歪音的希少品
2007年04月21日 人々はそんなに欲しているのか・・・!


「気になるなあ・・・

最近、真空管アンプに興味がわき専門書を読み始めたり、キットを注文したりしているのだが、これは小型ギターアンプだけでどこまで気持ちよい音が出せるかを知りたい、経験してみたいという欲求がやらせていることである。自宅には50wの真空管アンプは存在するので、真空管アンプそのもののサウンドは知っているのだが、小部屋で聞くための小出力真空管ギターアンプを現在は欲しているのである!

つまり、私はアンプそのものの音を探しているのでエフェクターはあまり興味がないのだが・・・昨日の啓示倉庫へ登録会員00205是永様が「ほしい!今すぐ欲しい!だれか譲って!」と書き込まれていた「ZEN DRIVE」とは一体なんぞや?一流プロギタリストがそれほどまでに欲しがるものとは一体何なのか?調べてみた。


ほほう!世界的に品薄状態が続いているハンドメイド・オーバードライブのようだ。特にロベンフォード等の有名ミュージシャンが使用していることで人気が上がり、メーカーはバックオーダーを大量に抱えており、今発注しても1年後にならないと手に入らないようだ。一説には現時点のバックオーダーだけでもメーカーは作りきれるかどうかわからないという都市伝説も・・・。

さてそこで気になるのは価格である。もともとの販売価格は150ドルらしいが、市場ではプレミヤが付いているので、かなり高値になっていると聞いた。ちなみにヤフオクでは5万円台だったなあ。eBayでも500ドル近かった。オークションでは日米ともに同じような価格だな。しかも数はほとんどない。欲しい人が多くて台数が少なければ、経済の原理として高値になるのは必然である。

コンパクト・エフェクターは電子部品の組み合わせである。電子部品は量産品である。基本的に考えれば量産品は均質のはずだ。オーバードライブの回路がそんなに複雑だとは思わないので、そこに使われている電子部品もワイヤ類もそれほどの量ではないはず。そこで少し疑問がわいてきた。世の中にはオーバードライブがそれこそ星の数ほど種類があるはずだ。同じような電子部品を使っていながらなぜ「ZEN DRIVE」だけがこれほどまでに評価されるのか?


ZEN DRIVE の 内蔵

厳密にいえば、量産品の電子パーツでも出来に善し悪しがある。1個1個の品質を吟味し組み上げれば、それなりに上質のエフェクターが出来上がるのは理解できる。しかし、それをやっているブティックメーカーも多いはずだ。私が持っているブースターもそのようにして作られたハンドメイドの逸品だ。にもかかわらず世界中で「ZEN DRIVE」人気である。いったい何が違っているのだろうか?気になるなあ・・・。

ちなみに真空管を使った「ZEN DRIVE II」も存在している。こちらでデモが聞けるぞ!
http://video.google.com/videoplay?docid=-8457557622029057083



本日の結論
エフェクターをあれこれ言う前に、私は真空管の勉強しなくちゃ!

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