片品的林檎豊

2002年10月06日 豊作の予感か?


このように色付きはじめたぞ!

「スケジュールを決定した!」

さあて、1年ぶりの「登録会員大集合!片品村林檎収穫祭」が1か月後に迫ってきた。昨年は夏場に雹が襲い、林檎園は壊滅状態に襲われた。最終的には収穫は出来たものの、くっきり残された林檎表面のデコボコは悲しみをかき立てていた。ひたすら自家用にするしか無かったなあ。

今年は無事に夏が過ぎ、このまま豊作が期待できるぞ!と安心し始めた10月1日「戦後最大級の台風」が襲い掛かってきた。暴風雨圏は本州の幅をすっぽり包み込み、片品村もその射程距離に入っていた。ううう・・・又しても自然の猛威に打ひしがれるのか?その日はTVの台風情報を観続ける事になったのだ。

ニュースでは「鉄塔崩壊」と報じていた。風速60mまで耐えられるはずの鉄塔が、ネジ曲がってぶっ倒れている光景に呆然とした。この風が吹き付ければ林檎なんぞはひとたまりも無い。やはり昨年に引き続き惨敗か?片品林檎亭のWEBでは「ほとんど被害が無い」と報告されていたが・・・心配なのは他人の樹ではない。私がオーナーとなっている樹だけの特定情報が知りたいのだ!

そんな本日の朝、登録会員00028笠松様からメールと共に画像が届いた。

田辺さん

りんごは5,6個落ちてましたが、ご覧のとおり、大丈夫です。
今年は十分収穫があると思います。

笠松 亮




画像の下にはうっすらと私の名前が書かれたプレートが見える。確かにこれは私がオーナーとなっている林檎「陽光」の樹だ!ふっふっふっふ・・・豊作の予感がするぞ〜〜〜!!!さて、ここで「豊作」の基準とはどこにあるのか検証してみよう。

私は年間契約料を支払い、この樹のオーナーとなっている。私が春先に支払ったのは12,000円だ。通常この価格で買う場合、手に入る林檎はどの程度の量なのだろうか?調べてみると1kg=480円程度になりそうだ。そうなると収穫量25kgが損益分岐点となる。過去の戦績としては40kg以上の収穫があった年もある。そうなれば十分にプラスとなり「豊作」気分に浮かれる事になる。

だが、1本の樹から採れる林檎はすべてクオリティーが揃っているわけでは無い。我々が果物屋の店頭で手にする林檎は「選別」された「優等生」なのだ。オーナーとなり1本の樹丸ごとの契約をすると「できの悪い個体」も収穫量にカウントするのだ。1kg=480円で店頭購入した25kgと、私が収穫する25kgは意味が全く違うのである。てなことで単純に「収穫量」での比較はできない。

林檎オーナー制の気持ちよさとは何だろうか?
まず、1年間に渡り成長を見守る事ができる。オーナーにならなくても観察だけはできるが、より大きな喜びを味わうためには、そこに「個人的損得感情」が必要なのだ。実るのか実らないのか?最終的には収穫量に結びつく「ゆるいハラハラドキドキ」が愉しみでもある。さらには、夏場に遊びに行くといただける「オーナー様へのプレゼント」の美味しい愉しみだ。朝もぎのトウモロコシやダイコンがうれしい!

春から秋へと移り変わる風景も楽しい。自然を忘れた都会暮しの我々には「自然の恵み」が体感できる環境なのだ。つまり「林檎オーナー制」は収穫だけを目的としたものではなく、そこに集う人々との交流を含め「自然環境」を手に入れるシステムでもあるのだ。もし12,000円を支払っていなければ、これだけ頻繁に足を向ける事はなかなかできないだろう。片品村に行くための強いモチベーションとなる「林檎オーナー制」なのだ。丸ごと村を味わおう!

てなことで、今年も林檎狩りのシーズンに突入した!私がオーナーになっている「陽光」は収穫時期が10月末から11月頭だ。そこで、本年の「登録会員大集合!片品村林檎収穫祭」は以下のようにスケジュールを決定した!オーナーの皆様、お友達誘い合わせの上、みんなで愉しもうではないか!以下が私のスケジュールである。

スケジュール
行程
宴会
11月02日(土)
早朝移動 10時頃
片品村笠松邸到着
片品林檎亭視察
笠松邸にて前夜祭
11月03日(日)
12時 片品林檎亭にて
「林檎狩りNo1」
夕方から笠松邸にて
「収穫祭の宴」
11月04日(月)
12時 片品林檎亭にて
「林檎狩りNo2」
現地解散
一部は笠松邸で休憩


もぎたての林檎がどれほど旨いかごぞんじだろうか?
そして、もぎたての林檎で作ったジュースがどれほど旨いのか、あなたは御存知だろうか?
この秋に是非経験してみよう!




本日の結論
待ってるぞ〜〜〜!!!晴れるといいね!

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE