決定的再就職

2007年03月09日 ようやく春が来る・・・!


本題に関係ない画像!

「私は労働環境を選ぶ事にした」

まずは前フリから。
昨夜、定番の深夜訪問で登録会員00205 是永様が当家に顔を出された。世間話をしつつ、先日サドルを象牙に変更したばかりの BugsGear DR-50TWC をサウンドチェックの為に弾いてもらったところ「あっ!良い音してる!低音が出てますねえ!ハイもちゃんと出てるし!」と今回も合格点を頂いた。嬉しい評価だねえ〜!これでBugsGearは全部象牙サドルに変えてしまったので次はアレをやってみるかあ〜!(アレってなんだよ?)

さらに「安いアンプでもいい音が出せる設定」を教えてもらう事に。当家にある VOX Pathfinder10(売価6千円台)の設定だ。

TREBLE 3  BASS 3  VOLUME 3 そして Overdrveを ON にしておいて、GAINを0から徐々に上げて行き、ぎりぎりクリーンの状態を保つと、とても心地よいサウンドが得られるという事だった。今朝になってさっそく試してみたところ、ほほう!クリーンを保つというよりもむしろかなりGAINを上げて歪ませた方が、私には気持ちよいサウンドになると感じたぞ!しかもボリュームが3なので、自室で弾くのに程よい音量になるのだ!最近あまりエレキは触っていなかったが、これでまた楽しめる気がして来たなあ!

で、本日の本題へ移るとしよう!

この一年間ずっと鬱病の治療の為に休職して来たが、今月一杯でその休職期間も終わりとなる。体調は今年に入り急激に良くなり始め、さらに2月中旬からは全く問題ない状態が続いている。ようやく働いてもいいかなという気になって来た。モチベーションが上向きになって来ているのを感じる。なんとか休職開けに間に合ったようだ。とは言え抗鬱剤は飲み続けているのだから、まだまだ予断を許さない体調であると考えなければならない。

人は健康であれば働かなければ食っては行けない。日本国の三大義務の一つ「労働の義務」を果たさなくてはならない。4月から社会復帰するにあたってどうするのか?この問題は休職中ずっと抱え続けていた。まず最初の疑問が、自分が所属していた会社に復帰して果たして私ができる仕事が残っているのか?であった。事情をいえば、私が休職している間に会社には他の会社の資本が入り引っ越しもした。さらに上層部が他から来た人々によってコントロールされている事実がある。

新しく動き出している会社は、新しい血で動かすべきだ。私が居たときと変わってしまった構造の中に私の入り込む隙間は無いと自覚していた。戻れない会社になってしまったと感じ続けていた・・・。だが、いつかは食う為に働き出さなければならない。私の持つスキルがいったい何に使えるのか?その思いを持ったまま、長い鬱の眠りについていたこの1年間だったのだ。まずは鬱から脱却する事が最優先の課題だったのだが・・・。

新しい会社を立ち上げたばかりのA社社長から、昨年夏私に接触があった。古くからの知り合いである。私が鬱で休職している現実を知りつつのコンタクトであった。当家の近くまで尋ねてこられ「答えは急いでいないが、鬱から脱却し仕事に復帰する際には会社を手伝ってもらえないか?」という誘い。その時点では、私自身の集中力が保てなくて何も真剣に考える事、答えることが出来ず、とりあえず「久しぶりに他人と会話したなあ〜!」だけで終わっていた。

当時・・・私の漠然とした将来感は、まだまだ現実世界への復帰を遠い未来にあることだと感じていたのだ。真剣にとらえられなかった事実があった・・・。鬱が私の思考を蹂躙していた・・・。

その後、A社の社長とは直接会う事は無くなっていたが、時々メールが届くようになった。業務上の問題点に関し意見を求められたのだ。私の知識で考えられる事は答えておいた。そのうちに「在宅でも良いから働いてみない?」との発言もあったが、当面私は働く気はなかったのでそのままにしておいた。さらにメールは何度か続いた・・・。

やがて今年になり、私もかなり症状が好転し動き出せるようになって来たころ「散歩を兼ねて、会いに来てもらえませんか?」とA社の社長から連絡が来た。久々に都心へ出かけてみようとA社を訪ねる事にした。暖かい陽光降り注ぐ日に出かけた。A社はこじんまりした事務所だった。

昼時だったので、まずは社長と昼食を楽しんだ。外で他人と昼食をとるのはいつ以来なのだろうか?美味しかった。味覚もちゃんと戻って来ているようだ。かつて鬱になりはじめの頃は、砂を噛むような味覚に蹂躙されていたときもあったのだ。その後、A社の社長室で本題が始まった。「まずは今ある運営上の問題点と、今会社に何が足りないのか?これから何が必要なのか?将来への展望等」社長の説明は続いた。その最後に出された言葉は「ということで、当社に来て手伝っていただきたい!」だった。つまりヘッドハンティングである。

現状では働ける体調にまで戻って来ているが、私にはまだまだ鬱への不安がある。いつ再発するか予測が出来ない状況なのだ。それでも良いのだろうか?その部分は考慮した上での判断だと言う。いきなりフルスロットルで働くのは苦しいだろうから、まずは1年間を非常勤顧問として週に3日程度出社することはどうだろうか?との条件提示である。その分だけ給与は安いが、生活するには充分だ。その後、私の完全復活が確認できればその時にあらためて正式入社すると言う算段である。願っても無い条件だ!

さて、私はそのヘッドハンティング条件と現在の会社への復帰とをどう考えれば良いのだろうか?所属会社へ復帰する問題点として、もう一つ大きな事実が残っていた。それは鬱病の原因の存在だ。私が鬱になった原因がそこに必ず潜んでいるはずである。経営上の問題だけではなく、知らず知らずに蓄えられた対人的ストレスも無視できない。それらが確実に待ち構えていると考えられる労働環境に戻る事は、鬱の再発の可能性を意味する。もう二度とあの鬱感覚の世界には戻りたくない。仕事の内容というよりも、私は労働環境を選ぶ事にした。

先月から2回にわたり所属会社の社長と面談した。鬱からの回復報告は喜んでいただいた。そして、会社を退任し新しい会社へ移籍すること。さらに1年間は非常勤顧問で働く事等を報告し快諾してもらった。これには裏で私の知らないうちに別の事情と画策が動いていたのだが、それはいずれ新会社での労働環境が整ってから時期をみてご報告することにしよう!

今まで書いて来た事情によって、私はこの春から新会社で働く事が一昨日決定した。この歳で再就職というのもハローワークでは難しいだろうから、とてもありがたいことだ!しかも望まれて移籍するのだ。頑張って働きたいとモチベーションも上向きになるではないか!

休職期間はいよいよ残り3週間となった。さ〜て、残りの日々は何をして過ごそうか?



本日の結論
働く不安もあるが、何とかなるだろうな〜!

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