推奨的真空管
2007年05月28日 なるほど!こう変わるのか!


「納品は3週間かかるようだ」

昨日の続きだ!

昨日手に入れた小出力真空管ギターアンプ「BUMBOX Lead1」は、自宅で遊ぶには面白いアンプであると私は認識したのだが、プロギタリストの耳ではどうなのだろうか?そうなればいつものごとく、プロギタリストの是永巧一様に試奏をお願いするべきであろう!さらに、当然ながら是永様も昨日の独断倉庫を読んで「気になる・・・試奏したいなあ・・・」とつぶやいているはずなのだ!ふっふっふ・・・。


いきなり手に入れたその日の5月27日夜に出撃してみる事にした。是永邸にたどり着けば来客中で打ち合わせの真っ最中。しか〜し!是永様も気になると見えて「気になっていたんで、試奏しましょう!」と快く引き受けてくれた。となれば打ち合わせは中断せざるを得ない。お客様には申し訳ないが、一気に試奏大会へ突入した。

早弾きサウンドが炸裂し、ディトーションからクリーンまで次々に弾き比べ、ピックアップの位置もめまぐるしく変えて試奏は続いた。ううむ・・・気持ちよい!このアンプはなかなかイケてるぞ!やがて是永様の裁定が下った。「マーシャル系ですね、良く出来ているアンプです!なかなかいい!これくらいハイが出てくれてるといいねえ!」ふむふむ・・・概ね良好だ。

突然、是永様は立ち上がり「さ〜て裏を覗こうかな!何が入ってるんだ?」是永様は真空管の超マニアである。仕事に使う機材なのだから、マニアというのは正しくないか?じっくり観察が終わると、いきなり引き出しから真空管を2本取り出した是永様は、アンプの後ろに回り差し替えを始めた。


再度試奏を始めてみると、明らかに先ほどのサウンドより滑らかになっていた。痛さがマイルドになると言った感じか?真空管を2本換えるだけでこれだけ変わるのか〜!気持ちよいぞ〜〜〜!!!オリジナルの真空管ではほんの少しザラリとした感じがした。それはそれでガッツあるサウンドだったのだが、私には明らかに真空管交換後のサウンドの方が好ましかった。

「こっちのサウンドの方が好みじゃありませんか?」是永様にそう指摘された。全くその通りである。ところで何に換えたのだろうか?答えはプリ管を「Groove tube GT12AX7M」に差し替えたのである。「ムラードのレプリカですよ」との説明に私はこの意味が良く理解できなかったが、是永様によるとこちらの真空管の方が私にはより弾きやすい感じになるというのだ。理屈はどうあれ、私にとって明らかに出音が好ましいのだからとっとと交換すべきだろう。

てな事で帰宅後にすぐ検索を始めた。いくつかの通販業者を探してみたが、一番安かったのは「サウンドハウス」だった。1本2600円だ。高い店では4000円以上していた。この価格の違いはなんだろうか?迷わずサウンドハウスへ2本発注した。納品は3週間かかるようだ。ちなみに生産国は中国である。



キング・オブ・プリチューブ、ムラード12AX7の復活

GT-12AX7M

ムラード管といえば12AX7/ECC83タイプの真空管の中で究極のビンテージチューブであり、そのほかに存在するすべてのプリ管がその真空管を基準として優劣が判断される、と言われております。高品質の真空管を供給して25年を迎えるグルーブチューブが、約4年という歳月をかけてそのオリジナルプリ管を完全復刻し、ムラードの頭文字Mをとり、GT-12AX7Mと命名いたしました。

GT-12AX7Mは、技術的にもサウンド的にも非常に優れた真空管です。まず技術的にですが、そのトリプル・マイカ・デザインはハムノイズやマイクロフォニックを低減し、12インチスピーカー4発搭載のスピーカーキャビネットと一緒に使用するハイゲイン式ギターアンプのような過酷な使用状況においても、安定したパフォーマンスで動作します。12AX7を製造するには技術詳細を記した教本が存在いたしますが、GT-12AX7Mは市場で今日発売されている12AX7タイプの中で、この教本が掲載している重要なスペックを100%満たす唯一のものとなっています。(例:トランスコンダクタンス = 1600mU、電流 = 1.2mA)

つづいてサウンド的にですが、GT-12AX7Mは豊かで気持ちのいい複雑な倍音成分とあたたかいミッドレンジトーンを持っています。これらは現在製造され市場に出回っている真空管では得ることのできない、極上のプリ管サウンドとなっています。

GT-12AX7Mは様々な機器にご利用いただけます。12AX7/ECC83/7025という三種類の真空管は互換性があり差替えが可能なため、この三種類のいずれかが使用されているすべてのギターアンプやエフェクター等に搭載可能です。新規にプリ管を交換するとき、または現在お手持ちのサウンドのグレードアップをご希望のかたにはお勧めです。GT-12AX7Mはビンテージタイプや現在製造されているフェンダー・ボックス・マーシャル・アンペグ等の真空管アンプをより素晴らしいサウンドに仕上げることでしょう。

最初の組み立て作業は、中国で最新技術を駆使し行っております。その後、グルーブチューブの本社兼工場がある、米国カリフォルニア州に輸送され、検査、GTロゴ印刷、パッケージング等を行った後、世界中のユーザーにお届けしております。

そういうわけで、3週間後以降に当家へ遊びに来られればBUMBOX Lead1の真空管違いによる試奏ができるのである!興味がある方はお申し出でいただきたい!私はお酒を飲まないので、お茶菓子を持ち込んでいただければ喜んでお相手いたそう!(昨日と同じ終わりかたぢゃん!)


本日の結論
お茶菓子は和洋どちらでも構わない!(昨日と同じ結論ぢゃん!)

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