印度的後庭楽
2006年06月24日  カレーのBGMだって?


「屁理屈をこねたくなるよな!」

すっかり日本の国民食となっているカレーだ。それぞれの家庭にそれぞれの味が有るはずだ。誰しも基本的なカレーの味が舌に染み付いているはず。自宅のカレーの味の事だ。私は当然であるが、当家の妻が作るチキンカレーが一番好きである。ただ残念なのは、その味が毎回安定していない事だ。10回中5回、つまり5割の確率で私好きの味に仕上がるのだ。もちろん作って2日目のカレーが好きであるのは当たり前である。

さて、これから夏に向かい、カレーが暑気払いに美味い季節となる。汗をダラダラ流しながら食うのも良いだろう。冷房がんがんの部屋で食うのもこれまた良し!そして、時には本格印度カレーを食いたくなる日も有る。印度料理屋でナンとともに頂く様々なカレーは、日本の家庭で食うのとはまた違った旨味が有る。

その旨味の増進となるのが、香辛料だけではなくBGMの存在だ!シタールのビョ〜ンビョ〜ンしたサウンドが、いかにも印度の雰囲気を盛り上げる。この音で「ああ〜!印度カレ〜だ〜!」と耳からも納得させるのである。となれば、家庭でカレーを作って食べる際にもあの印度風サウンドを流したら、さらに美味さが盛り上がるのではないだろうか?

そこに目を付けた人々が居る。下の画像を見ていただきたい。自宅カレー派の人々へ救いの手が差し伸べられたのだ!自宅でシタールのBGMを聞きながらカレーが食えるのである!全25曲CD3枚組であるようだ。この画像は登録会員00013ごるごぢゃ様より送られて来たものである。



これさえ手に入れれば、自宅が印度カレー屋風に早変わりするのだ!と・・・喜んでいたのだが、よ〜く考えてみると、通常、家庭で食べているカレーは印度カレーではない。かつて印度がイギリス領であった時代に、印度からイギリスへカレーが渡りその後、イギリス風にアレンジされたモノが現在日本中の家庭で楽しまれているカレーの正体だ!そうなると、自宅のカレーは印度カレーではなく、イギリスカレーであると言える。

イギリスカレーであれば、家庭でのBGMはバグパイプのサウンドが正統派ではないのか?なんてな屁理屈をこねたくなるよな!でもバグパイプでカレーは食えねえなあ〜!やっぱりカレーにはシタールだね!ああ・・・うまいカレーが喰いてえ〜!ビョ〜ンビョ〜〜〜ン!!!



本日の結論
カレー臭よりも加齢臭が気になる最近の私。

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