眼力的困惑記
2005年01月21日 おっと〜!そう言う事だったのか!
 

ランドルト環


「今年はポジティブ・シンキングでいこう!」

2004年5月に私がジャズギターのレッスンへ通い始めたのは、もう皆様よ〜く御存じのはずだ。さらにレッスンに通ううち、楽譜の把握が出来にくい原因が老化による視力減退であることも一度お伝えしておいた。45才を過ぎると出て来る「老眼」の影響である。私はとっくに老眼になっていたので遠近両用眼鏡を掛けているのだが、それでも小さな音符や記号が印刷された楽譜は解読するのが辛かった。

独自にタブ譜を拡大して作り直す事でなんとかその危機は脱する事が出来たのだが、毎回楽譜を作り直す作業は意外に時間を浪費する。その時間があれば練習そのものに回したいくらいだ!そし数カ月の時が過ぎたころ、どうも私の眼鏡に違和感を感じ始めた。眼が疲れやすくなったような気がしたのだ。年間に渡り本を100冊読む宣言をしてしまったので、眼の疲労はさらに加速した・・・ 。

私の眼鏡は「乱視、近視、老眼」とフル装備である。これ無くしては生活が出来ない。しか〜し!その必需品にやや不安を感じ始めてしまったのだ。で、出かけたのは勤務先に近い眼鏡屋だった。昨年秋の出来事である。その時に調べてもらったのは「老眼」の進み具合だけだったのだが・・・。結論は「問題ないですね!」今の眼鏡の度数で充分ですよ!とあっけない返事。「そうっすか・・・気のせいか・・・」とそのまま2005年を迎えてしまったのであった。

なんとなく違和感があり続けた。すこし気持ち悪く感じる時も出始めた。風邪か?と思った事があったがどうもそうでは無い感じだった。違和感と言うより「嫌悪感」に近い感じか・・・。極弱い目眩のような感じか?とにかく変な感覚がここしばらく続いていたのだった。メガネはなんとなく左目の方に頼っている感じがした。右目がやや見辛い感じがしていたのだ。そして、運命の日は突然やって来た!

2005年1月20日。仕事を終え、帰宅のため駅に向かって歩いていた。薄暗い時には気付いていなかったのだが、眼鏡のレンズの下側がとてつも無く汚れていて見えないような・・・。駅の改札口に近付くにつれ、右目の下になんだか光に反射する障害物があるのを感じた。ゴミか?ホコリか?人さし指をそっと眼鏡の下から差し入れ拭って見ると・・・あら〜〜〜!!!なんぢゃこりゃ〜〜〜!!!

眼鏡の鼻に当たる部分がポロリと落下したのである!落下物が手のひらに乗って来たので、よく観察すると鼻あてを支持している根元から折れてしまっていたのだ。ううむ・・・こりゃあ困った!眼鏡を外してみると鼻あてが片方しか付いていない姿はぶざまであった。だが、今はどうする事も出来ない。そのまま掛けて帰宅する事にした。眼鏡を顔にフィットさせるためのパーツが片方ないので、眼鏡がずれがちになり気持ち悪いが、しかたがねえなあ〜!

帰宅後、今後の作戦を考えた。「今使っている眼鏡のレンズ自体は問題ない。しかもネジ止めのフレームレスなので、同じパーツがまだ販売されていればレンズだけは再利用できるのではないか?週末にこの眼鏡を作った眼鏡屋にいってみよう!」数日は現状維持で過ごさざるを獲ないか・・・。レンズのセンターが少しずれた状態で眼鏡を使い続けるのはかなり気持ち悪いが、換えの眼鏡が無い以上どうしようもない。我慢するしか無いのだ。

