゃ〜いいなあ〜!もっとチープなペナペナサウンドが出て来るかと思っていたのだが、いきなり真っ当なサウンドが飛び出して来たのだ!もちろん専用のギタースピーカーボックスと比較するべくもないが、あのチープなスピーカーから出るサウンドにしては充分に深夜の練習用に使える音である。

フルボリューム、フルゲインにしてみた。スピーカーは腰砕けになる事も無く、真っ当にディストーションサウンドを出している。ただ、ちょっと音の幅が狭い感じがするか?コンプレッションがかかった感じだ。ペットボトルの壁面の強度の問題かなあ。低音は思ったより出ているのだが・・・全体的にかなりハイ寄りのサウンドだ。小さなスピーカー特有の音だね。このスピーカユニットのサイズではしょうがないか?

使ったペットボトルは1Lだ。つまりスピーカーボックスの容積が1Lであるという事。容積を大きくしたら、もっと豊かな音になるのでは?と思う。そうなると、次に手に入れるべきは「お徳用ペットボトル」である。例えば以下のようなボトルだ。どうなのだろうか?1.5Lや2Lボトルだとかなり使える音になりそうな気がするが・・・。もっと大きくして「焼酎用3L」とかどうなんだろうか?気になるなあ〜〜〜!!!




本日の結論
マンションのゴミ捨て場をあさりたくなったぞ!(それだけはやめとけ〜!)
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