車両的改造壊
2007年05月12日 ロゴもニア・クローン化!


タイヤにボリュームを組み込んでみたが・・・

「俺はなんでこんな事をやってんだろ?」

5月6日に突然思いついて作業を開始したのが、ミニカーにオーバードライブ回路を組み込んで車の形をしたギターアンプを造るという物だった。とりあえず付けた名前が「CAR AMPLIFIER」だ。思いついたの良かったのだが、残念な事に事前の準備ができていなかったので電子パーツが全く不足していて当日は下準備だけしか作業出来なかった。

早く作り上げたいと気は急くのになかなかパーツが届かなくて、一週間放置状態にあった「CAR AMPLIFIER」製作作業は何も進展せずで、その作業の待ち時間に造ってみたのが、下に掲示した「CAR AMPLIFIER」のロゴマークだ。車の雰囲気に合わせて赤いヤツを造ってみた。このロゴマークを見ただけで笑えた方はかなりマニアックな方である!ちなみにまったく笑えなかった方はこちらを参照


この車型アンプは当初、ボリュームやゲインの調整をタイヤを回して出来るようにしたいと考えていたのだが、車体をバラし検討しているうちにかなり難しい事が分かって来た。なまじ精密なモデルカーなので、車輪の回りの構造が本物と同じように実に繊細に造られているのだ。ちょっとでも手を加えると強度が著しく減少するのだ。

それらを改造して再構築するにはあまりにも精密な金属加工が必要とされるが、現時点の所有工具ではそこまでの精度が出せないのである。無理にやってやれない事は無いのだろうが、強度の問題がありそれもまた難しそうだった。だが!躊躇している場合ではない!やってみれば何とかなる!命まではとられんだろう!と甘い考えで5月12日昼から作業を開始した。

だが・・・その目論見は早くも打ち砕かれる事になった。ううう・・・ううう・・・金属用のエポキシパテを使い車輪にボリュームポットを取り付けるところまでは何とかうまく行ったのだが、そこに盲点があったのだ!右前輪をボリュームに加工しようと思っていたのだが、何を勘違いしたのか、左後ろの車輪を外し加工しちまったのだ!しかし構造上、ここにはボリュームは取り付けられない!くっそ〜〜〜!!!


Dodge Viper RT/10は無惨な姿となってしまった・・・。

すでに、シャーシのタイヤ回りは壊してあるので、もう元には戻せない。かといって、アルミ板なんぞをそろえて加工しようにもそこまでの精密加工は出来そうにも無い・・・。く〜〜〜!!!バラした部品じっと眺めているだけではどうにもこうにもならんぞ!東国原知事は「宮崎をどげんかせにゃいかん!」と言っていたが、私は「シャーシをどげんかせにゃいかん!」とつぶやくばかりである。しか〜し!やはりもう元には戻せない・・・ふっふっふ・・・いかにもtanabe.tvらしい展開になって来たぞ〜!ワハハハ!(おいおい!笑い事かよ!)

ふと我に返り、ではこれから先どうすれば良いのだろうか?と悩み始めた。

1. シャーシ回りをアルミ板などで強固に再構築し、最後まで作り上げる。

2. とっととこの車種を諦め、別車種で組み直す。タイヤボリュームはもちろん諦める。

選択肢はこの2つしか無い。じっくり部品を眺めてみたが、やはり再構築はどう考えても難しそうだ。ううむ・・・こいつでの製作続行は諦めよう!あまりにもバラし過ぎたもんなあ・・・。では、次の車種はどれにすれば良いのだろうか?リビングの飾り棚ににじり寄りじっくり観察をはじめたのだが・・・。

そもそも今回の車種に決めた際、電子パーツを組み込むのに一番適した構造をしていたのがDodge Viper RT/10だったのだ!それをオシャカにして次を探すのだから、どこかに問題点は出てくるはずだ。じっくり観察すればするほど次の車種は見つからないのだった。

最大の問題点は、出入力のジャックを設置する場所である。Dodge Viper RT/10は理想的にほとんど加工せずにトランクに設置できたのだが、こいつ以外はトランクがそのように出来ていないのだ!マズッタなあ〜!で、どうする?

取りあえずターゲットを決めて、アンプへの加工が可能かどうかを検討しなければならない。悩んだあげく今回選び出したのは「Ferrari testarossa」だ。エンジンルーム回りに入出力を造れば何とかなりそうな気配がする。しかし、作業はやや困難を極めるのが見えるなあ。前回の失敗をふまえて、今回は慎重にいこう!もちろんボリュームやゲイン調整は付けない事にする。


Ferrari testarossa

作戦変更を決意すればすぐに行動するべきである!直ちにFerrari testarossaは分解された。が・・・やはり手強かった。パーツを取り付ける為の別の補助パーツを造らなくてはならず困難を極めた。それが出来上がってもすんなりと出入力ジャックは収まらなかった。どうしてもスペースが狭くて入らないのだ。

ジャックのケースを削り、シャーシも削りギリギリのサイズ合わせを繰り返しながら、ようやくはめ込む事が出来た。今回はスイッチ付きジャックが使えないスペースだったので、短いノーマルジャックを使用した。という事は、どこかにスイッチスペースを確保しなければならないのだ。組み付けるのがかなり苦しい状況となった。

さらにバッテリーを収納するスペースもなかなか決定せず、試行錯誤しているうちに夜になり、20時過ぎにようやくバッテリーは奇跡的な配置で納める事が出来た。フロントにあるトランクだ。1mmずれるともう収まらない程のシャーシ加工のきわどさである。これでなんとか本日の作業は終える事が出来た。続きは電子パーツが届いてからの作業となるなあ。



実は、今日の作業を行っている途中でふと「俺はなんでこんな無意味な事をやってんだろ?なんでこんな事で苦しまなきゃなんないんだ?」と自問自答を繰り返し始めてしまった。自分でも良くわからない欲求に突き動かされてやっているような気はするのだが、そもそもアンプ作りと車の加工は全く別次元の作業のような気がする。なんでこれを一緒にしなければならないのか?言い出しっぺである自分がこんな疑問を持ち始めると収拾がつかなくなるのだが・・・。

以下次号へ続く!


本日の結論
電子パーツはいつになったら届くんだよ〜〜〜!

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