六弦的魔力最

2005年11月22日 本日で丸3年目・・・!


この幻を追い続け29年目。

陳列されているに違いない」

2002年冬、11月22日にその悪夢は始まった。押し寄せる「嘘」と「反故」の嵐!あの日、Martin D-45をWEBオークションで落札した瞬間から、倉庫 番(くらこ つがい)はオークションの裏で蠢く深い闇に巻き込まれ、苦悩が始まった。Martin D-45は、納品されることなく、返金されることなく日々は過ぎて行った。自ら招いた災いであると後悔の日々が続いた。やがて状況の裏側が見え始めた時、倉庫 番は戦い抜く意志を持ち始めたのだった・・・。そして、2005年になり出品者からの返金が少しずつ始まった・・・これは、平成不況から脱しようともがく日本経済の逆風の中、果敢に謎に立ち向かっていった男の物語である。足掛け4年目に突入して、ついに最終回にたどりついたドラマである!

♪〜〜〜風の中のす〜ばる〜〜〜〜〜〜♪


私家版

プロジェクト
HEX(ヘックス)
「D-45を追え!最終編」


2005年10月13日になり出品者から3000円が振込まれて来たことで、今までに出品者が返済して来た額は、トータルでようやく倉庫 番(くらこつがい)が当初だまし取られた金額である438,000円に達した。これでとりあえず全額の回収は出来た。しかし、倉庫 番は出品者に返済延滞の利息を要求していた・・・。

その上、438,000円のうち、3万円は利息としてもらっておくと宣言した金額だった。さらに支払額の10%を遅延の利息として要求していたのだ。つまり、当初の返済の約束が果たされるとすれば、まだ73,800円は出品者から支払われなければならない。だが、今までの展開から考えれば出品者がそこまでつきあうつもりがあるとはとうてい思えなかった・・・。

請求したところで対応する相手でもない。ではどうするべきか?倉庫 番に出来る事は放置しか無かった。そのまま放置し経過を観察する事にしてみた。だがその後、驚く事に10月31日突然3000円が出品者から振り込まれて来たのだ!これはいったい何か?追加の利息分として振り込んで来たのか?それとも単なる手違いか?出品者は最終まできちんと対処するつもりなのか?それとも・・・。

さらに放置は続いた。そして2005年11月22日になった。銀行口座に動きはその間全く無かった。出品者の動きは止まってしまったようだ。つまり、利息分3000円の支払いで止まってしまったのだ。この時点でトータル441000円が戻って来たことになる。倉庫 番(そうこばん)は決して金銭的に損をしたわけではない。問題は長期にわたる精神的傷跡の癒し方である。騙され続けた事のいらだちに対する何かを必要としていた 。それは出品者に対して要求しても解決する話ではない。もうこの話はここで終わるべきであろう。その日、倉庫番は六弦的魔力戦シリーズを終わる決意をした。

結果としてD-45は倉庫番の手に入る事は無かった。しかし今、倉庫番はそれでいいと思っていた。あの時欲しかったのは「D-45」という「ブランド」であり「あこがれ」であり、けっしてアコースティックギターを弾きこなす事が目的でオークションに参加したわけではなかった。勢いでアヤマチを冒したに過ぎない。

さらに返金される過程で、DTMに出会った。そして諸事情が生まれ、様々な好意が重なり倉庫 番のオリジナルオーダーでDTMの特注品が届けられる結果と成った。11月8日に届けられたそのDTMはすばらしいギターだった。



倉庫番にとってD-45とDTMを比べれば、明らかにDTMの価値の方が上である。長い時をかけた戦いは結果としてプラスへと傾いて行った。その戦いの間にアコースティクギターBugsGearにも出会った。しかも既に4本手に入れていた。倉庫 番(くらこつがい)の中にD-45への思いはもう全く存在していない。


BugsGear OR-50TWTL

ところで、あのときオークションで落札した「MartinD-45」はどうなったのだろうか?その後、現物は岡山のリサイクルショップに存在する事が判明したが、結局長い期間に渡り「おとり置き」状態が続いていた。そして、何度かショップ店長と倉庫 番は電話とメールのやり取りを行ったが、一度も「無事に売れました!」との連絡は無かった。たぶん今もまだあの因縁のD-45は岡山のあの店に陳列されているに違いない・・・。

♪〜〜〜エンディングテーマ

2002年11月22日から始まったD-45オークション詐欺事件は、丸3年経った2005年11月22日の本日をもって記述を終わる事にする。つまり今日で最終回である。永年に渡り「他人の不幸は蜜の味」を御届けし続けして来たが、皆様の暇つぶしに少しでも役立ったのであればそれでよしとしよう。架空の人物かどうかよくわからなかった倉庫 番(くらこつがい)の存在も本日でおしまいである・・・。又してもtanabe.tvに大事件が起これば再度、倉庫 番(くらこつがい)が出動する日があるかも知れないがね〜〜〜!!!



本日の結論
3年に渡る長い間のご愛読ありがとうございました!

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