六弦的減衰錘

2005年06月13日 音が移動する・・・!


DTM(マクノート) の謎を解明出来るのか?続編!


「今度は3弦3フレットが」

前回の続きだ。

第四章「錘を付ける・・・」

ヘッドの重量バランス変えれば「デッド・スポット」の解消が出来るようだと、試行錯誤の結果判断した私はそれでは何をするべきかと思考し始めた。マクノートのヘッドには孔があいているのでそこに錘(おもり)を取り付けるのが一番簡単だと考えた。目標重量は100g程度である。

6月12日。熱中症で倒れるマラソン参加者も出るような 蒸し暑い日となった。夕方になり、DIYの大きな店に出かけた。目指すはとりあえずボルト・ナットと、重量調整を行うための重量物である。ボルト・ナットのコーナーにたどり着いてみると様々なサイズの品が揃っていた。

自宅からノギスを持って来ていたので、商品を計測しつついくつかを手に取り確認した。だが、重さのチェックまでは出来ない。あくまでも私の手に持った感覚で重さを予測するのである。選び出したのはステンレス製のボルト・ナット2組セットとスチール製スペーサー4枚セットだった。全体で100g以上は確実にある感じだ。ボルトは10mm径でネジ部分の長さは30mmだ。ヘッドの厚みは16mmなので、問題なく取り付けられるはずだ。帰宅後、さっそくマクノートに取り付けてテスト開始である。ギターヘッドの孔は16mm径なので、これまた問題無し。もう一回り太いボルトでも良かったかなあ?

 
装着前  →  装着後

その後は、スペーサーの枚数を調整して的確な重量バランスを探し出す作業に入る。まずはボルトナット+スペーサ−1枚からだ。この重量変動ではではわずかにサスティーンが延びただけであった。スペーサーを2枚に増やす。3弦5フレットのサスティーンが明らかに変化したのを感じた!実用に堪えるサスティーンが得られた。となるとデッドスポットがヘッド側に移動しているはずだ。今度は3弦3フレットがデッドスポットになっていた。さらにもう一枚スペーサーを加え3枚とした。今度は3弦3フレットも実用できるサスティーンに戻った感じだ。他のフレットも丹念に音を出してみたが問題なさそうだ。

とりあえず、ボルト・ナットとスペーサー3枚を外し、重量をチェックしてみた。92gだった。私の予想であった100gにかなり近い重量だ。ただ、私はもう少し見栄えも良くしたいと考えている。今回はあくまでも重量バランスの最適値がどれほどになるのかを決定したかったのだ。いずれ何らかの手を使ってこの無骨な状態から脱却したいと・・・。

第五章「情報を観る・・・」

登録会員諸氏からは、この件に関して様々な情報を頂いた。そのなかで気になったのが「ファットフィンガー」なる商品の情報であった。ギターのヘッドに取り付けてデッドスポット対策に使うパーツであると言う。さっそく画像でチェックしてみた。以下がその商品の画像だ。



「ファットフィンガー」の重量は3.2オンスと表記されていた。グラムに換算してみると約90gである。ほほ〜〜〜!!!私のテスト結果92gに非常に近い値ではないか!なんだか妙に自信が湧いて来る瞬間であった!そうなると、ポリパテなんぞを利用し、私の作った錘を整形して見た目の無骨さを無くす事を考えれば、とりあえず重量対策は終了出来そうな気がする。

さて、そこで気になるのは、メーカーに送り返して対策処理をしてもらう場合である。いったい何を行ってくれるのだろうか?ヘッドに錘を付けない対策を考えた場合、オリジナルのボディーに大幅な軽量化を施さなければ解決しない気がするが・・・。さ〜て・・・マクノートはどうするんだろ?



本日の結論
いずれ美しいパーツに変身したら再度ご報告致そう!

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