海鳥的聖十字

2002年12月06日 本年最後のシーバードライブの全貌である!



「会場の一体感はこれによって実現されるのである」

世間では、すっかりクリスマス商戦真っ最中である。すでに日本ではクリスマスが宗教行事ではなくなっているなあ。もともと、日本で漠然と受け入れられていた宗教概念は「すべてのモノに神が宿る」という暗黙の了解だったようだ。外来の宗教行事なんてすぐに、商業イベントとして日常の風景に取り入れられてしまうのだろうなあ。私だって、キリスト教系幼稚園出身だが、親がキリスト教信者だったわけではない。たまたま入った幼稚園がそうだっただけだ。私にに宗教心はさらさら無いのだ!

だが、最近になり「感謝」する精神状態が増えて来た。生かされている事への感謝や、生かされて来た事への感謝だ。それは祈る行為とは違う。私自身の内面的感覚だ。私に関与するすべての出来事や人々に「生かされている」感覚があるのだ 。ジャズ・ライブ一つとっても、いつもいつもプレイヤーの方々に「豊かな時間」をもたらしていただいている感が強い。

さ〜て!そこでだ!今月もまた「シーバード月例ジャズライブ」の日がやって来た。終業後、青山方面へと出撃するのであった!本日のライブにはいくつかテーマがある。まずは久々の「ギター持ち込み」だ。何を持ち込むべきか?と考えていたところ「クリスマス・ライブ」になる気配なので、おおお〜〜〜!!!あれだ〜〜〜!!!と機種決定したのである!

私の所有しているギターの中で「クリスマスっぽい」といえば「十字架インレイ」たっぷりのヤツがある。こいつを「ギター弾き倒し王!橋本様」にプレイしてもらうってえ企てにした。真っ黒いボディーに真っ白の十字架は、まさに「聖夜に弾いてくれ!」と言わんばかりの姿である!ギターキッズのようにソフトケースを肩に掛け意気揚々と師走の街に出かけるのである!

だが・・・ここに一つの不安があった。実はこのギターに対し「探していたんです!譲って下さい!」と、とてつもなくマニアックな方が出現したのである。池永様と名乗る人物はブラック・サバスの大フアンだと言う。何度かメールのやり取りをし、私の勤務先でギターをお見せする事になった。

「もう・・・ビックリです!」を口走るその方は、某企業の営業さんであった。このギターが存在し、一般人が持っている事が信じられないと言うのである。それを手にし、譲渡可能だと知った彼は「もう・・・ビックリです!」を何度もなんども繰り返していた。そして、1時間程の会談の後「年内に絶対引き取りにお伺いします!」と宣言されたのであった。本日時点で譲渡先が決まっているギターなのである。傷つけるわけにはいかないのだ!橋本様!お手柔らかに!とお願いするしかない。

さて、もう一つの目的は、最近登録会員になられたばかりの登録会員00174内藤様との初顔合わせであった。ミステリーとギターの両方が好きな御仁である。赤坂方面勤務なので「シーバード」まではすぐにたどり着けるようだ。お会いするのが楽しみである。

2002年12月6日20時前。シーバード・ライブ第一部開演!今日もまた、ギター弾き倒し王橋本様は遅刻である!そして、お客はたったの4名。プレイヤーも4名。なかなか寂しいスタートだが、実はお客4名の中に、登録会員00017曽我部様がいるのだ!東京に仕事で出向中だという。顔を会わせるのは4年ぶりくらいだろうか?相変わらず爽やかな笑顔である!もちろん初顔合わせの登録会員00174内藤様もすでに参加されている!さあ!オムライスを食いながらじっくり楽しむ事にしよう!

やがて他のお客も集まりはじめた。

 

 

本日の第1部はあっさり終了。そのころ橋本様も登場!ボーカル隊も出そろったようだ!では、そろそろ、第2部に行ってみよう!昨年ちょっとスベッテしまった聖歌隊が今年も結成されているようだ。成功を祈る!それでは第2部いってみよう!

 

 

 

 

本年の聖歌隊の選択曲は「ホワイト・クリスマス」、そしてお客全員に2コーラス目は唄うように要求して来た。「ラララ〜」で唄うようにとの指示であった!これは賢明な策である!歌詞を知らない人々も堂々とコーラスに参加できるのである! 会場の一体感はこれによって実現されるのである。

だが・・・唄いはじめるまえにキーの確認をすると・・・。あら?あら・・・?なかなか西郷さんが納得しないのである!「えっ?え〜???」とピアノの音になかなか納得しないのであったが、キーの決定はピアノ側にある。ピアノから発せられた音に「モノイイ」は許されないのである!やがて、全員が納得。さあ!いってみよう!

「練習して来たね〜!」と感じさせるスタートであった。なかなか気持ちよいスタートである!綺麗にハモッテいる。やがてお客全員がコーラスに参加し、和田リーダーもコーラスに参加。ゆったりと「聖夜もどき」は過ぎてゆくのであった。


さて、本年最後のライブも無事終了したが、私には一つの課題があった。そう!私が持ち込んだあのギターはどうだったのだろうか?あの評価を橋本様に確認しなければならないのだ。


そして橋本様は言う「なかなかいい音っすね!弾きやすいし。フロントはジャズっぽいですよ!思いっきり歪ませて弾いてみたかったですけどね!」そうか・・・歪ませたかったか・・・。実は本日のライブではギター大活躍のシーンが少なかった。ディスートションバリバリのサウンドは楽しめなかったのだ!てな事でちょっと地味な試奏だったなあ〜!

ちなみに、今回のギター試奏に関して、橋本様は事前に「ベルト」を外しておられた。これはギター裏面に「バックル・スクラッチ」をつけないためである。お気遣いを感謝する!

来年は2003年1月4日(土)が「シーバー・ドライブ」弾き初めだ。お時間が許される方はお集りいただければ幸いである。




本日の結論
ギターは傷つかなかったぞ!御安心下され!!!

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