映画的記憶無
2006年08月21日  40年ぶりに観た!


「そんな感じの再放送だなあ」

夏休みもいよいよ今日で終わりだね〜!今頃、残してしまった宿題の山を前に泣きながら片付けている小学生も多いことだろうな。大変だろうが頑張って片付けたまえ!大人になると、そんな宿題も課されていないのでのんびり過ごす8月31日である。小学生たちよ!くやしかったら早く大人になる事だな!

そんな夏の終わりはまだ蝉の鳴き声がうるさい日々である。当家の網戸に取り付いて鳴いている蝉が時々いるのだが、特にこれが家中に響き渡ってうるさくてしょうがない。セミは樹に張り付いて鳴くもんだろうが!なんで網戸なんだよ!と、私がわめいたところでセミに分かるわけも無いか・・・。

今週、テレビ東京の「午後のロードショー」はクリント・イーストウッド特集であった。月曜日から4日間、4本の映画がオンエアされた。「シノーラ」「白い肌の異常な夜」「マンハッタン無宿」そして本日の「荒野の用心棒」である。4本とも今回観たのだが、私が過去に観た事があるのは「荒野の用心棒」だけであった。ちなみに。クリント・イーストウッドの本名はクリントン・イーストウッド・Jr.である。

「荒野の用心棒」は1964年の作品なので、東京オリンピックの年に作られた作品だな。俗にいう「マカロニ・ウエスタン」のハシリである。私がそれを観たのは40年前であった。中学2年制の時だったと覚えている。私は映画が好きなので、たいていは多くのシーンを記憶しているのだが、本日「荒野の用心棒」を観て驚いた。な〜んにも記憶していないのである。終盤にたった1シーンだけポンチョの下から鉄板が出て来るシーンだけ覚えていたが、それだけというのは自分でも不思議でならなかった。というよりも必ず記憶しているとの自信が崩れ去り情けない気分に陥ったのである・・・。

で、4日間を観終わっての感想は「古い映画はつまんねえ!」だった。西部劇に新しいも古いも無いような気がするが、やはり映像の作り方が古めかしさを感じたのだ。「マンハッタン無宿」もその名の通りニューヨークが舞台になるが、これまた映像が古すぎてどうもなじめない・・・。映画って面白いものだが、結局時代性には勝てないってことか?

残念ついでに言うと、現在テレビ東京で毎週月〜水の昼間に「マイアミ・バイス」が再放送されている。80年代の大ヒット刑事ドラマだ。日本でオンエアしていたのは18年ほど前だろうか?当時は私も興奮してみていたものだ。知人のアメリカ人も当時のアメリカではオンエアの時間になると仕事をとっとと片付けてテレビにかじりついていたのを知っている。そんな面白い番組だったのだが、今になって再放送を見ると・・・あらら・・・こんなもんだったのか?と思えるほど映像に新鮮みが無い。再放送を楽しみにしていたのにもうガックリである。

同窓会を久々に開いたら、みんながジジイババアになっている現実を知ってがっくりしたような、そんな感じの再放送だなあ。でも、よく考えると私が面白がって観ていたのは、シーズン2や3だったような気がする。現在の再放送はまだシーズン1なので、面白くなるのはこれからか?

無駄知識
「マイアミ・バイス」でドン・ジョンソンが使っている拳銃の「ブレンテン」は、実銃の性能に問題がありトラブルが多かったため、現実には売れなかった銃である。つまり他の番組や映画ではほとんどお目にかからない拳銃なのである。それをあえて使っているという事は、実にマニアックな番組だったのである。



本日の結論
「マイアミ・バイス」と「荒野の用心棒」は無精髭つながり!

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