適用的低価格

2006年02月11日 32条についての情報・・・。
精神保健福祉法32条再び

「体の底から湧いて来て」

再び32条について。

昨年12月9日に「精神保健福祉法32条」について書いたことがある。「鬱病患者」すなわち病院の精神科に通う者は、どうしても治療が1年以上と長期にわたるため、経済的負担が大きくなる。重症だと休職し数年間も通院している方々もいらっしゃるようだ。私ももう10か月近く通っている。1回あたりの診療費や薬代は4000円程度になる。で月に2回〜3回の通院だ。そうなると交通費も出て来るし、貧乏人には辛い長期間出費となるのだ。ついついお金がなくて通うのをやめてしまう若い患者もいるのだそうだ。

そこで地方自治体がその状況を救済しようと「精神保健福祉法32条」を定めている。医師が認定してくれれば32条が患者に適用になり、ほとんどの治療費や薬代を自治体が支払ってくれるのだ。一度認定されると有効期間は2年間である。私が住む神奈川県では、保険支払いでの3割負担が0.5割負担に激減してしまうのだ。それを知った私は、昨年12月に申請しておいた。申請した時点ですでにある程度安くなっていたが、それがようやく正式認定され、私も「精神保健福祉法32条」適用患者となった。状況の違いによる支払いの金額を書いてみよう。

適用前 診療費用1400円 薬代2500円程度 合計3900円程度
 ↓
申請中 診療費用 薬代 合わせて 2200円
 ↓
適用後 診療費用 薬代 合わせて 440円

そうなのだ!私は今月から1回の診療あたり440円で薬まで出してもらえるようになったのだ。なんと言う激減ぶりだ!この金額なら真面目にこれから先も長期にわたって通院が続けられるではないか!ちなみに東京都では32条が適用されると患者の支払いは0円になるそうだ。全額を東京都が支払ってくれるのだ。うらやましい都政である。都民はこの制度を大いに利用すべきだぞ!

ところがだ・・・先日「川崎市福祉保険局」から書類が送られて来た。4月1日から新しい制度に変更すると言う。新制度への切り替えの為に書類に書き込んで申請せよとの通知なのであった。良〜く読んでみると、制度変更では患者の負担が1割になるようだ。つまり私の場合は1回の診療で880円になるのだ。この程度の負担増は仕方がないだろうなあ。以前から比べりゃそれでもかなり安いのだから。と思いつつ書類を作成する私であった。

このWEBの更新頻度が最近少し安定していることでお分かりの通り、私は精神状態がかなり上向きになって来ているのを自覚している。というよりも「まあいいか〜!なんとかなるさ〜!」と自分を鼓舞している感があるのだが。一番の変化に気付いたのは味覚だ。食べ物を美味しいと長い間感じていなかったのだが、このところ急激に「食事が美味い!」と感じるようになった。食べものの味の輪郭がはっきり分かる感じだ。精神状態の変化安定により、味覚が正常に戻って来たのだろうな。朝昼晩と3食をきちんと食べるようになった。その結果、少し太り始めたのだが・・・(おいおい!太ったのかよ〜!)

もうひとつ気付いた事がある。それは貧乏揺すりだ。最近まで何もやる事が無いとただボ〜っと座っているだけだったが、このところ頻繁に貧乏揺すりを繰り返している。これはイライラから来るものでは無く、体が動きたがっているのだろうと想像する。つまり、活動の要求が体の底から湧いて来ているようなのだ!春めいて来たし、そろそろ体を動かしてみるか!

まめ知識として
現在私に処方されている薬の中に「ドグマチール」というものがある。この薬は本来、胃や十二指腸の粘膜を改善する薬だったようだ。ところが、副作用として鬱の改善にも効果があると分り、今ではメインで精神系の処方にも使われるようになったそうだ。ところが「ドグマチール」の副作用には他にもあり「食欲増進」とか、長期服用で男性の胸が膨らむというものもあるそうだ。 食欲が出て来たのは感じるので、次は私の胸が膨らむのか?(膨らますなよ〜!)



本日の結論
この32条適用によりさらに「鬱」が軽くなったような気がする!

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。


GO TO HOME PAGE