家族的小旅行
2007年05月19日 初めての家族温泉旅行なのだ!


「口の中に舌を差し込んで」

当家に5月16日〜17日起こったこと!

ずいぶん以前から妻は「温泉旅行に行きたい!」と事あるごとに訴えていた。しかし!この要望になかなか応えられなかい私であった。理由はいくつかあるのだが、土日や連休は道路が混んでいて、とてもじゃないが出かける気にならないこと。さらに致命的なのは、私が温泉嫌いだということだ。熱いお湯に浸るのが嫌いなのである!自宅ではシャワーばかりで一年間に1回も浴槽にはつからない現実があるのだ!

だが、娘が今年の4月一杯で仕事をやめてしばらく遊び人をするというので「5月になったら家族そろって旅行しよう!」と母娘で計画を練っていたのである!ちなみに、当家ではまっとうな国内家族旅行には一度も行ったことがなかったのだ!母娘は当然のようにホテルが安い平日を狙うことになる。WEBでの探索作業がかなり続いていたのだが。

決定した計画は、5月16日〜17日の伊豆長岡へ平日一泊旅行だった。私はその日会社を休むように要請された。サラリーマンとしてはどう考えるべきなのだろうか?一年間も鬱で休職していた私は、その間何もしてやれなかった負い目もあり、家族のために思い切って平日に休みを取ることにしたのだった。

16日は朝早く出発するものだと思っていたら、意外にも母娘はなかなか起きてこない。私は時間をもてあまし、早朝から半田ごて片手に思いついた電子回路をいろいろテストしていた。そのうち気がつけば、10時になり「もうそろそろ出発してもいいんじゃないか?」と思い始めたころ、ようやく全員が起きてきた。かくして、何とか車で出発できた時には11時を過ぎていたのである!遅すぎるぞ〜〜〜!!!

「で、まずはどこに向かうんだ?」ハンドルを握りしめている私は、今回のスケジュールや行き先を何も知らないのだ。妻は言った「まずはね!富士サファリパーク!」えっ?なんだよそれ?本当に行くのかよ?当家の母娘は大の動物好きなのである!テレビでやっている動物番組は録画して必ず見ているほどだ。ええい!行ってやるわい!どこまでも付き合ってやるわい!カーナビに、目的地をセットした!「目的地へは東名高速道路を通るルートです!」とカーナビは高らかに宣言するのであった!

東名高速をひとっ走り、当家からは約100kmの距離だ。静岡県に入り、晴天で富士山が大きくそびえたっている風景の中、ひたすら走る。12時半頃にようやく「富士サファリパーク」へ到着。まずは腹ごしらえからだ。サファリレストランには「ライオンのステーキがメニューにあるのだろうか?」と冗談で言ったら、娘はこう答えた「ネコ科の動物の肉は不味いんだって!猫を食べた友達が言ってた!」ふ〜〜〜ん!そうなんだ!

レストランにあったメニューでおもしろかったのは、「サバンナカレー草食系」と「サバンナカレー肉食系」だ。娘が選んだメニューは「サバンナカレー肉食系」だった。で娘が注文したカレーを受け取る時に係員は「はい!チキンカレーです!」と言いやがった!最後まで「サバンナカレー肉食系」って言い張れよな〜!


食後は小動物と触れ合えるゾーンで、ワラビーに餌をやったりしてしばし穏やかな動物たちと遊んで肩慣らしが終わった後は、いよいよメインである車で通過の「サファリゾーン」へ突入だ!入口は、ジュラシックパークでおなじみの電動二重扉だ。突入の際にやや緊張感が高まる!さすがに平日とあって園内の道はスムーズに通過できた。

進むほどに♪〜ほんとにホントにほんとにライオンだ〜!♪のコマソンの通り、たくさんの猛獣が車のすぐそばまでやってくる。といっても、ライオンやトラは道路際でひたすら寝ているだけだが。豹やキリンはちゃんと歩いて車の窓そばまで来てくれたぞ。

やがて出口に近付くにつれて車がやや渋滞を始めた。ううむ・・・そうか・・・土日はもっと全体がこのような渋滞になるんだろうなあ。ということは、あの動物たちはきっと排気ガス攻めに遭っているに違いない。放し飼いのように見えて実は結構つらい立場なのかもしれないねえ。

温泉宿に到着すれば17時を過ぎていた。私はなんだか疲れ切り部屋でうたた寝を始めた。風呂好きの妻娘はもちろんすぐに温泉に入るのであった!夕食はバイキング形式。痩せたいと言いながら、妻娘は思いっきり食いまくるのである!私も久々にたっぷり食べた。食べれば当然また眠くなる。部屋に戻ってひたすら眠る私であった!妻娘は、深夜になり再び温泉攻めへと出かけて行った。

やがて土砂降りの音で目が覚めたら 03時。そのまま朝まで豪雨は続いていた。明るくなったころ、目ざましにようやく私も温泉へ入ってみた。ぬるめの泡風呂に入りしばし耐えてみたが、すぐに飽きてしまい早々と出てしまった。やっぱり温泉は嫌いだ〜!

朝食が終わるころには雨も小降りになりいよいよ帰路の出発である。本日向かう先は「富士国際花園」だ。たくさんの美しい花と共に鳥たちと遊べると聞いていた。妻はこちらが「行きたい施設」のメインだと考えていたようだが。「富士国際花園」では多くのフクロウが飼われていた。入口の受付でも子供のフクロウが3羽で迎えてくれる。実に可愛い!フクロウは一日の95%は寝ているようである。ひたすらじっと寝ているだけの鳥なのだ。肉食なので、餌付けの時間にはもっぱらヒヨコの切り身を与えていたなあ。小鳥たちともたっぷり触れ合い、満足して退場したのであった。


肩の上の鳥が舌を!

そういえば私が小鳥に餌をやっていた時、ガムを噛んでいたのだが、それを見つけた中型の鳥が私の唇を突っつき始めた。口の中に餌があると思ったのだろう。鳥の行為を無視していたら、その鳥はいきなり私の口の中に舌を差し込んできやがった!ヤメテくれよ〜〜〜!!!うう〜〜〜鳥の舌ってナマアタタカイぞ〜!

雨も上がり晴れてきた。帰路はどうするのだろうかと思っていたら「御殿場のプレミアム・アウトレットに行きたい!」と娘が言い始めた。帰り道だし寄ってやるかあ!昼食を兼ねて突入した。だが・・・私にはまったく無縁の世界だった。ほとんどがファッションの店。な〜んにも購買欲がかき立てられないのだ!電子部品屋でもあれば私も買うのだが・・・(ないってば!)滞在時間2時間で出発した。母娘共に少しだけ買い物をしていたようだが、ほとんどウインドウショッピングだったようだ。

ようやく自宅に戻れば、もうすっかり夜になっていた。私は帰宅するなりすぐに半田ごてを温め始めた。旅行中にずっと考えていて気になっていた電子回路のテストを行いたかったのだ!結局、深夜までその作業は続きテストのときに出すギターの音がウルサイと家族にたしなめられて渋々作業停止をせざるを得なくなった。続きは週末だ〜!



本日の結論
旅行には半田ごてを持っていけばよかった!(なんだよそれ?)

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