客観的音感想

2005年04月14日 緊急呼び出しに応じてもらって!




「早い時間帯の撤退」

4月13日夜の出来事である。

先日、BugsGearのサドルを象牙製に変更したものの、生まれ変わった音に対する自分の感覚は正しいのだろうか?そのサウンドを客観的に聴いてみたくなった。そこで、登録会員00205 是永様にお願いして当家に来てもらえるようお願いをした。ついでといってはなんだが、是永様が気になっていたはずのDTMの試奏も兼ねてのお願いである!12日に問い合わせしたのだが、幸い翌日の13日夜であれば空いているとの返事であった。

プロミュージシャンをノーギャラで自宅に呼びつけるという随分荒っぽいお願いをするには、それなりの私の切羽詰まった感情があった。「鬱」が抜け切ったようなことを一時期書いていたが、実はまだまだ私の精神状態は揺れ動いているのである。そんな時、どうすれば精神状態が安定するのか?いろいろ模索しているうちに、私に合っている対策のひとつとして「元気な方とおしゃべりをする」 のが見つかった。是永様はいつも元気である!さらに「ギター談義」で話しは幾らでもできる。そこであえて甘えてみたのだ!

やって来た4月13日夜、帰宅時に山手線に乗っていたら五反田駅を過ぎたあたりで是永様から携帯電話にメールがあった「どこかで拾いましょうか?」この意味は、帰り道に是永様の車でピックアップして当家まで行きましょうか?というお誘いである。望むところだが、私の携帯メール入力スピードは遅い。返事を書き始めて途中まで来たところで目黒駅に辿り着いた。その時、さらに携帯電話に是永様から音声でかかって来た。いったん車両から出た。「どこかで拾いましょうか?」「いま目黒!渋谷からもう一度電話します!」で、電車に飛び乗るとドアが閉った。スレスレのきわどい業務連絡である!

渋谷に着いて電話してみると「三弦茶屋で降りてキャロットタワーの前で待て!」という指示が出た。辿り着いてみるとすでに交差点前に是永様の車が待っていた。おおお〜〜〜!!!これか〜〜〜!!!4日前に納車されたばかりの新車のクーパーは〜!早速乗り込んでみると、思っていたよりも内部空間は広い。快適居住空間である。すぐに当家に向かって移動開始したが・・・。

246号線を走りつつふと思い出した事があった。帰宅直前に妻と娘から「夕御飯にケンタッキーフライドチキンを食べたい!から買って来て!」と頼まれていたのだ。そのお願いは店まで指定してあった。「日吉駅前店」であるという。確かに私が電車で帰ればそこで買うのが合理的だが、車で移動しているのだから、合理的ではない。だが!自宅に辿り着くまでには1軒くらいはどこかにあるだろう!と考え、246号線をそのまま突っ走ってみた。小さい車だが、なかなか加速感が良い!これが・・・これが〜〜〜!!!大問題発生!

246号線沿いにケンタッキーフライドチキンが見つからないのである!ずんずん進むうちにとうとう梶ヶ谷までやって来てしまった。246号線を外れて梶ヶ谷駅前にはあるのか?と一周してみたがやはりそこにも存在しなかった。ううむ・・・いかんいかん!とさらに246を南下!鷺沼駅方面との分かれ道を当家方向に左折!ずんずん進むがあたりはただ寂しくなるのみ!諦めるか?と発言したところ、是永様より否定があった!「女性の食い物の恨みは恐ろしいです!初志貫徹すべきです!」そうか・・・そうだよなあ・・・。

「ドライブ好きですから!どんどん行きましょう!」と走っているうちになんと、当家の前を通り過ぎ当初の目的地である「日吉駅前」に突入したのである!なんぢゃこりゃ〜〜〜!!!てなことで「ゴザンショ・チキン」を大量ゲットし、オプションとして「ノーマル・チキン」と「フライドポテト」も忘れるわけにはいかなかった。袋を片手に意気揚々と引き上げる私である!さらに、是永様の手には事前に「さんま蒲焼き寿司」と「アナゴ寿司」が用意されていた。これだけあれば大丈夫だろう!

夕食はガツガツと勢いよく進んだ!女性群も大満足である!

しばらく食事をしながらテレビの歌番組を見つつボ〜っとしていたら、突然!是永様がこう叫んだ!「お〜〜〜社長〜〜〜!!!」その画面には是永様所属事務所の社長がキーボードとして参加していたのだ。そうだよなあ・・・プロミュージシャンは歌番組を見ていると知り合いがたくさん出てくるよな〜!

なんてなくつろぎタイムを過ごしていたが、本来の目的は他にあるのだ!象牙ブリッジと、DTMの試奏なのだ!一気に試奏会に突入した。まずはDTMからだ。ハードケースを開けたとたん!「これは良さそうですねえ!」とTOPのタダモノではない雰囲気に驚く是永様であった。「これなんて言いましたっけ?マクノウチ?とかなんとか?」「マクノートっす!」持ち上げてみると・・・「ローズって・・・ネックがそうだったんですねえ!指板は?ハカランダですか!ずいぶん明るい色ですね!」すぐにアンプに繋ぎ試奏開始!

コードバランスが気持ちよい!バズ・フェイトン・チューニング・システムの賜物か?さらに是永様のチェックは続いた・・・。アンプのリバーブを切りダイレクトなサウンドの確認が続く。タップも切り替え、シングルコイルもチェックだ!


DTMの様々なサウンドが飛び出して来た!


結果から言えば「良いギターである!」と早くも端的な感想が出て来た。それ以外に何を言えば良いのだ?私はDTMのコンデンサを交換するとさらに音が良くなると噂を聴いていたので、どんなコンデンサがお奨め?と聞いてみたところ「確かにお勧めのコンデンサはあるが、それはトーンを絞った時に有効な話しであって、もっと根本的に音をよくする策はある!」と返って来た。なんぢゃそれは?と教えてもらったのだが、その先は今は書かないでおこう。いずれ私がその部分に手を出した時にあらためて御報告する事にしよう!

DY-50TLは象牙サドルに変えた事でやはり「音に表情」が出て来た感じがする。音が全体的に丸くなったと思っていたのだが是永様が強めに弾くと、きちんと高音部もキレイに出てくる感じで気持ちよい。弾く位置によって様々な顔を見せるようになった。「単版なので、もっと弾き込めば低音部が出て来ますよ!」との意見もいただいた。そうだよなあ・・・弾かなきゃ音は良くならねえよなあ〜!


象牙サドルも表情豊かだ!


で、早くも21時30分頃には「そろそろ引き上げます!」と是永様にしては珍しい早い時間帯の撤退である。この日、是永様も体調が悪くてゲホゲホと咳をするたびに喉がかなり激痛状況だったのだ。かなりシンドイ状態なのだろうなあ・・・無理をお願いして来てもらった事を反省しつつ「また来てね!」と呟く私であった・・・。そして・・・久しぶりにぐっすり眠れる夜となり・・・。



本日の結論
ちなみに、バズ・フェイトン・チューニング・システムのバジー氏と是永様は面識があるそうだ。

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