六弦的偽注文
2004年06月30日 こいつを欲しいと言ってきた・・・!
 

P.R.S. SANTANA2


「確認してから発送する!」

六弦倉庫に所有ギターを並べはじめてから4年程になる。その間に多くの方々がアクセスされ、御希望があったものは手放してきた。登録会員以外のアクセス者からひどい中傷を受けたこともあった。中傷の理由は呆れるものだったが・・・。六弦倉庫に並んだギターを観たアクセス者は「売るって書いてあるなあ・・・金額を知りたい!」と思ったようだ。そこで当方に「金額を教えろ!」とメールを送ってきた。このケースは何回もあった。

だが、一見のアクセス者はほとんどの場合「 もし、欲しいギターがあったら声をかけてください。その気になればお譲りしますよ。でも、登録会員の方々だけですけどね」の一文を見過ごしていたようだ。私とメールのやり取りや、BBSの書き込みで仲良くなった方々にだけへのメッセージである。六弦倉庫はShopではないのでどこの誰だか解らん相手に売り払う気はまったくない。

一時期あまりにも一般人からの失礼な文面の「値段を教えろメール」が多く届き、鬱陶しくなったので、わざと六弦倉庫に価格を書き込んでみたことがあった。ただし、頻繁に価格を書き変えて徐々に高くして行った。一般人追い出し作戦である。そんな当方の意図や「売りたくない意志」の存在をどう思ったのか「詐欺師」呼ばわりし始めるヤカラが現れ、啓示倉庫に中傷文を書き込みを始めた。そんな態度だからこちらも相手をしたく無くなるのだ。

当時はその中傷文をまんまネタとして独断倉庫で反撃をしたが、あまりにも下らない「匿名でしか攻撃できないヤカラ」への反撃は1回のみで終了させた。その代わり、一見さんがアクセスできないようにプロテクトを掛けることにした。プロテクトと言っても緩いものだった。サーチエンジンにヒットしないようにしただけだ。

おかげで一般人のアクセスは激減した。「金額を教えろ!」メールも激減した。皆無と言って良い程の変ぼうぶりである。だが・・・それでもたまに間違ってヒットすることがあるようだ。理由は解らないが、こればかりは仕方ないか・・・。そしてプロテクトをかいくぐって届いた「金額を教えて!」メールは、意外にも真摯な態度の方々が多かった。

登録会員でなくても相手の真摯な対応次第では当方も手放すことはやぶさかではないのだ。何本かはそうやって譲渡されて行った経緯がある。昨年はフランスからもメールが届いたなあ。これは単に同じギターを持っているとの世間話だったが。

さてそんな平和な状況の中に、又しても怪しいメールが海外から届くのであった!

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Dear Mr.
I want to see in your website, Can I BUY your guitar in your store
This picture of guitar ?



Can you accept my credit card as the payment and Could you
ship by fedex or postage worlwide because I live in Indonesia.
I'm waiting for your responds.please contact me

Thanks for your service.

best regards
hery chandra


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過去にも御紹介したことがある注文パターンである!

このギター「P.R.S. SANTANA2」に眼をつけるのはかなり手慣れた感じがする。だが、これは典型的なクレジット詐偽の注文パターンだ。すでに私は、このようなオーダーメールを10通以上受け取った経験がある。そして、その全ての発信地が「Indonesia」なのだ。大笑いである!こんなメールに慣れない当初は「当方はShopではないので対応しない」と毎回メールを送っていたのだが、そのうちこれはクレジットカード詐偽団の手口なのだと知り、メールを無視し削除するようにした。1年程静かになっていたのだが・・・。

先週ひさびさに上記のメールが届いたのだ。さて削除するか!と思った時に「いや?待てよ?この際だから嫌みを書いて送りつけてやれ!」と暇つぶしの行動に出たのだった。以下のような内容のメールを送りつけた。

「当方はShopではないが、本当に欲しいのなら、譲ることは可能である!
 ただし、クレジット・カードにはいっさい対応しない。
 当方指定の銀行口座に日本円で全額が振り込まれたのを確認してから発送する!」


予想通りと言うか、1週間過ぎたがその後一切返信は来ない。当たり前の反応だな。WEBオークションで「P.R.S. SANTANA2」が詐偽取り引きのネタにされていたケースは今までに何度も目撃した。需要に比べ余りにも供給量が少ないので注目度が高いのだろうな。ついでに単価も高いので上手く行けば稼ぎが大きくなるし。

てなことで、国際的詐偽団からも注目されている六弦倉庫なのである!(ホントかよ〜?)



本日の結論
そんなに欲しけりゃ、Indonesia の楽器屋で注文しろってえの!

 

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「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



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