深夜的重低音

2006年01月20日 どこから聞こえて来るのだろうか?


宇宙には持って行くのだろうか?

「逃げ出すわけにいかんし」

仮面ライダー「響(ひびき)」の一人が振り回している武器はどう見ても「ギター」である。弦をかき鳴らすアクションさえしている。ギターをあんな風に武器として使用しているとチューニングは狂うは、ネックは折れるはで、大変だろうなあ。なんてなくだらない心配をしてしまう昨今のワタシである。

仮面ライダー「鼾(いびき)」こんなもん出来るはずもないシリーズであるが、本日のネタは「鼾」である。

当家が寝室を家庭内別居にしたのは既に10数年経っている。原因は私の鼾(いびき)であった。当時の私はまだ酒を嗜んでいた頃なので、日々酔っぱらっては大鼾で妻に迷惑をかけ続けていたのである。ある日、限界に到達した妻はあっさりとベッドごととなりの部屋に移動して行った。

ところが、いざ家庭内別居をしてみると、寝る時に時間帯や騒音にお互いに気を使わなくてもよいので、灯りを付けて好きなだけ本を読み続けたり、MacでWEBを更新したりと自由に動けることが分かった。休みの日にはお互いに好きなだけ寝ていられるのだ。けっこうイケテル家庭内別居となった。私がお酒をやめ、緩やかめの鼾になったた今も別居は続いている。

最近気付いたのだが、妻もスポーツクラブで疲れきっていると、時には強めの寝息をたてていていることがある。私ほどひどいものではない軽いものだがが・・・。先日のことだった。深夜3時に私は目が覚めたのだが、原因は鼾がうるさくてである。枕を通じて重低音が響いて来ていた。遠くから聞こえてくるのだが、その音が気になり始めたらすっかり眠れなくなってしまった。

どこから聞こえてくるのだ?私は起きているのだから私ではない。それでは妻なのか?薄暗い部屋を抜け出し、私は廊下に出た。聞き耳を立てても妻の部屋方向からそれらしき鼾は聞こえて来ない。さらに妻が寝ている部屋のドアの前まで行ってみたがやはり何も聞こえない。原因はここではない。

もう一度自室に戻り、ベッドに仰向けに寝てみた。もう鼾は聞こえて来なくなっていた。な〜んだ。と思い寝返りを打った。耳が枕に密着したときだった「グ〜〜〜グ〜〜〜・・・」と重低音は聞こえて来たのだ。ううむ・・・どうも階下の部屋が怪しい。しかし、限定は出来ない、皆様ご存知の通り低音は方向を特定するのが難しい音響特性を持っているのだ。だが、お約束通り日々耳が枕に触れると重低音は私を直撃する。マンション暮らしの悲しさか・・・。それ以来度々、深夜の鼾に起こされた私は体勢を建直し仰向けになって両耳を枕からそっと離すのであった。

他人の鼾を吸収する枕材はNASAで開発しないのだろうか?宇宙飛行士たちは鼾をかかないのだろうか?スペースシャトルの狭い部屋の中で大鼾をかかれたら、他の乗組員はたまらんだろうなあ。逃げ出すわけにいかんし。いびき止めの薬「アンスノール」がスペースシャトルに常備されていたらお笑いなのだが。

だが待てよ?無重力空間では舌が重力によって喉の奥に落ちる事が無いので、そもそも鼾の発生が無いのか?それとも宇宙飛行士の採用に鼾を出すかどうかのテストがあのだろうか?そこんところの真実を知りたいものである。



本日の結論
鼾の発生源が判明しても他の部屋から止められんしなあ・・・。

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