東京的電飾祭
2002年12月30日 さてと、出かけてみるか!
 



「切符売り場に並ぶ長蛇の列」

現在「東京ミレナリオ」の真っ最中である。なんじゃそりゃ?と思われた方はこれを読まれる必要はない。が・・・一応どんなもんか説明しておこうかね!簡単に言えば、丸の内仲通りをメインとした光のアーケードである。そこを近郷近在から集まった人々が、光のアーケードの下をぞろぞろ歩くのである。で、どうなのと言われれば「そんだけ!」と答えるしかない。

12月27日の事だった。今年で4回目となる「東京ミレナリオ」へ行ってみるか!と思い始めた私は、会社である人物にその件を漏らしたところ、こう言われた。「東京ミレナリオは気をつけた方がいいですよ!会場の通りは一方通行ですから、逆方向からは入れないんですよ!有楽町駅と東京駅の間なんですが、必ず有楽町駅で降りて丸の内仲通りを東京駅方面に向かって下さい!」

かくして12月30日、宮崎から上京して来た実母と妻それに娘を連れて総勢4名は、17時30分の点灯時間を目指し有楽町駅に向かったのである。自宅から車で出発し大崎駅駅前のビルの地下駐車場に停めた。ここから電車に乗り換えた方が現場近くでどたばたしなくて済むはずだ。電車はガラガラだった。さすがに年末の夕方である。

有楽町駅前はすでに拡声器を持ったガードマンが人波を整理していた。まだ始まる前だと言うのにすでに人波は蠢いていた。駅からズンズン歩いて「丸の内中通り」へ向かった。光のアーケード入り口のちょい手前にたどり着いた時ちょうど17時30分になった。カメラマンが三脚を構えて写真を撮りまくっていた。

さてと、一行4名はズンズンすすんで光のアーケード入り口へようやくたどり着いた。と・・・その時!我々は大きな誤解に気付くのであった!そこは入り口ではなく出口だったのである!なんぢゃこりゃ〜!「東京ミレナリオ」の一方通行は、正式にはなんと「東京駅」から「有楽町駅」に向かっていたのである!つまり、我々は全く逆の情報を仕入れた事によって最悪の事態を迎えたのである!うおおお〜〜〜!!!

いまさら有楽町駅に戻り、再び電車に乗って東京駅まで向かう気もなかった。仕方なく一行は歩道に上がり、通りを誇らし気に歩いている人々の流れに逆らいながら、はまったく逆方向の東京駅方面へ歩き始めたのである!みじめである!おおいにみじめである!約400mの光のアーケードは見事に人で埋まっていた。60年安保時の国会議事堂前風景のごとくミッチリ詰まった人の群れである!ノロノロと歩き続ける人々でビッチリ。しか〜し人々は400mをただ淡々と歩くだけである。横目で人波を眺めながら一行4名は歩くのである。

前日夜のニュース番組で「東京ミレナリオって思ったよりセコイっすよ!」との発言があった。ちょっと気になっていたが、自分の目で見て感じた事はやはり「近くでの見た目がセコイ」ってえことだった。歩きながら眺めていると「これだけ?」そう言いたくなる風情である。他にイベントは何もない。歩く事がイベントと言えばそうかもしれないが・・・。

せっかく来たついでだからと、最近名物になっている「丸ビル」にも入ってみたが、これまた人の群れで、ラッシュ時の渋谷駅構内のごとき様子であった。あまりの人波に嫌になり、結局は何もせず入り口から入って、すぐに出口へ向かった。こんな感じの「人の波しか見えない」状況の東京ミレナリオ方面なのである!

さあ、まだ御覧になっていない方で絶対行くもんね!と思っていればこれだけは聞いていただきたい。まず、東京駅まで行ってきちんと入り口を目指していただきたい!そして有楽町駅を目指していただきたい!これを間違えると下らない事になっちまうのだ!しか〜し!有楽町駅にたどり着いても悲劇は待っている。切符売り場に並ぶ長蛇の列。これでまた気が遠くなりそうになるのだ。

半端じゃない人の波に飲み込まれ、ただひたすら切符を買うために長時間並ぶ覚悟があれば「東京ミレナリオ」に行くのもよろしかろうて!わははは〜〜〜!!! って・・・つまんなかったなあ・・・!




本日の結論
♪〜〜〜歩き〜疲れた〜〜〜ミレナリオの帰り〜〜〜♪

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