南国的数日旅
2006年09月24日 カードが命!


ホテルの窓から見えた風景

「真っ昼間に寝ているのはゼ〜タクな気分だ!」

7月のある日、娘から「9月に5日間の短い旅だけど夫婦で楽しんで来てね!」と突然プレゼントされたグアム旅行だった。私がグアムに行くのは20年ぶり3回目、妻は28年ぶり2回目である。一つ問題があるとすれば、妻は海に潜りたい派であり、私は海が嫌い派なのだ。これをなんとかクリアしなければならない。

そしていよいよ出発の時が来た。9月19日である。発着は羽田なので近くてラクチンだわ!と思っていたのだが・・・で、よ〜くスケジュールを確認してみると・・・5日間のツアーであるがその5日間の実態は・・・うおおお〜〜〜なんぢゃこりゃ〜〜〜!!!

1日目 22時羽田国際空港集合 24時出発。なんと初日は集合だけの日なのである!

2日目 05時ホテルチェックイン。その後は自由行動。

3日目 自由行動

4日目 自由行動

5日目 0時30分 ホテルチェックアウト。02時15分空港発。なんとこれまた出発だけの日!

てなことで、実質は3日間の旅なのだった。ではその3日間で何をやるのか?あらかじめ何も予定していなかった私たちは、行き当たりばったりの状況で2日目のホテルチェックインを済ませた。ホテルは「FIESTA RESORT GUAM」リフォームしたばかりのホテルで奇麗だ。しかもどういうわけか部屋がスタンダード・ツインから勝手にスーペリア・ツインにグレードアップされていてゆったり過ごしやすい状況。ラッキーである。窓からはオーシャンビューが美しく、タモン湾が一望できて気分が良い。徹夜明けの到着なのでしばし寝る事にした・・・ところが気がつけばもうお昼。あわてて昼ご飯に出かける事にした。

 
最初の昼食は「ワールド・カフエ」でバイキング

とりあえずホテルの中のレストランでバイキングを楽しむ事にした。食事はおいしかったのだが、締めのデザート類がイマイチ・・・でも腹一杯食べて居るうちに眠気が襲って来た。グアムと日本は時差が1時間しか無いので、時差ぼけは無いはずだが・・・。とにかく眠いので、いったん部屋へ引き上げてしばし昼寝をする事にした。外は燦々と降り注ぐ太陽、若人達はプールや海ではしゃいでいる。それを尻目にあえて冷房の効いた部屋で真っ昼間に寝ているのはゼ〜タクな気分だ!

なんてな事をダラダラ書いていても他人には面白くないので、今回気付いた最大の事実を書いてみよう。これからグアムに行かれる方の役に立てば良いのだが。

下の画像をご覧頂きたい。これは妻名義のカードなのだが「コンチャカード」と呼ぶ。当初、旅行の書類が自宅に送られて来た時に同封されていたカードである。その時点では「何だこのカードは?なんかのサービス券か?どうせたいしたことないよな!」と思っていたのである。ところが現地に行ってみると・・・!



観光案内パンフレット類を良く読むと「コンチャカード」を提示すると路線バスに無料で乗れると書いてあるのだ。今まで私は海外には何度も行っているのだが、いつも仕事だけだったので路線バスなんぞに乗る事は一度も無かった。今回初めて観光で海外に来たようなものだったのだ。つまり観光初心者である。すなわちバスを使わざるを得ない状況である。

各旅行会社が発行している似たようなカードは10種類以上存在している。ところが、そのカードの種類によって特典の違いがあるのだ。例えばこのような出来事があった。バス停で路線バスを待っていたところ、若い夫婦が私たちの後ろに並んだ。彼らが持っていたのは私たちとは違うカードである。そしてバスが来た。私たちは行き先を告げつつ「コンチャカード」を運転手に見せたところ、バスに乗るように指示された。ところが若い夫婦はカードを見せた途端「No!」と言われてしまったのだ。観光客にとっては意味が分からない仕打ちである。カードによって乗れるバスが限定されているのだ。呆然とバスを見送る若夫婦であった。

そのような光景はその後何度も目にする事になった。そして理解した事は「コンチャカード」はオールマイティーである事。どの路線のバスにも自由に乗れるのである。バスは頻繁に走っているので、便利この上ない。さらにレストランによっては「コンチャカード」を示すとアイスティーが無料になったり、ビールが無料になったりと、特典がいっぱいなのだ。

どの路線バスにも自由に乗れるという事は、グアムのような狭い島では「ほぼ自由に島中を動き回れる」ということである。かくして私たち夫婦は「コンチャカード」を使いまくり動き回ったが、交通費はほぼ使わずに3日間を楽しんだのであった。これによる教訓は、グアム旅行のツアーに申し込む時は「コンチャカード」付きのに限るってえこと。現地での自由度が違うぞ〜!

3日目、妻は本場物のハンバーガーを食いたいと言い出した。私は今回の旅に関して、一切妻に反論する事はやめると心に誓っていたので「はいはい!」とアウトレットモール内のバーガーキングへ出かけた。以下の画像は、目の前に出された大きなハンバーガー「ダブル・ワッパー」に呆然としつつも果敢に挑む妻の姿である!コーラもでかいカップだ!



海に潜りたい妻と、海水に浸かりたくない私がお互いに歩み寄って選んだオプションツアーは「アトランティス」なる潜水艦で海底の様子を遊覧するものだった。水深15メートルから50メートルまで潜水艦で動き回り、南国の魚の様子、珊瑚の様子が目の前にくり広げられたのだった。船酔いもせず楽しめたぞ。

さらに、チャモロビレッジの夜市、島巡りバスツアー、マジックオン・アイス・ディナーショー、ポリネシアンダンス・ディナーショー等のオプショナルツアーに参加し、3日間をフルに楽しんだのであった。

やろうかどうか一瞬迷ったのは「実弾射撃」だ。私は今までアメリカに行くたびにさんざん「実弾射撃」は楽しんで来たので、今更という感もあり今回はパスした。ところが、後で聞くと妻はやりたかったようだ。それではまた次回の楽しみとして取っておきたまえ妻よ!(次回っていつだよ?)

最後になったが、休みを取り深夜の羽田送り、早朝の羽田迎えと車で動き回ってくれた娘に感謝しつつ、さらに次回の旅行チケットはいつプレゼントしてくれるのだろうと甘い考えが抜けない私である!



本日の結論
海に入らなかったのでナマコは踏まずに済んだぞ!

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