続編的妻帰省

2005年09月28日 やっと最終日・・・!

箸も洗わなくて済むように

切なる願いが」

帰省している妻からは現状報告が写メールで送られてくる。旨いものをたらふく喰っている様子がうかがえる。太って帰って来るに違い無い。妻の一週間の帰省もいよいよ本日で最終日となり、明日には帰宅する予定である。さて、そのような状況のなかで日々、私の独身生活はどうだったのだろうか?一般的に「鬼の居ぬ間の洗濯」などとうそぶく風潮があるようだが、果たしてそうだろうか?私の生活の実態はこうであった。

まず、いきなり朝が困ってしまった。目覚まし時計を2個セットしていたのだが、なかなか起きられないのだ。やはり長年にわたり「そろそろ時間よ〜起きて〜!」と声をかけられ続けていたのが習慣になっているのだろうな。時計のベルだけでは「起床モード」にならないのだ。時間ギリギリになって必死の思いで起き上がり、風呂場へ向かう。熱いシャワーを浴びてなんとか眼を覚まし、シャワー後は真面目に風呂場の壁を全てシャワーで洗い流し石けん汚れが残らないようにした。ひげを剃り、歯を磨く。

朝飯はバナナ1本にミルクと野菜ジュース。薬を飲み、気がつけばそろそろ出発時間が迫っている。そして、玄関まで出て初めて気がつくのである「朝刊を読み忘れた!」日々届いている朝刊夕刊は、ほぼ読まれずに玄関先に積み上げられている。読まれない新聞はただの紙くずである。なんてこったい!

で、いつもなら駅まで妻の運転する車で送ってもらうのだが、妻がいないのだからそれも出来ない。そうなるとバスか?しかし、当家近辺のバスは本数が少なくて時間がよくわからない。そこで私が選んだ戦法は、当家の車に飛び乗り、日吉駅まで自力で向かうのだ!駅ビルの上には大きな駐車場がある。そこに車を停めて電車に乗り換えるパークアンドライド戦法なのだが、この駐車場の料金は6時間以上は何時間停めても1,800円だ。つまり私が帰宅時の10時間後に出庫しても1,800円のままなのである。日々の駐車料金としては高いかもしれないが、妻不在の間の3日だけこの方法をとった。理由は簡単だ。どうせ帰宅時にタクシーを使うに決まっているからだ。そうなった場合、タクシー代と駐車料金の差額はとても少なくなるのだ。帰りも楽だし利便性を優先した出費ってわけだ!

そして、日々の食事は弁当に頼ることになる。毎日夕方になると弁当を買った。台所のゴミ箱にもリビングのゴミ箱にも、プラスティックの使用済み弁当箱が押し込められている。満杯だ!洗濯物は少し溜まっているが思ったほどではない。台所はまだ被害が少ない。なるべく食器を使わないようにしているからだ。箸も洗わなくて済むように、全て弁当に添付された割り箸を使用したくらいだ。

意外に気を使ったのがペットの対処である。当家にはラッキーと名付けられた手のり白文鳥が放し飼いにされている。こいつの為に、日々飲み水を新しいものに取り替え、夕方になると暗くなるのでタイマーをセットして17時にはライトがつくようにしなければならない。夜寝る時もラッキーがなかなか宵っ張りなので、やはりタイマーで2時間後に消灯するようにセットしてから寝るのである。もちろん起きている間は、ラッキーは私にべったり寄り添っているので、その相手もしてやらなければならない。なかなか世話が焼けるのである!

今回の生活の中で意外な発見は、水物購入の重さについてだ。牛乳と野菜ジュースに2Lのお茶等を買い、もちろん弁当やおやつも買ったりするとその重さは結構なものになる。スーパーのレジ袋の取っ手が階段を上る際の私の手に食い込むのである。毎日のように主婦はこれ以上の重量の買い出しを行っているのだな!大変だ〜〜〜と改めて感謝する次第である!

毎日一緒に生活していると、妻の存在は空気に近くなる。あって当たり前の感がある。それがたった一週間の不在で如実にその存在感を露にしたのだ。不在することで存在を意識させるというパラドックス的な感覚は面白い!今回の妻帰省に関して私が理解したことは「妻の帰省は一週間までにしていただきたい!」という切なる願いがあるということなのである!

ここで立場を代えて考察してみよう。妻が自宅にいて、私が1週間の帰省をした場合である。どうなるのだろうか?「亭主元気で留守がいい」その通りである!きっと妻は「のんびりできるわ〜!」と自由な時間を楽しむはずなのである!ううう・・・



本日の結論
そろそろ私の一人暮らしは限界である!

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