包丁的英国切

2006年02月09日 包丁を買い替えてみた・・・。


半熟卵もスッパリ切れるらしいが・・・

「メーカーの言い分もあるので」


妻が、ネット通販で探していた包丁セットをやっと見つけ出した。以前に一度テレビの通販番組で見つけて購入を申し込んだのだが、いつまでたっても送られて来なかったことがある。問い合わせしてみると、あまりの人気商品ですぐに売り切れてしまったのだと言う。そんないきさつがあり「釣り逃がした魚は大きい!」と妻はずっとネット販売で同じ商品を探し続けていたのだ。そして何社かが販売しているのをようやく見つけて、そのなかで一番安かった会社に申し込んだ。今回は料金振込後2日目にはもう届いていたのだった。

さて、いったい妻に何故そのようにしてまで購入したいと思わせる包丁セットだったのだろうか?しかもイギリス製であるという。私の常識では信じられないのだが・・・。刃物と言えば日本では岐阜県が有名だ。海外ではスウェーデン製やドイツ製が有名だ。それなのにあえてイギリス製なのだ!それが日本製に勝っていると言うのか?

この包丁の人気の理由は「20年間絶対に研がないで下さい!」が売りである!20年間研いではならないと厳命しているのである!構造としてはステンレス合金の本体の刃先部分がチタンでコーティングされている。20年研がなくてよいということは当家の場合、もうこれから先ほぼ一生研がなくてもよいかも知れないと言う結論になる。しかも保証書付きで、保証期間は「20年」と記されていた。ほほう!そこまですんごい包丁なのか!と値段を観たら、当家が仕入れたのは3本セットで8千円(送料込み)程度なのだ。安い!やっす〜いぞ!

届けられた3本セットの包丁を妻に見せてもらった。なんだこりゃ?ステンレス合金部分の表面の仕上げがかなり粗っぽいなあ。擦り傷がいっぱいあるなあ。日本では絶対このような表面仕上げでは出荷しないはずである。検品時点ではねられてしまうはずだ。刃先は確かにチタンコーティングでゴールドに光っているが・・・。包丁は見た目より切れ味である。まあいいかと妻に聞いてみた。「トマトを薄〜くスライスしてみたら見事に切れたわよ!」ふ〜む・・・新しい包丁はどれだって同じように良く切れるんではないか?

とは言え、こやつは20年保証である。メーカーはよっぽどの自信があるのだろうな。だが、20年経つ前にそのメーカーがつぶれたら保証はどうなるのだ?昔私が買った「ソ連製の時計」は買ってすぐに「ソビエト社会主義共和国連邦」が無くなってしまったので、保証書の意味が全くなかったことがある。「イギリス」が無くなってしまうことはないだろうから大丈夫だろうが・・・。そのメーカーは100年以上の刃物製作の実績があると言うし。

しかしなあ・・・日本人の刃物好きとしては、どうも仕上げが気になるのだ。刃物を販売するならぴっかぴかに鏡面仕上げして傷一つない状態にして欲しいよなあ・・・。てなことだが、メーカーの言い分もあるので、WEBに掲載されていた説明文を転記してみる。



20年間切れ味を保証する英国老舗のチタン包丁
固い肉から野菜まで用途に応じてサクサク切れる


砥ぎ石で砥ぐのは面倒くさいが、研がないと切れ味が悪くなる...。そんな悩みを一気に解消したのがこの包丁。切れ味は20年間保証で、正常に使用して切れなくなった場合はメーカーが新品と取り換えるという自信作。その切れ味の秘密は、外科用のメスにも使われているステンレスを刀身に使用し、その刃先の片側に硬度の高いチタンがコーティングされていることです。また、柄と刀身の結合部に隙間がないので、雑菌が繁殖しにくく、衛生的なのもうれしいですね。

20年間保証 リチャードソン・シェフィールド社
鉄鋼のメッカ、英国シェフィールド地方で1839年に設立。ヨーロッパNo.1の売り上げを誇っています。キッチンナイフを製造主体に、創業以来160余年の歴史を誇り、世界80カ国に輸出しています。英国で最も権威のある輸出貢献企業に与えられる賞「クイーン・アワード」を2度獲得した会社です。

ちなみに妻が初めて使ってみた感想を聞くと「じゃがいもの芽が取れない!」という。この包丁の形状では握り側の角に刃が付いていないので当然の結果である。イギリスでは包丁の手前の角を使うような使用はしないのだろうか?しないんだろうなあ・・・。



本日の結論
てなことでメーカーは自信ありありの様子なので、
当家でもじっくり使って20年後の2026年にもう一度ご報告致そう! (忘れてるって!)

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