連続的弐拾四
2004年01月24日 ころころ変わる展開に大騒ぎ!
 

これがVol.1 一話〜三話入っている!


「一気に24時間見る態勢」

その昔、昭和30年代の後半40年代前半にかけて、テレビドラマはアメリカものがテレビを席巻していた時代があった。デビット・ジャンセン主演の「逃亡者」なんてなドラマは一時代を作ったとも言える大ヒットだったなあ。「名犬ラッシー」「フリッパー」などの動物ものは、親としても子供達に与えるにはかなり安全なドラマであったと言える。「コンバット」は戦争ドラマだが親一緒に楽しんでいたなあ。

「アメリカ製テレビドラマ」が与える豊かな生活には日本人の憧れもあった。大きな冷蔵庫から大きなボトルに入ったミルクやオレンジジュースを取り出すシーンは何故か頻繁に眼にしたなあ。うらやましかった。そして時が過ぎ、「月9」を代表とする日本のテレビドラマがゴールデンタイムを埋めるようになった。

だが、近年になって私が「こりゃ面白い!」と気に入ったアメリカ製テレビドラマが時々現れるようになった。少し古くなるが「マイアミ・バイス」はかなり面 白く観ていた。最近では監察官ドラマ「C・S・I」を毎週観ていた。映画「チャーリーズ・エンジェル フルスロットル」の中でも「C・S・I」がパロディーとして扱われていたのは記憶に新しい。もう終わってしまったのが残念だなあ。

昨年末ころから気になっていたレンタルDVDがあった。「24 TWENTY FOUR」がそれだ。TSUTAYAのWEBに書かれている紹介文は以下のようなものだ。

「24 TWENTY FOUR」

米国に実在するといわれている対テロスペシャリスト集団を舞台とした、アクション、サスペンス、人間ドラマなど様々なジャンルで楽しめるドラマ。物語の進行と現実の時間進行が同じ速度で進むリアルタイムなストーリー展開で、24時間でワンストーリーが完結するノンストップ・エンターテイメント!

エミー賞10部門ノミネート、ゴールデン・グローブ賞主演男優賞受賞、セカンドシリーズ放映時にテレビスポットを一切流さないというTVシリーズとして初の快挙など、記録を塗り替え大ヒットした衝撃のドラマ。ファーストシーズン24話。


24時間に起こるドラマがリアルタイムの24時間で進行するというのだ。昔の映画で言えば「OK牧場の決闘」がリアルタイム映画だったな。ヒッチコックの「ロープ」そうだったはずだ。

理屈から言えば「24 TWENTY FOUR」全巻を準備して一気に24時間かけて観れば臨場感が高まるはずである。だが、通 常の映画で換算すれば12本分の量である。ぶっ続けに観るには体力と根性を要する鑑賞方法である。しかも1話目でいきなり「俺向きじゃねなあ・・・」と感じてしまったら残りの23話をどうすれば良いのだ?かといって1枚目だけ借りるのもなんだかなあ・・・。としばらくはシラン振りしていたのだが・・・。

年明け出社してみると、部下が「冬休みに一気に24話全部観ましたよ!」と誇らし気に報告して来た。ほほう!ついにやったか!ううむ・・・そろそろ私も実行しなければと思いつつも、なにせ全部観るには24時間かかるのだ。なかなかまとまった時間をとれずにズルズル延ばしていたのだった。

1月23日夜、突然「24 TWENTY FOUR」Vol.1〜Vol.5!を手に入れた!Vol.1には3話分、Vol.2〜Vol.5にはそれぞれ2話分収録されているので、合計11話で11時間分となる。まずは24時間の半分だけを一気に観ようと企ててみたのだ。夜21時スタート!見始めるとこれがイキナリ引き込まれるストーリー展開!

次々に観続けていく内に気付いたのだが、これはもともとテレビドラマである。DVDではコマーシャルがカットされているので、実質的に1話分が43分しかない。スピーディーな展開や、次に引っ張る編集や構成。観ている方が緊張を強いられるドラマなのだ。かなり観ていて疲労感がある。やがて7話分を観終えた時、妻はギブアップした。

「もう続きは明日にしたら?疲れた・・・」

「俺・・・このまま全部観たいんだけど・・・」

「うるさくてラッキーが寝られないわよ!」

放し飼い手乗り文鳥ラッキーを持ち出されれば、私とて妥協せざるを得ない。渋々寝る事にした。

翌24日、早起きして続きを観ようかと思っていたのだが・・・起きてみると意外にも気持ちが落ち着いているのだった。なんでだ?昨夜ならぶっ続けで観られるだけの気力があったのだが・・・。やはり一気に24時間見る態勢を作ってブチカマスべきだったか?腰を据えて、家庭内イベントとして一気に盛り上げないといかんのだろうなあ・・・。

午後になり、妻が帰宅するのを待って残りの4時間分を一気に観終えた。今度は娘も参加である。続きはどうなるのだ?気になる・・・非常に気になる!だが・・・まだこのストーリーは13時間分も残っているのだ!どうする?さあどうする?こうなりゃTSUTAYAに出かけるしかねえなあ!今夜から明日にかけてさて、どこまで観る事ができるのだろうかね〜!

早速、娘を同行しTSUTAYAに突入だ!「24 TWENTY FOUR」コーナーに行くと・・・続きの「Vol.6」在庫発見!だが〜〜〜!!!その先の7と8が欠品である!うおおお〜〜〜!!!なんで無いんぢゃ〜〜〜!!!9から12まではかろうじて揃っていた。さてどうする?とそこに、店員が通 りかかった!

「返却済みでまだカウンターの後ろに置いてある『24』の7と8はないですか?」

「ちょっと待って下さい!探してみましょう!」

店員はレジカウンターに戻り、棚を端から探し始めてくれた。と・・・そこには奇跡的に7と8が1枚ずつ存在したのである!私はそれをすぐさま引っつかみ、本来の置き場から9〜12までを引き出して、残りの13時間分のDVD7枚を確保したのであった!うおおお〜〜〜これで結末まで一気に鑑賞できるぞ〜〜〜!!!

で、レジの店員は言う。

「御返却はいつにされますか?」

「一泊二日でお願いします!」

「え〜〜〜???これ一晩で全部観るんですか〜〜〜!!!」

「観るんです!最後まで観るんですぅ〜!」

すぐさま夕飯の買い出しを終え、続編鑑賞を始めたのであった!一気にDVD2枚の4話分を観終える。だが・・・今度はなんだかグッタリ・・・疲れてしまって、その先をぶっ続けで見る気が急激に薄れてしまった。眠くてしょうがない。気持ちは観たいのだが・・・頭がボ〜ッとし始めていた。寝るか・・・。

残りはまだ9時間分ある・・・。体調を整え、明日の朝から再度取り組もう!明日もまた一日中DVD三昧だ!



本日の結論
観始めると止まらない!きっと明日は最後まで行くぞ〜〜〜!!!

追伸
25日18時、「24 TWENTY FOUR」全巻鑑賞完了!
1巻目のスタートが23日21時だったので、46時間で観終えた事になる。
リアルタイムの24時間で観るのは体力的にちょっと無理だよなあ〜!

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE