林檎的小町穴
2004年07月06日 思わぬ対応を迫られたのである!
 

こいつが・・・そうだったとは・・・!


「夏期の節電が叫ばれる昨今」

このところ、六弦話しが続いていたので、いささか食傷ぎみの方もいらっしゃるだろうな。昨今ネタが浮かばない日々なので、どうしても安易に六弦話しに行きがちだった・・・。お許しいただきたい。本日は六弦話しと違っているようで実は絡んでいる話だ。これ又お許しいただきたい。

裁縫で使う「まち針」は「小町針」だとの説がある。小野小町は女性としての機能がなかったので、穴のない「針」を「小町針」と呼び、それがやがて「まち針」へと変化して行ったという伝説である。ちなみに、小野小町は男性を寄せつけないまま92歳まで生きたと言われている。あの時代にそこまで生きるか?これまた伝説である。

話し変わって、なぜか今日もジャズギター教室の話だ。
ギターの学習には、楽譜と演奏サンプルが必要だ。前回の練習日に、私は「MD」を先生から受け取った。MDには先生オリジナルのフレーズが録音されていた。私はそれを聞きながら、楽譜を眺めつつ曲を覚えるのだ。さらに、実際に演奏しジャズにありがちな指の動きを体に叩き込まなくてはならない。その曲には自宅練習用にカラオケも録音されていた。

数年前に娘からもらったMDプレイヤーを引っぱりだしMDを聴いてみると、全くフレーズが覚えられないことに愕然とした。この歳でジャズを始めようとした無謀さが、如実に露になった瞬間である!しかし!今更引き下がるわけには行かない。何とかして組み伏せなければ、明日の私はないのだ。さて、どうしようか・・・。そうだ!私にはMacがあるのだ!

MDのデータをMacで録音し、QuickTimeにデータコンバートし、さらに1小節ごとに切り分けて小刻みに覚えて行けば、時間は掛かるだろうがなんとかなるだろう。課題は32小節なので、1日4小節クリアできれば8日で制覇できるはずである!希望はある。よ〜し!そうしようではないか!

MDにミニプラグのコードを差し込み、さらに反対側のミニプラグをMac本体に差し込むため、壁際のMac G4の裏側を覗き込んだ。音声出力のミニプラグはすでに外部スピーカー用に差し込まれている。その隣にある穴が入力用だろう・・・。薄暗くて良く見えないが、指先で探ると確かに穴がある。では差し込んでみよう・・・・。あら?あららら????差し込めないぞ〜〜〜!!!

なんだこりゃ?ひとまわり小さい受け口になっている!なんでだ?しばし悩んだが、入らないものは仕方がない。裏面を観たが、他にはそれらしい穴が存在していないし・・・。そこで、次の手を考えた。ミニプラグがダメなら、さらに小さい「超ミニジャック」ではどうなのだ?翌日、ミニジャックから超ミニプラグへの変換プラグを購入し、再度挑んだのであった!

「超ミニプラグ」はきちんと穴に納まってくれた。よしそれではMacを立ち上げてみよう!みよう・・・みよ・・・み・・・!あら?あららら???立ち上がらんぞ!なんだこりゃ〜〜〜!!!入力機材が繋がっていると立ち上がらないのか?そんなバカな・・・。「超ミニプラグ」を引っこ抜くと無事に立ち上がった。何故だ?な〜ぜ〜だ〜!!!

もしやと思い、Macを壁際からガバッと動かし背面が良く見えるようにした。そこで目にしたのは・・・・。私が音声入力端子だと思っていたのは、なんと「Apple スピーカーミニジャック」だったのである!つまり、その穴はAppleスピーカー専用の出力ジャックだったのだ!ひえ〜〜〜!!!入力できない穴だったのか〜〜〜!!!気を取り直し次の手を考えつつ調査したのだが・・・。

調査しているうちにこういうことが判明した。Mac G4のある時期の物には「音声入力ミニジャック」の穴が存在しないのだ!つまり音声入力に関し「小町」状態のG4が存在していると言うことなのだ。ひえ〜〜〜〜!!!初めて知ったぞ〜〜〜!!!当家のMacはまさにそれだったのだ!そうなると次の手はUSBか、FireWireを使うことになる。だが・・・。私の持っているMDプレイヤーは古いものなので、そんな小じゃれた端子は持っていないのだ。ううう・・・・さあどうする・・・。

次に考えたのは、デジカメの利用である!当家が所有しているリコーのデジカメは音声の録音ができる「デジタル音声レコーダー」の機能があるのだ。そこで、MDをスピーカーに繋ぎ音を出しつつデジカメで録音すれば、練習曲はその場でデジタルデータ化されることになる。よし!やってみよう!窓を閉め切り、なるべくノイズが発生しない環境を作って録音開始!

作業後、メモリをMacに読み込ませQuickTimeにコンバートしたところ、見事に練習曲は再生されたのであった!だが・・・やはり狭い部屋の中で録音しただけあって、音はオリジナルに比べるとかなりエッジがボケボケになっていた。こればっかりは仕方ないなあ・・・。取りあえず課題曲を覚えるための最低限のクオリティは確保できたのだからよしとしようか!

さらに作業は続く。楽譜を睨みながら、まずは4小節単位に切り出して行った。基本は4小節にし、覚えにくい部分はさらに2小節まで切り刻むのだ。それでもダメなら1小節にするか!そこまで刻むと曲の流れが把握できなくなるので、あまりやりたくはないな。だが、それをやらねば、私の知識や技量ではジャズ・ギターの演奏技術を身につけることは不可能なのだ!ついでに音楽作成ソフトでバッキングも自分に使いやすいものを作成した。

さ〜て、私はこのように面倒臭い手順を踏みながら「Mac活用」でジャズ・ギターの練習を続けている。Mac無くしては、この先練習は続けられないとさえ思う昨今である。と言うことは「電力供給」が必須の練習方法なのだ。世界の中心で夏期の節電が叫ばれる昨今ではあるが、アンプ、Mac、クラー、照明と電力使いたい放題で練習に励む私は非国民だろうか?



本日の結論
そろそろMacを買いかえろってことか〜?

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