駆込的出勤時
2004年06月11日 久しぶりに懐かしの阿鼻叫喚が・・・!
 


ここには楽園がある!


「そして妻はこう言った!」

予兆は前夜の夕食後に始まっていた。

9月10日20時過ぎ、夕食は自宅でゆっくり採った。まずは野菜サラダをたっぷり食し、トマトソースのロールキャベツ。他にもいくつかの惣菜を口にした。満腹のままソファーに寝転がり、いつものごとくテレビを観つつうたた寝をしていたのだが・・・。突然の痛みに眼が醒めたのだった!

ウグググ・・・腸の辺が蠕動と共に激痛を発しているのだ!歯を食いしばり、しばし我慢の時が過ぎた!数分の出来事だったのだろうが果てしなく長く感じた。痛みは徐々に和らぎはじめた。だが、気を許してはならなかった。5分もしないうちに再び腹痛が襲ってきたのだ!ううう・・・ググググ・・・腸の辺が激痛である!だが、イカンともしがたい!ただひたすら忍の一字である!

痛みは緩急取り混ぜ、しばらく続いたが、数分後には嘘のように消えてしまい、何ごともなかったかのように落ち着きを取り戻した。そこから先は通常の生活が始まった。メールをチェックし、ギターの練習をした。ネタが浮かばないのでWEBの更新は諦めた。なんだかいつもより睡魔が襲ってくるのが早い。あっさり24時前にベッドへ寝転がる。そのまま眠り込んでしまった・・・。

明け方、異様な痒さで目覚めた!何か所も蚊に刺されていた!ううむ!!!ついに今年もこの季節が始まってしまったか!ふとんを蹴飛ばしたまま眠ってしまった酬いである!誰を恨むことも出来ない!そんな状態では睡眠はいいかげんになる。うたた寝をくり返し、その度に「変な夢」をいくつも観てしまった。その中には「ギターの先生に宿題が出来ていないとこっぴどく叱られる夢」もあったが、この歳になっても「先生」と名のつく者にに対する恐怖感があるようだ。大笑いである!

9月11日朝になり、妻が起こしに来たが全身がダルクって起きあがれなかった。しばしグズグズとふとんの中でもがいていたが、ギリギリの時間になって飛び起きた。すぐに顔を洗い、お茶を飲み、野菜ジュースを飲み、小さなロールケーキを口にした。トイレにも入ったが、便意はない。すぐに妻の運転する車で駅に向かった。娘も同乗だ!出発時刻は9時45分。溝口駅に10時5分に到着できればOKだ。十分に間に合う想定。いつもの朝の風景である!

いつものコースを抜け、駅まで5分の位置まで来た時、異変は起こった!昨夜の「腸の激痛」が再び私に襲い掛かってきたのだ!助手席で悶える私!うおおお〜〜〜!!!激痛だ〜〜〜!!!どうするんだよ〜〜〜こんな場所で〜〜〜!!!と涙目になりつつ、ぐっと我慢をしてやり過ごそうと耐えていたのだがその直後、痛みは大いなる便意となって駆け巡りはじめたのだ!待った無しの便意である!うおおお〜〜〜!!!久々の朝の便意との戦いだ〜〜〜!!!

駅まで辿り着いていれば、なんとでもなるのだが!いまは車の中である!どうしろというのだ?

私「駅のトイレはどのあたりにある?」

娘「あるわよ!」

私「だからどの辺ときいてんだよ〜!駅の反対側じゃ間に合わんぞ!」

娘「am pm なら貸してくれるんじゃない?」

私「そうか!改札横のam pm を目指そう!いけ〜〜〜!!!」

だが・・・早くも1分後、私の挫折が始まった。もう我慢できん!限界点に間もなく到達しようとしてる!駅まで待てない!新車のシートを私の排泄物で汚すわけにはイカンのだ!どこかトイレはないのか〜〜〜!!!ないのか〜〜〜!!! 車は私の叫び声を無視するかのようにズンズン進み続けた。右側に「交番」が見えた!あそこに頼み込むか?だが、あああ!!!警察官が出て行ってしまった!あああ!!!

次に左側に見えてきたのは「セブン・イレブン」のお馴染みの看板だった!この店はトイレを貸してくれるだろうか?昔は、防犯上の理由とやらでコンビニはトイレを貸してくれない時期もあった。最近は率先して貸してくれると聞いているのだが・・・ここで車を降りるべきか?それとも駅まで走るべきか???一瞬の躊躇があったが、店の前までくると駐車場が一杯だった!あっちゃ〜〜〜!!!だがもう限界である! 限界だ〜〜〜!!!

妻は私の顔色を伺いつつ、駐車場の先にわずかな隙間を見つけて車をを停めた。

娘「え〜〜〜!!停めるの〜〜〜???わたし間に合わなくなる〜〜〜!!!」

娘の遅刻と私の便意では明らかに私の「便意」の方が上位概念である!迷わず、私は車を飛び出した。と言ったところで本当に飛び出したわけではない。腸を刺激しないようにソロリソロリとした動きなのだ。「セブン・イレブン」の店内に入りまずはカウンターの若き女性に声を掛けた「トイレを貸してもらえませんか?」「どうぞ!あちらの奥です!」おおお〜〜〜!!!快諾である!その店員の笑顔がとてつもなく美しく見えたのは言う間でもない!店の奥へ急ぐ!

行く先を見ると、トイレのドアの前に青年がひとり立っていた。うっ・・・あいつも待っているのか?だが、いまさらもう動けない・・・。ただ並んで待つしかないなあ・・・そろりと近付いた・・・良く見ると、ドアの前に週刊誌売り場があり、青年は立ち読みをしているだけだった!助かった・・・青年の向こう側に楽園はあるのだ〜〜〜!!!青年の後ろを通りするりとトイレに駆け込んだ!おおお!なかなか清潔で広めのトイレである!いざ〜〜〜!!!うおおお〜〜〜!!!

数分後、膨大な量を流し去り私は店内へと戻った。ここで大人としては「手ぶらでは店を出られない!」との判断をした。では、何を買うべきか?新鮮な牛乳にしよう!牛乳パック1本を取り上げるとレジに向かった。先ほどの店員が対応してくれたのだが・・・トイレの使用許可を出してくれた時の笑顔に比べて、今度は「普通の笑顔」にしか見えなかった。便意の有る無しで精神状態は、女性の美醜にまで影響するのか?不思議なもんだ!

娘「え〜〜〜!!!私が間に合わないって言ってるのにミルクまで買ってたの〜?
  も〜〜〜早くしてよね〜〜〜!!! 」


まったくもって自己中心的思考しか出来ない娘である!そして妻はこう言った!

「パンツは汚さなかった〜?」




本日の結論
朝っぱらからみんな言いたい放題だ〜〜〜!

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