試奏的便座考
2005年01月30日 デリカシーを求めているような・・・

 
こいつも関様の手によって、さっそく!試奏開始だ!


「女性に優しい」

1月29日。いよいよ登録会員00215関様と約束していた日がやって来た!約束していた内容はマニアックなエフェクター「Kowloon Boost II」の試奏である。先週、ギターを使った試奏はジプシー手塚様にお願いして、高い評価を得ていたのだが・・・ベースに使用した場合はどうなのだろうか?と、プロの二人目はベーシストの関様にお願いしたのであった。14時から当家で行う事になっていた。

そんな1月29日午前中に私は「ストリングネット社」に出かけた。先日オークションで落札した「SJTC-30ETL」を引き取るためである。いつものようににこやかな郭社長に出迎えられ、既に準備してあった現物を受け取った。間違いなく、私が落札した「ツリー オブ ライフ」が豪華にインレイされた「SJTC-30ETL」である!軽く試奏してみたが問題なし!ほんの少し弦高を低く調整すればOKだ!

様々なギターに関する世間話をした後、郭社長から「トリプルオーもサンプル品が届いていますよ!観てください!」と、取り出されたのは「TOM-35」だった。OOOサイズのマホガニーボディーである。OOOサイズのギターは、BugsGearへ「是非作って〜!」とかなりリクエストが多かったので、ついにサンプル生産されたのだ。評価によってさらに細かな仕様が変更されて行くそうだ。現時点ではもう少し豪華な仕様になる事が決まっているようだ。OOOは薄くて小振りなボディーサイズだが、サイズの割にはちゃんと鳴っている感じがする。スケールも638mm と女性にも弾きやすい設計だ。ネックも実に握りやすい。


BugsGear TOM-35

さらにローズウッドモデルのOOO「TOR-35」も試奏させてもらった。「TOM-35」に比べて音がちょっと堅い感じがするが、そこが私の好みに合っているなあ。試奏後、どちらかを貸し出してもらえる事になった。本日、関様が当家にこられる事を郭社長もご存知だったので関様にも試していただこうとの配慮であった。私の好きな方の「TOR-35」をお借りする事に決定!すぐに帰宅!

国道246号線が混んでいたので関様が当家に到着されたのは15時を過ぎていた。関様は5弦ベースとベースアンプ持参!その重さに当家への搬入時点で息切れである!ハアハアハア・・・そこで、まずはコーヒーを飲みながら世間話をしばらくして落ち着いてもらった。そういやあ、この日の試奏は数名が気にされていたようだったが、来られたのはお一人だけだ。

試奏開始である!最初は「SJTC-30ETL」からだ。午前中受け取ったばかりだが、すでにトラスロッドを調整して私の好みの弦高にセットしておいた。まだ弦の交換までには至らなかったが。


BugsGear SJTC-30ETLを試奏中!

「BugsGear SJTC-30ETL」は「BugsGear SJTC-30E」と音的には同じである。指板のデザインが違うだけだ。だが、その違いが「ゴージャス感」を生み出すのである。この「BugsGear SJTC-30ETL」を観た関様は「いいですねえ!虎目もきれいですねえ!」」とサイド・バックをじっくり眺めて気に入られた様子だった。そして試奏開始。今回はアンプを通さず生音だけのチェックだ。

試奏しつつ関様はこうつぶやく「松ちゃん(登録会員00217松藤様)もかなり気に入っていて、良く弾いているようですよ! 弾きやすいし、僕も気に入ったなあ!欲しいですねえ〜!」

私も弾いてみた。ネックが握りやすくとても使いやすいコンディションである。上の画像で観るとボディーサイズが小さく見えるが、関様の体格との比較でそう見えるだけだ。私にはかなり大きく感じるボディーサイズなのだ。小柄な女性には弾きこなすのが難しいギターだな。だが、ボディーサイズが大きい分だけ音量がたっぷりとしているのだ。

次は「BugsGear TOR-35」だ。まずはスペックを書いておこう。
1.Top  :Spruce単板
2.サイド  : Rosewood 合板
3.バック  : Rosewood 単板
4.ネック  : Mahogany
5.指板   : Ebony
6.ブリッジ : Ebony
7.ナット  : Bone
8.サドル  : Urite
9.Scale  : 638mm
10.Body幅 : 100mm
11.Body Size: 388mm/290mm
12.定価  : 10万円


薄く小振りなボディーなので軽やかな音だ。サイドだけが合板なのはコストおよび加工上の問題だと聞いた。今後、量産体制に入る際の仕様変更で考慮中のものは「ポジションマークのインレイ豪華変更」と「バインディングをセルからウッドへ変更」のようだ。


TOR-35を試奏中!

