少年的爪楊枝
2004年11月14日 なぜそこまでに・・・?
 

この画像と爪楊枝の関係は?


「親がいたのなら止めろよ〜!」

「夫が留守番」とは何を意味するのか?「妻用事」てなことで「つまようじ」を意味する。面白くはないが、なんと大人っぽい掛詞だろうか(そうか〜?)で、本日のテーマは「爪楊枝」である!

「爪楊枝」で思い出すのは、かつて行った九段下のインド料理屋だ。もう20年も前になるだろうか・・・。テーブルに置かれた爪楊枝の先に、なにやら緑色の物体が塗布されていたのだ。なんだこれは?と恐れつつ使ってみると、爪楊枝の先に塗ってあったのはミントだった。

カレー味のあとはスーハーするミントで口の中をさっぱりさせようとの狙いだろう。使ってみると確かにさわやかではあった。しかし!私はそのとき、日本人としてはプレーンな爪楊枝の方が嬉しいと思ったものだ。イタリアでは細いスパゲティーを短く折って爪楊枝として使うところもあるらしいが・・・。

私の記憶には「激しく爪楊枝を使う父」の姿が残っている。なぜあそこまで血が出るほどまでに激しく使わなければならなかったのだろうか?私は爪楊枝を使わないので、今もまだその理由が理解できないのだが。

私自身の「爪楊枝」記憶は高校生の頃の出来事である。自宅で揚げた串カツを夕食に食べたのだが、食後皿の上には数本の竹串が残っていた。当たり前だな。竹串は爪楊枝に比べ長いので、当時流行っていた「木枯らし紋次郎」の真似ごとをやりつつ・・・私はさらにその竹串を爪楊枝の代用品としたのだった。



と、そのとき食事を終えた弟が立ち上がり、私の後ろを通り過ぎた。その瞬間!狭い台所だったので、私の右肘を弟の体がドンと押したのである。うっ!ううう・・・・・・。その竹串は見事にズブリと私の上あごに数センチ突き刺さったのだ!痛みはほとんど感じなかったが、かなりイヤな感じだ・・・。

竹串の表面はかなりザラついていた。そろりと引き抜いてみるとそのザラリとした感覚と流れ出した血の味が口の中に不気味な雰囲気を醸し出していた。痛みがほとんどなく血が流れるのはなんともなあ・・・。それ以来、私は爪楊枝を使う事がほとんど無くなった・・・。弟は覚えていないだろうなあ・・・。

さてと、本日のテーマを爪楊枝にしようと考えたのは夕方の出来事があったからだ。

妻の買い物につきあって電気店や、ホームセンターを見て回ったあと、夕食の買い出しに近所のスーパーマーケットに寄った。果物売り場、野菜売り場、を通り過ぎ魚、肉売り場に差し掛かった時だった。一人の少年が中腰になって、何かを覗き込んでいるのを目撃した。

少年は10歳くらいか?ちょいと小太りで、短パンからのぞく太股もブリブリしていた。近づいてみると、肉売り場の横にあった試食コーナーだった。お皿には試食用の小さく切り分けられた味付け肉が、たくさん置いてあった。いつもなら拡販員のおばさんが立っているのだろうが、その場所に存在しているのは少年一人であった。

少年はその肉が盛られた皿に覆いかぶさるようにしていた。近づいてみると、少年の右手には「爪楊枝」が握りしめられていた。その爪楊枝は正しいリズムを刻みなから、少年の口と肉の皿を往復していた。通常、試食品は一切れを食べて「ふ〜ん・・・この程度の味ね!」と確認するためにあるのだが・・・。

その少年はおばさんが不在なのをいい事に、一切れ、二切れ、三切れ、と次々に口の放り込み、私たちが見守るなか、ついに全部の試食用肉を平らげたのである!うおおお〜〜〜!!!なんてこったい!次の瞬間、その少年は足早に鮮魚コーナーに向かって行った・・・。

あの少年の食生活はどうなっているのだ?時間帯から考えて、夕ご飯の時刻が近かったので、腹は減っていたのだろうが、それにしてもなあ・・・。ちまちまと爪楊枝で一皿平らげるのはセコすぎるぞ〜〜〜!!!と思っていたら、少年は母親と思わしき中年女性の方へと歩いて行った。おいおい!親がいたのなら止めろよ〜!もう、デブの兆しが見えているぞ〜!

爪楊枝には関係ないのだが、本日昼間に行った電機量販店で「栄養ドリンク」の試飲をやっていた。1本丸ごとの試飲だ。呑み終わったボトルのラベルを見ると「試飲用」と印刷されていた。ビールや、ワインの試飲と違って、栄養ドリンクの場合は「1本丸ごと試飲」でないと格好つかないよなあ〜!



本日の結論
試食用の食品は、もう少しサイズを大きくしてもらえないだろうか?
ほとんどの試食サイズでは味がよくわからないのだ!

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