増幅的勉学始
2007年04月19日 真面目に取り組むと・・・!


「声をかけていただきたい

さてと、アメリカのショップにギターアンプのキットを発注したところまではご報告したが、その先の問題を考えてみた。前回の最後に問題点として「マニュアルが英語」と書いておいたが、実はそれ以前の問題もあるのではないか?と思い始めたのだ。

真空管の知識もなく、ただやみくもにマニュアル通りに組み立てることが果たして楽しいのか?回路図のイロハを知らずに線をひっぱりまわして楽しいのか?また、些細なミスが命取りになる高電圧をいじりまわす行為は、事前の勉強を必要としないのか?

ただ単にハンダで接続すればよいってもんぢゃないのでは?もっと書けば、事前の勉強をすることで、ハムノイズ対策も出来るのでは?と久しぶりに真面目になって問題点を見つけ始めたのであった。しかし、この問題点は大げさに例えればこんな風にも考えられる。「海外旅行に行くのにジャンボジェットの操縦法を学ぶ」に等しいのではないか?遠い回り道をしているのではないのか?などと日々自問自答が繰り返されるのであった。



しか〜し!新しい世界のへの入り口に立った私は、その世界のなんたるかをすぐに知るべきなのだ!今わたしは知的興味の世界からの誘惑をふりほどくことができないぞ!そうなるとまずは「専門書」で入り口のドアを叩くことにしよう!わかりやすい専門書はどこにあるのだ?WEBを駆け巡りギターアンプ製作者たちの推薦書を探してみた。ほほう!多くの方々が勧めている本が見つかった。「はじめての真空管アンプ」ううむ・・・わかりやすいタイトルである!

本来はオーディオ用の本なのだが、基本的な仕組みは同じなので、ギターアンプの設計にも役立つというのである。初心者向けの丁寧な解説が売りだという。それさえわかればAMAZON.COMの出番だ。いつものようにサクサクと注文をした。手慣れたものである。だが・・・価格は思っていたより高かった。さすがに専門書だけはあるわい。3,150円也!

ちなみにこの本は20世紀末に発行された本である。コンピュータの世界だとそのような本は時代遅れとなるが、真空管アンプの世界は「ビンテージアンプ」という言葉が示すとおり結構古いものが珍重されている世界なのだ!むしろ古い時代のギターアンプのパーツをわざわざ探している御仁も多いのだ。しかも古いパーツは信じられないほど高いのである!私はそこまで凝ろうとは思わないのだが、果たしてどこまで連れて行かれるのかは現時点で予想もつかない。配線材1本で音が変わる世界だとも聞いているしねえ・・・。

毎日の電車出勤は片道45分である。往復で1時間半だ。この時間を「真空管アンプの構造」を知ることだけに費やすれば、かなりたっぷりと長時間勉強に集中することができる。往復の電車内が一気に勉強部屋へと変身するのだ!久しぶりだなあ〜!この湧き上がる勉強欲は!なんだか鳥肌が立ってきたぞ!これからしばらくの間、もし東横線や日比谷線の中で「はじめての真空管アンプ」なる本を読んでいる中年(初老)男性がいたらそれは私である!やさしく「頑張って!」と声をかけていただきたい。ただし若い女性に限るが(限るのかよ〜!)




本日の結論
すぐ本が届いたが、ぱらぱらめくってみると・・・
回路図を眺めただけで吐き気がした!(おいおい!)

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