半田的試供品
2007年05月21日 新しい半田の世界!


LFS-604

「テスト使用には充分な量である」

電子工作をやっていると必ずぶつかるのが半田の定番「Kester 44 」という名前である。オーディオの回路にはこれがお薦めと様々なページで紹介されている。半田の違いで音が変わるとよく聞く。しかし、私も使っているが、今のところその効能のほどはよく分からない。そこまでシビアな耳は持っていない私だ!

で、WEBでさまざまな電子部品の情報と共にクリーム半田の情報を探していたら、メーカーのページでこんなものを見つけ出した。「LFS-604」半田の新製品である。開発した方はNASA御用達の半田を開発された先生だと言うが、紹介されていたメーカーのページに「無料サンプルを差し上げます」と書かれてあった。ほほう!どんなもんか試してみたいなあ!と気軽にメールを送ってみたところ、すぐに担当者から返事が来てメール便で発送したとあった。

メール便なのですぐに届いたのだが、送られて来たサンプルの量は2種類の太さでそれぞれが80cmだった。これだけの量があれば、私が手なぐさみで造る回路程度であれば、10個程度は半田付け出来るのだ。テスト使用には充分な量である。

私がサンプルを取り寄せようと気になった点は「鉛フリー半田」であるという点だ。半田作業をやっていると「鉛」が含有されているため、長いスパンで考えると「鉛中毒」になるのでは?と気になっていたのだ。真空管アンプの専門書でも半田の扱いには気をつけようと注意項目に書かれていたし。

さらに、この 「LFS-604」は使いやすいと書いてある。その理由はフラックスにあると言う。半田作業には熱を伝える為にフラックス(松ヤニ)がつきものである。そのフラッックスの新しい物の開発に成功したのだと言う。以下が送られて来たサンプルである。


半田付けの前提として対象物にコテ先の熱をいかに伝えるかというところで、
半田に含まれるフラックス(松やに)が重要な役割を果たします。
そこでテリーサ研究所は熱伝導率をより効率的に高める為のフラックスの開発に成功致しました。

販売されているLFS-604の価格を調べてみようと検索したら以下のような情報が出て来た。

■概要

0.80mm 0.5kg
ロジン系のやに入り、非塩素ハンダで無洗浄タイプ 後付け、修正にも威力を発揮

●Sn96.5 Ag3.0 Cu0.5
●重量0.5kg フラックス3.5%
●350℃前後の温度でも優れたハンダ付け性を示す。
●自動機の流しハンダに適している。
●窒素を必要としないので気軽に付けられる。
●ハンダの濡れ性、切れ、ともに良質、低温で0.25mmピッチのタブも予備フラックスなしで 手作業でできる。
●フラックスの焦げつきが非常に少なくハンダが飛びちらない。
●ポイント付けもバラツキが少ない。
●フラックス残差が透明で検査工程が楽

\7,770(消費税込み)

気になる方はサンプルを取り寄せてみたらいかがだろうか?


本日の結論
たかが半田! されど半田!今まで気にしてなかったけど追求はここまで来たぞ!
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