関様の試奏第一声は「バランスがいいですねえ!ボディーサイズの割には音量があるし、しかもハイポジションまでピッチが正確ですねえ!ネックも握りやすいです!これもいいなあ〜!」とかなりお気に入りの様子でじっくりと試奏が続いていた。総論としては合格!であった。BugsGearとしてのサウンドのクオリティーは保っているのでご安心あれ!もっとも、関様のお気に入りは「SJTC-30ETL」の方だったが・・・。これ以上細かなサウンドのニュアンスは、その方々の好みもあるのでご自分で試奏されてご確認いただきたい!

「TOR-35」はしっかり作られている良く出来たギターであると感じる。これも手に入れたいなとは感じるが、私は豪華ギターが好きなのでもっと絢爛豪華に仕上げたバージョンが出て来たとき真剣に入手を考える事にしよう!それがオール単板であれば迷う事は無いのだがね!

さて、いよいよメインである「Kowloon Boost II」の試奏開始!持ち込まれたアンプをセットして5弦ベースに「Kowloon Boost II」を繋いだ。マンションなので、下の階に重低音が響かないようにアンプはイスの上に置く。

まずはノーマルサウンドから。関様は黙々とサウンドの確認。そして「Kowloon Boost II」のスイッチを入れた。ゲインをいじりながらひずみ具合の確認が続く。ゲインをフルにしたひずみの掛かったベースサウンドが気持ちよい!前にド〜ンと出てくる感じがする。だが、私の感想はここまでだ。ベースサウンドの蘊蓄はベーシストの世界なのだ!


Kowloon Boost IIを試奏中!


正確な情報はいずれ関様からお届けいただけるだろうが、この時点で関様から出たのは「ゲインのコントロールがもっと細かくできるといいですね!」だった。この言葉が意味するところは「Kowloon Boost II」製作者のトヨ光勢様にはお分かり頂けるだろうが・・・。細かなニュアンスは再度、関様からの情報を待ってご連絡しよう!

さてと、さらりとした試奏レポートだが、実は本日の本来のネタはこれからである(え〜っ?)ギターとは全く違う内容なのだ!

関様が「トイレをお借りします!」と使われたのは、当家から帰られる少し前だった。その後私もトイレを使ったのだが・・・。当家では通常、トイレの便座は下がっているが蓋は上がっている状態である。私がトイレのドアを開くと目に入ったのは、トイレの便座と蓋だった。きちんと閉じられていた。

これは関様が閉じられたものであると推察できる。この現象をその時「面白い!」と感じたのだ!それはなぜか?便座と蓋の関係は、その方の生活環境によって事後処理が変わる。何気ない動きの中にその方の生活環境が反映されるのだ!

関様の場合は奥様とお嬢様が同居されている。そのため、日々の生活の中で関様はトイレを使用された後は女性軍のために便座をおろす習慣が身に付いていると思われる。当家でも同じである。トイレは女性軍の使いやすいようにキープすべきとの考えがあるので、小用の後は必ず便座を卸すのである。ただし当家では蓋は閉めるところまではやらないが・・・。

しかし、永年独り暮らしをされている男性が当家でトイレを使った後は、便座が上がりっ放しである確率が非常に高い。これは見事なぐらいはっきり出て来る違いである。男子が何気なく行っている行為であるが、気になり始めると非常に目につく行為なのだ。

たかが便座の上げ下げだけで、その男性の「女性へ対する心遣い」を判定するのは荒っぽいのだが、たぶん女性はそのようなデリカシーを求めているような気がするなあ・・・・。女性はどうお感じなのだろうか?



本日の結論
「TOM-35」は女性に優しいギターってな感じがする!

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