雑談的写真考

2005年08月12日 久々に撮影してみよう!




「大きめに美しくプリントアウトしてみよう!」

最近の写真が無い。そう気付いたのは先日のことだった・・・。

かつて幼い頃は父親が二眼レフカメラで撮影したモノクロ写真が一枚いちまい大切にアルバムに貼られていた。私の持つ分厚い生地に包まれた立派なアルバムに貼られた写真は、高校1年生の時に撮影したものが最後だ。それ以降の写真は無い。写真そのものが存在していないのではなく、アルバムに貼られていないだけだが・・・。

何故そうなったのか?高校2年生からは写真部員として日々写真を撮影し現像していた。そのためあまりにも写真が当たり前の存在となり、自分が写った写真を「貴重な時代の証言」として扱わなくなったからだ。その後時が流れ、働くようになってからも自分の写真が、実家から持って来たアルバムに貼られることはなかった。いつの間にか机の中に放り込まれ、紙袋に入れられ、いつ撮影されたのかも分からない状態となってしまった。

しかし、写真として残っているだけまだましだ。頑張ればなんとか整理はつく。ところが、ここ10年ほどの自分の写真がほとんど無いのだ。さらに家族の写真も無い。WEBを造るようになってからは特にデジカメでの撮影ばっかりになった。そうなると紙焼きは存在しない。縮小し軽量化したデータとしての画像だけがやたらにサーバ上に残っているのだ。私はそれをプリントすることもない。

私たちはいちいちプリントする手間を省いていいのだろうか?「そろそろ写真は銀塩写真としてきちんと紙焼きしたほうがいいんぢゃないか?」自分や家族の写真が無い現状に気付いた途端そう思い始めたのである。世の中はデジカメが圧倒的勢力を持ち、銀塩写真は徐々に隅に追いやられて行く傾向にあり、このまま行けば私の画像はきっと紙焼きに残ること無く過ぎて行くんだよ。 じゃあ!どうしろというのだ私は?

まずやるべきはファインダーを覗くことだろうな。デジカメに慣れるとカメラのファインダーを覗き込まず液晶の画面で確認をして撮影する。そうなると、シャッターを押した瞬間に撮れた画像の確認を終了してしまう。何となくそれだけで安心してしまいがちだ。銀塩写真の「現像、焼き付け後の確認」という手間をもう一度思い出してもいいんぢゃないか?デジカメだってきちんとプリントアウトすれば問題ないはずだが、私がそれをやらないのはなぜだろう?

そうだ!今度のお盆休みには家族の写真を撮ろう!そして久々に紙焼きをするのだ〜!と書いたところで、更に気付くのである。当家にはまっとうに銀塩カメラが存在しているのか〜?ううむ・・・かつてはかなりの台数を持っていた私だが、すべて他人に差し上げてしまった気がする。もう銀塩カメラを使う時代ではないと錯覚したのだろうか?一台も手元には無い気がする・・・。いかんなあ・・・。

おおお〜〜〜そうかそうか!別に銀塩カメラがなくてもかまわないではないか!「写ルンです」等のレンズ付きフィルムを購入すればそれで写真は撮影出来る。紙焼きが出来るではないか! まてよ?なにか忘れてはいないだろうか?そうか・・・。そうだったのか・・・。妻の存在である!

デジカメが登場してからの妻の画像は「オリジナルのまま」で発表したことが無い。フォトショップ等の画像処理ソフトで顔面に何らかの電子化粧加工をして仕上げているのである!その手間が面倒で、ほとんどプリントアウトしていない昨今だったのだな!銀塩写真だとそれが出来ないし・・・。

よ〜しわかった!今度の休暇には家族の写真をデジカメで撮影し、丹念な加工を施した後プリントアウトしてみよう。銀塩プリントではないが、大きめに美しくプリントアウトしてみよう!(プリントしてどうするの?)




本日の結論
カメラ付き携帯を持っているのにカメラ機能をほとんど使ったことが無い私。

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