| ■内容紹介 「男の人が倒れている」110番通報の女の声には妙ななまりがあった──。マンションで死んでいたのは大学を中退した無職の若い男。姿をくらましたのは同居していた外国人ストリップ・ダンサー。彼女の身に一体何が起こったのか。彼女はなぜ真の素性を偽らなければならなかったのか。「じゃぱゆきさん」と呼ばれた外国人女性たち、経済大国ニッポンの底辺に生きる彼女たちの姿が、法廷での関係者の供述から次第に明らかにされていく。感動の直木賞受賞作品。 |
「等価交換を受け付けてくれない場合」本年の1月1日に決心した「年内100冊読破！」は12月に入り一時期停滞を見せていたが、ここに来て巻き返しを図り、本日時点で93冊目に取りかかった。頑張ればなんとか年内100冊も夢ではなくなって来た。よ〜し頑張るぞ〜〜〜！！！と今朝から読み始めたのはちょっと古い本だが、笹倉 明著「遠い国からの殺人者」である。1989年の作品だ。第101回直木賞受賞作だ。
たいていの本の読み始めは、鷺沼駅で出勤電車に乗り込んだ直後にスタートする。会社に向かう50分の間よそ見する事なく読み続けられれば、たいていのミステリーは2往復で読み終える事ができるのだが・・・今回は予想していなかった事態に巻き込まれ、読書意欲がシオシオと萎んでしまい、あきらかなスピードダウンが発生したのだ！果たして100冊読破は間に合うのか〜？
さ〜てそのアクシデントとは・・・。
順調に読み進み、ほぼこのミステリーの方向性が理解でき始めた時だった。33ページを読み終わり34ページをめくったところ・・・あらら〜〜〜！！！そこには文字が印刷されていなかったのだ。35ページももちろん印刷はない。つまり見開きで真っ白なのだ！なんだこれは？さらにページをめくると36ページからは無事に印刷されていた。やや話しが飛んでいるので作者が意図した空白ではない。筒井康隆の名著「虚人達」 のような空白のアバンギャルドな使い方ではないのだ！明らかに印刷ミスである。だが、そのまま読書を続行した。すでに話しのテンポは掴んでいるので、たいした損失ではないと判断したのだ。
さらに電車の揺れに任せ読みふけろうと再スタートしたところ、37ページをめくったら・・・うおおお〜〜〜！！！又しても空白である！38ページと39ページが見開きで空白である！あいたた〜〜〜！！！どうなっとんじゃい！もしやと思い、さらに40ページと41ページを読んでみた・・・。話しはなんとか理解できた。そして・・・うおおお〜〜〜！！！
42ページと43ページが又しても空白なのである！なんと言う事だこのブロックは2ページごとに印刷ページと空白ページが繰り返しているのだ！本を作る際の丁合の具合でこうなったのだろうが、腹が立つ前に可笑しくなってしいまった。このような場合人はどうするのか？BOOK OFFで100円購入した本なのだ。騒ぎ立てる程の事はないが、ミステリーを読む上で「落丁」は実に悲しい現実なのだ！
私はたまたま目の前の席が空いた事もあって座る事が出来た。だが、その後本を開く気がしなくなった。意欲減退・・・渋谷まで眼をつぶり眠りこけたである！山の手線に乗り換えてから再度読み始めたのだが、明らかに読書スピードがダウンしている。いかんいかん！このままでは「目標100冊」がクリアできなくなるぞ〜〜〜！！！
さて、ここで一つ面白い事を思い付いた。
当家の車はリコールの知らせがあり、先週日曜日に某ディーラーに持ち込んでパーツを取り替えてもらった。通常、本屋で本を買った際には「落丁」があれば新しい本に取り替えてくれる。「リコール」と同じ扱いである。だが・・・古本屋の場合はどうなのだろうか？BOOK OFFは「リコール」に対応してくれるのだろうか？そして、その先にさらに問題が発生する。
BOOK OFFでは基本的に並んでいる本の現物で商売している。そこで「落丁」があって取り替えようとしても「同じ本」が手に入らない場合がある。いや！その確率の方がかなり高い！つまり、たとえBOOK OFFが「取り替えますよ！」と言ってくれたところで、笹倉 明著「遠い国からの殺人者」に「落丁」があった場合、新しい「遠い国からの殺人者」にはまず取り替えてはもらえないって事だね！
かといってBOOK OFFはそのまま知らぬふりをするわけにも行かず・・・そうなると・・・「同じ100円コーナーでよろしければ他の本にお取り替えしますよ！」と言うのだろうか？面白い！これは追求してみても良いテーマだろうな！ それではこの本を早く読み終えてからBOOK OFFに持ち込んでみるとしよう！
100円の等価交換を受け付けてくれない場合でも40円程度の買い取りには応じてくれるだろう！だが「落丁」があることで買い取りが拒否されるのか？ はたしてどんな対応がなされるのだろうか？楽しみだな〜〜〜！！！
本日の結論
100円なんだから許してやれよ〜！------------------------------
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