車内的椅子背
2002年12月23日 その構造は計算されているのか?

山手線で出勤される方々限定


「空席があったら是非お試しあれ!」

都心部で生活している方々はあまり感じないのかも知れないが、郊外から日々出社して来る方々は、出勤電車のラッシュアワーで疲れ果てている。会社に辿り着いた時は、朝っぱらから体力の半分を使い果たしてしまったような気がする。もちろん帰宅時もそれと同じ事が起こる。自宅に辿り着けば「なんだか、飯も食いたくねえなあ・・・」となるほどもうグッタリとなっているのだ。

郊外から電車に乗る場合、始発駅であれば座れる確率は高い。途中の急行が停車する駅から乗ろうとすれば、この時節は着膨れの人々ばかりで電車内にみっちり詰めこまれる状態になる。椅子に腰掛けるチャンスはほとんどあり得ない。私の場合、ちょっと早く家を出て、鷺沼駅から25分間の鈍行の旅を楽しむ事にしている。鈍行なら空間的に余裕があるので、その間に小説が読めるのだ。

12月20日朝の事だった。出社時山手線に乗り換えてにると、意外にも席が空いていた。ラッシュアワーとラッシュアワーの微妙な狭間だったのだろう。すぐに腰掛け、小説の続きを読み始めた。横に座っていた太った親父はだらしなく腰を前にずらし、足を投げ出していた。一見楽なように見えるが、じつは腰に負担がかかっているような体勢だった。

乗り込んでいたのは、山手線の新しい形状の電車だった。胴の部分がいくぶん膨らんでいて、空間も広く、ラッシュアワー緩和の為に開発されたと聞いた事がある。私も小説を読む為、いくぶんリラックスした体勢をとっていた。だが、そのだらしない体勢に気付き、しっかりと座席に背中をつけて座り直してみた。と・・・その時!

なんだ?なんだなんだ?これは!おおお〜〜〜気持よいぞ〜〜〜!!! 空いている席を見ると、背もたれの下、腰に当る部分に突起が見えた。背もたれ全体が緩やかなカーブを持ち、腰の部分で一気に突起しているのだった。そのおかげで、腰の部分が押され、優しく指圧を受けたような圧迫感を覚えるのだ。さらに、ぐっと押し付けてみた。ううう〜〜〜気持よい!

先日、椅子のデザインについてテレビ番組でやっていた時、背もたれが異常に低い椅子を紹介していた。背もたれが細い横方向のバー状態になっていて、腰を取り巻くように彎曲していた。座った方々は一様に「きもちいいね〜〜〜!!!」を口走っていた。どうもその辺りに腎臓のツボがあるようなのだ。

人々はいったんこの心地よさを知ってしまうと、山手線の電車で座れたら、背中ををきっちり背もたれにつける癖がつくだろう。これによって、足の投げ出し等の不様な着席スタイルは減少する事になるのか?このデザインはそこまでの効果を追求したものなのだろうか?デザイナーの確信を感じるなあ!山手線新型電車に乗って、空席があったら是非お試しあれ!ところで、これは山手線だけなのだろうか?他の路線や私鉄ではどうなのだろうか?いささか気になる。

と・・・ここまで書いてみたがやはり右腕の腱鞘炎がまだ痛いので長文が書けない・・・キーボードを叩くのがそろそろ限界となって来た。やはり健康が何よりである!中途半端だが本日はこれにてゴメン!



本日の結論
腱鞘炎をなめてはならない!イテテテ・・・

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