「本当に行くからな〜〜〜!!!」10月08日深夜23時頃、それは突然であった!
娘が突然、ギターを練習していた私の部屋に顔を出しこう言った。
「コレちゃんが来てるんだけど、お父さんの部屋に上がってもらってもいい?」
なに?コレちゃんって・・・おおお〜そうであった!登録会員00205是永様は最近当家では「コレちゃん」と呼ばれるようになっていたのだ。私の部屋なんぞはいつもの通りギターだらけで、散らかっているが、いまさら上品ぶる歳でもないので「あっ、いいよ!」と受けて立つことにした!
実は、3日前にBugsGearのギターをさらに追加で2本預かったばかりである。是永様が来られる際に、弾いてもらってプロギタリストとしての判断を聴きたかったので、試奏ギターを5本を用意していたのだ。そのチャンスが早くもやってきたってことだな!
まずは、私の部屋で是永様が持ち込まれた Gibson LP Custom '74 を見せてもらった。歴戦の強者の風格がある!深夜なので音を出せないのが残念だが、かなりいい音がするらしい。このギターもネック折れで修理したことがあると聞いた。修理してからはサスティンがもっと延びるようになったと言っていたが、私のギターもヘッド折れ修理後にもそう感じるので、そういうもんなのかなあ・・・と妙に納得した次第だ。Gibson LP Customは塗装の割れや傷もたくさんあるが、それが貫禄という感じだ。プロが永年使い込んだ感じに顔がほころぶなあ。
Gibson LP Custom '74
そして、私の話を聞いていた是永様はこう言うのであった。
「宮崎ですねえ〜!」
そうだ!確かに私は宮崎出身だ!郷里を出て早くも34年過ぎたというのに、いまもしっかり宮崎訛りが抜けないのだ!若い頃の一時期は、それが劣等感になり無口になっていた時期もあるが、この歳になればそんあこたあどうだってよい!この訛りは私のアイデンティティーの一部なのだ!是永様も大分出身なので、九州各県の訛りが聞き分けられるわけだな!
そんな話からスタートしアレコレ雑談するうちに、私はBugsGearのハードケースを目の前に並べた。是永様も以前からBugsGearを弾いてみたかったんだと、喜んで受けて立つ勢い!まずはDR-50ULからだ。ローズウッドがサイド&バックのオール単板ギターである。
一目見るなり是永様は「おっと!これは・・・奇麗ですねえ!スポットライトに映えそうですねえ!」と興味を示し始めた。私がこのギターに最初に出会った時と同じ反応である。弾く以前に、まず見た目が豪華なのだ!で、試奏が始まった。ネックを握った瞬間に「これはネックが握りやすいですよ!弾きやすいですね!」と早くも反応が!
やはりプロが弾くと、音の違いが私にも明確に分かる!気持ちよい音が飛び出してきた。是永氏の判断では「マーチンぽくも感じるけどギルド寄りかなあ〜!音のバランスがいいですね!ピッチがしっかりしてるのはサドルのデザインのせいでしょう!いいですよこのギターは!」と早くも大合格の反応だった。その反応が正直である事は以下の画像が証拠である!
登録会員00205是永様が BugsGear を気に入られた瞬間!
次にDT-50TLを弾いてもらった。サイド&バックがタイガーメイプルのギターだ。「うわ〜!きれいですねえ!」とフレームメイプルの木目の美しさまずは驚いたようだ。「こんなに奇麗なメイプルのギターを観た事が無いですよ!」とこれまた反応が良い!そして弾き始めると、サウンドはこちらの方がより是永氏の好みであるようだった。そこで、私は質問をぶつけてみる事にした。
「是永さんが仕事で使うとしたらどちらのギターですかね?」
「こっちのメイプルのやつですね!ピックアップを付けても良さそうだし」
その後、あれこれ話を進めて行ったが、かなり真面目にBugsGearを気に入ってもらえたようだ。さらに私の追撃の手は休めなかった!(追撃ってなんだよ?)次に取り出したのはSJTC-30Eだ。ジャンボサイズのエレアコである。
他のギターと同じようにネックは薄めで弾きやすい。深夜なので大きな音が出せないのは残念だが、爪弾くだけでもある程度の完成度は理解できるはずだ。このギターの特徴的な部分はTOPの厚みである。かなり厚めで、しっかりした構造となっている。かといって響きは良いのだ。サスティーンも長く、でかい音が飛び出してくる。クオリティーは合格だ!
「このエレアコの価格は、実売で7万円なんです!びっくりでしょう?」
「え〜っ?フィッシュマンのピックアップがついて7万円ですか〜?安いっすねえ!」
と、価格面でもOKである!
トータル評価として、是永様は BugsGear かなり気に入った様子があった。もちろん価格面での評価も大きい。「2本〜3本預かって使ってみたいし、このギターを紹介したい人もいますよ!」との発言があった!面白い!さっそくメーカーの社長と話をつけてみよう!その前に直接顔合わせをセッティングしてみるか〜!
BigsGearの試奏が一段落したとき、是永様は突然「このギターを見たいんですが・・・」といきなり「哀愁のヨーロッパ」のイントロを弾き出した!大笑いである!明確に理解できる意思表示である!しからばご披露しよう!ちなみに、是永様はサンタナ完全コピーバンドもやってると聞いた。グループ名は「サンタマ」見事なネーミングである!(東京方面の方にしか分からないシャレだな!)
その後は、是永様来訪の本来の目的であった PRS SANTANA を触り、私がレストアした YAMAHA SG2000 を触ってみたり、YAMAHA SG175B を触ったりとギターのマニアックな世界の話が飛び交い、しばらく話し込む事となった。深夜なのでもうアンプは通せなかったがね。娘はその間、そばで呆然とギター談義を聞き流すだけであった。ふっふっふ・・・娘よ!おじさんたちについて来れまい?
私が昔やった仕事のときにお世話になったミュージシャンたちの話になり、現在も是永様の周辺に存在すると判明、懐かしい名前が次々に飛び出してきた。こんな名前を口にしたのは何十年ぶりだろうか・・・などと、話し込むうちに、さらに夜は更けて行った。
まだまだ思い出す事は山ほどあったので話は尽きないのだが、そろそろtanabe.tv楽器店も本日は閉店時間としよう。その後「ブルースでセッションしましょうよ!ブルースはいいすよ〜!」と是永様に果たし合いを申し込まれた私だった。まだ素直に「是非お願いします!」とは言えない腕前なので、今しばらくお待ちいただきたい!必死で練習するからね!で、お決まりの深夜の記念撮影で本日は終了。
本来であれば、アンプを暖めしっかりディストーションがかかったプレイも聞かせてもらいたかったが、当方はマンション暮らしなので、深夜の音出しはなかなか気を使うし難しい状況だ。残念だが、当夜はここまでだな。次回は音が出せる昼間に来てね〜!そして・・・帰り際に出てきた是永様の発言は。
「こんどはウチに来てくださいよ!
ある程度防音もしてあるんでかなり音を出しても大丈夫ですから!」
よ〜し!わかった〜!望むところである!
私に「遠慮」という文字は無いのだ!本当に行くからな〜〜〜!!!
本日の結論
タイトル「六弦的夜急襲」はもちろん「九州」を意識して付けたのだ!------------------------------
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