1月21日、出勤してメールチェック等済ませたところで、Macの画面を見ているのが辛くなった。やはり眼鏡の影響だな・・・。週末まで待っていられないなあ!取りあえず調査に行ってみよう!と近所の眼鏡屋を覗きに行った。フレームレスで手ごろなものは無いのか?物色してみると「Nik○n」でチタン製の軽いフレームが見つかった。フレームレスなのにフレームと呼ぶのは変だが、それ以外の呼称を知らないので今後は「フレーム」で通す事にしよう。

価格は27,300円だった。次はレンズである。私の必要としている遠近両用Nik○nレンズの値段は・・・ううむ・・・両眼で約70,000円の定価が付けられていた!フレームと合わせれば10万円近い金額となる!ううむ・・・やってくれるなあ・・・Nik○n!だが、幸いな事にNik○n製品は50%OFFになるという。ただし、レンズの加工賃は3000円追加される。てなことで消費税まで入れて提示された金額は、51,450円であった。ううむ・・・やはり眼鏡は高いよなあ・・・。眼鏡をその場ですぐに発注する気は失せてしまったが、念のために現在使っている眼鏡の度数をその店で計測してもらう事にした。

その結果、意外な事実が店員から告げられたのである!

店員「この眼鏡の左のレンズには乱視が入っていませんね!」

なに?なんだと〜!私は両眼ともに乱視であると信じていたのだが!そうなのか?そうなのか?どうも私の考えていた状況と違うので店員に申し出た「いま、検眼してもらっていいですか?」すぐに検眼機の前に座らされ、すぐにジーコジーコと検査後のデータが吐き出されて来た。そこでさらに驚くべき発言が店員から飛び出したのである!

店員「現在、右目には乱視は無いですよ!むしろ左目にほんのわずかに乱視が出てますね!」
私 「えっ・・・乱視が無い?なんで?」
店員「この眼鏡はいつ頃お造りになりました?」
私 「2年〜3年前かなあ・・・」
店員「視力は2〜3年で変化しますからねえ。それで乱視がなくなったんでしょう!」
私 「ということは、今使っている眼鏡を使い続けてはいけないということですね・・・」
店員「そう言う事です。ちょっとこちらで実際にレンズを使って確認してみませんか?」

眼鏡屋でお馴染みの椅子に座り視力検査表を眺めた。左目を隠し右目だけに近視のレンズを入れてもらい検査表の乱視を確認する放射状の線を注視。すると・・・なんということだ!どの放射状の線も均等に見えるのである!右目には乱視が存在しなくなっていたのだ!次に左目のチェックに入った。こちらはやや縦方向に色が薄く感じられた。つまり弱い乱視が存在している事実を示しているのだ。そうか・・・そうだったのか・・・。乱視は出現したり消えたりするのか・・・。

適正であると思われるレンズの組み合わせを入れてもらい、再度両眼で視力検査表を眺めた。おおお〜〜〜なんということだ!現在使用中の眼鏡よりはるかにスッキリ見えるではないか〜〜〜!!! こりゃあいいぞお〜!と勢い込んで、その場ですぐに新しい眼鏡の発注をしてしまった。現金は持ち合わせていなかったが、カードで支払いを済ませた。レンズを加工してしまうので、後払いと言うわけには行かないのだ。

で発注をしつつ、使用中の眼鏡を掛けてみると・・・うっ・・・少しクラクラ・・・する・・・。そうか・・・そうだったのか・・・この半年間どうも体調が悪かった原因はこの眼鏡だったのか・・・。くっそ・・・・。だが、眼鏡が壊れた事で視力の変化に気付く事が出来たのである!不幸中の幸いってことか!今年はポジティブ・シンキングでいこう!新メガネの完成は1週間後。早くスッキリしたいぞ〜〜〜!




本日の結論
と、ひとつの事件が片付き始めたころ、妻のMacG4が動作しなくなったと連絡があった。
同時に台所の電子レンジもほぼ使えない状態にまで壊れていた。
ううう・・・娘の手術を始めとして、今年の1月はモノイリだなあ〜!
2005年はこの先何が起こるかわかんねえってことか〜?


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