雪像的恐竜話
2004年02月09日 北国はこんな風景!
 

登録会員00162 嵐 寿文 様より届いた映像!


「♪〜祭りの後の〜寂しさが〜♪」

南方育ちの私には子供の頃「雪景色への憧れ」があった。私が育った宮崎市に雪が降ることはほとんどない。数年にいちどだけパラリとフリカケを蒔いたように舞い降りることはあるが、それとて一瞬の風景である。ほとんど積もることはない。私が幼いころ育った宮崎県小林市は霧島山のふもとなので、冬になると霧島おろしの寒風が吹きかなり冷える。当然雪もある程度は降る。

もう45年ほど前の話になるが、宮崎県小林市に住んでいたころ大雪が降ったことがある。私が初めて見た大雪だった。15cm〜20cm程の積雪だったような気がする。朝起きるとすでに雪は降り止み、見渡す限り銀世界が朝日を浴びて眩しく広がっていた。当時住んでいた家の周りは畑や空き地だらけで見通しが良かった。遅れて起きてきた弟(当時4才)は、庭先を見てこう叫んだ!

「畑がなくなった〜〜〜!!!」
  (* 標準語に翻訳済み!)

「雪」の概念がない南方の子供にとっては一面の雪は衝撃的な風景だったのだ!

私が大人になり本格的な雪景色を見たのは、昭和48年の冬だった。行き先は新潟県十日町。有数の豪雪地帯だ。地元の小さな雪まつりを数日間楽しんだ。小学校の校庭に設置された大きな雪のステージで「みさわあけみ」が歌っていたのを覚えている。その次に雪景色にでっくわしたのは、仕事をするようになって真冬に北海道の士幌へ行った時だった。

天気も悪く、郊外の宿泊地に向かう夜のタクシーに乗ると、一面雪以外に何も見えず、さらにタクシーが雪の吹きだまりに突っ込み、客の私達がそれを押し出すハメになった。とんでもない場所に来てしまった実感。そしてこの風景が半年も続くのなら、とても私はここに定住できないと感じてしまった・・・。そんな北国の印象である。

さて、北海道在住の登録会員00162 嵐 寿文 様から「札幌雪まつり」の画像が届いた。届いた画像を見ると、巨大な「恐竜」の雪像だった。毎年、北海道の自衛隊は雪像造り協力しているようだが、今年はイラク派遣で大変だったようだなあ。さてと、それでは画像をチェックしてみよう!



スケールを対比する物体が映り込んでいないので分かりづらいが、原寸大だろうか?かなり大きい雪像であるのは推察できる!細部に渡りていねいに作り込まれているのが分かるなあ。こんなしっかり造り込んでも雪まつりが終われば壊されてしまう。♪〜祭りの後の〜寂しさが〜♪ と「よしだたくろう」も歌っていたなあ・・・。

で、登録会員00162 嵐 寿文 様は「恐竜」つながりで次の画像も送られてきた。じつは、こちらの雪像にビックリしてネタになるのではと撮影されたのであった。


松井の雪像である!こちらは対比できる人の姿が手前にあるのでスケールが良く分かる。松井は確かにデカイ顔である!この雪像はたぶん・・・原寸大でないとは思うが・・・(ったりめ〜だ!)と、ここである事実に気付くのであった!

倉庫番様
いつも楽しく拝見させていただいております。
子供にねだられ、本日札幌雪まつりに行って参りました。
さすがに多くの観光客で賑わっており、なかなかスムーズに歩けない程の混雑の中、
子供の目的である『恐竜広場』へ向かう途中、信じられないモノに出くわしましたので、
思わずシャッターを切ってしまいました。 これもある意味『恐竜』ですけどね・・・。


嵐 寿文 様は「恐竜」つながりでこの画像を送られてきたが、松井は愛称「ゴジラ」である。「ゴジラ」は「恐竜」ではなく日本では「怪獣」と位置付けられている架空の生物だ。つまり、実在した生物と架空の生物を同一次元で語られているのである!これはいかがなものか!と大人気ない突っ込みをしている私である!(おいおい!やめろよ〜!)すまんすまん!他意はない!こんなことを書かないと文字数が稼げないのだよ!

戯れ言はさておいて、雪像のスケール感はやはりその現場に立たないと理解できないだろうなあ。もうひとつ気になるのはライティングだ。雪の白さにライティングはかなり映える。だが、あえてカラーライティングを施す意味はあるのだろうか?雪像はひたすら白く輝いていただきたいと南方育ちは思ってしまうのだが・・・。毎日、真っ白い世界で生活していると色をつけたくなるんだろうなあ・・・。


観光で訪れるだけの人々は設置や撤去の苦労は知らないが、大人数が集まるイベントはそれなりに大変な準備が必要だ。会場設営だけではなく、観光客そのものも厳重な「冬支度」を必要とするはずだ。だが・・・この画像の後ろに立っている女性の脚を見るとミニスカートである!レッグウォーマーは着けているがハイヒールを履いている。見た目にも寒いが雪国では危険なファッションではないだろうか?手前のお子さまのファッションとは大違いだ!

「雪まつりってさ〜!いつまでやってんの〜?
 ふ〜ん!まにあうぢゃん!じゃあ、午後から行ってみる?」

などと、土曜の朝っぱらから渋谷のカフェで話していた暇なOLが、そのまま出かけてきた風情がある。もしくは、渋谷センター街で「かのじょ〜!雪まつり観にいかない?」とナンパされたか〜?(そんなヤツいねえよ!)

その昔、ツイッギーがミニスカートを流行らせた1967年には、このような日本の医師の発言があった。

「冬にミニスカートを履くと、太ももが外気にさらされるので、
 体を保護するために脂肪をためやすくなる。
 そのため、太ももが太くなりダイコン脚になる確率が高くなる!」



本日の結論
この説が証明されたかどうかは私は知らない!

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