貢物的宇宙食

2002年09月22日 私は宇宙飛行士になれるか?


OFFICIAL Astronaut Chiken Space Dinner

「橋本様ごちそうさまでした〜〜〜!!!」

私が中学生の頃「ジ・アストロノウツ」なるグループサウンズが存在した。リバーブタップリのスペーシーなサウンドで宇宙感を醸し出していた。だが、サーフィンミュージックであったのはお笑いである。「ジ・アストロノウツ」日本語にすれば「宇宙飛行士」だせえバンド名である。とは言えたいていのバンド名は日本語に直訳すると、お笑いになるモノばっかりなのだが・・・。

♪〜のってけのってけのってけサ〜フィン!
   な〜みにな〜みにな〜みに乗れ乗れ!
    お〜どれお〜どれお〜どれサ〜フィン太陽の彼方〜♪

日本のカバーバンドが出したアストロノウツの「太陽の彼方に」は、今思えばかなり恥ずかしい大笑いの歌詞である。「ジ・アストロノウツ」はサーフィンとまったく縁のないコロラド出身。カルフォルニアに引っ張って来られてリー・ヘイズルウッド アル・シュミット達のプロデュースにより見事サーフィン・バンドに変身したのであった。

いかんいかん!ネタが少しずれていたぞ!前回の予告でお知らせした通りの本題へ戻ろう!

その男は宇宙に憧れたわけではないが、とにかくNASAを目指したのである!アメリカ航空宇宙局はメリーランド州にある。男の名は橋本潔。登録会員00035である。彼が最初にNASAを目指したのは5歳の時だった・・・とは誰も聞いたことがない。今回足を踏み入れたのは仕事のついでである。

2週間のU.S.A.滞在の内に「NASAにも当社の商品がたくさんの納品されているはず!これは是非御挨拶に伺わなくては!」と一方的に訪問を決定したのであった。一見まじめな動機に思えるが、その裏側で密かな陰謀が組み立てられていた。うわさに聞く「NASAに捕獲されている宇宙人に逢うぞ!」が究極の目的だったのだ!そして、橋本氏はNASAに足を踏み入れた。

だが、そのモクロミはあっさりと打ち砕かれた。その話題に触れるとNASAの誰もが「なにそれ?知らね〜よ!」と逃げるのであった。ガードマンまで邪険に扱うのだった。だが・・・ 下の画像をよく見ると、橋本氏は宇宙服の横に立っている。そのサイズが気になる。橋本氏は日本人の標準的サイズだが、それに比べて宇宙服のサイズは余りにも小さい。アメリカ人の宇宙飛行士用にしては、あまりにサイズがおかしい。小さすぎる。これは明らかに捕獲した異星人用の宇宙線防護服であると推察できるぞ!こういうところからNASAが隠している事実が判明するのだ!(バ〜カ!遠近法を忘れるなよ!)



橋本氏は急遽ターゲットを宇宙人から「貢ぎ物」に切り替える事にしたという。まず最初に気付いた品は以下のペナントである。国家的研究機関でありながら、このように「観光地にありがちな品」が並べられていたのである。世界中から集まる観光客は!これをみて「NASAけない・・・!」とツブヤクのだろうか?



今回、貢ぎ物として登録会員00035橋本潔様が選出し届けられた品は、
「OFFICIAL Astronaut Chiken Space Dinner」であった。これは何か?文字通りである!直訳するならば「公式的宇宙飛行士鶏宇宙夕食」である。NET WT 5.5OZ(157g) SERVES ONE と印刷されている。軽い!フリーズドライなのだから当たり前か!

これはNASAが公式的に生産し、「はい!これお弁当!地球が蒼く見え始めたら食べてね!」と宇宙飛行士に持たせている夕飯弁当定食なのである!中身の確認をしてみよう。パッケージにはこのように表記されている。

Freeze-DriedChicken and Rice (チキンライス)
Freeze-Dried Peas(エンドウ豆)
Instant Chocolate Pudding(チョコレートプリン)
Easy to prepare Instructions on Back

ほほう!裏面を見れば簡単に作れるのだな!それではパッケージをひっくり返して・・・ううむ・・・確かに英文ビッチリで書かれている!この英文を読み解きながらつくるのか・・・だが!所詮フリーズドライである!適当に作れば食えない事は無いだろう!それでは復元開始!パッケージの中身は以下の通り。


裏面の英文は非常にEasyであった。私の語学力でも十分に対応できた。フリーズドライなので、お湯か水を加える事で食品として復元する。きっちりメスカップで計った水分を加えた。約10分程待機。出来上がったのは以下のような状態だった。



チキンライスは、ほぼ「チキンライスおじや」状態に仕上がった。グリンピースは一応「豆」であることがハッキリ分かる。チョコレート・プディングはそれらしい雰囲気になっている。さて!食ってみよう!うっ・・・「チキンライスおじや」はまだ米に変な芯がある。米にこだわる日本人には辛い状況となっている。「豆」には何にも味がついていなかった。ううむ・・・食えねえ。これらを一旦電子レンジで過熱しなおす事にした。チョコレート・プディングは冷凍庫で冷やした。・・・5分後。

再度、試食会の開始である!
「チキンライスおじや」ううむ・・・不味くは無いが、やはり私はどうも・・・。「豆」なんの味もついていないので「チキンライスおじや」に投入し食べてみた。なんとかなったが・・・やはりなあ・・・。食べ残してしまった。デザートの「チョコレート・プディング」はけっこうそれらしく出来上がり味もそこそこだった。だが・・・甘味がくどすぎる。宇宙船の中でこれをディナーとして日々出されたら私は・・・私は・・・宇宙飛行士に向いていない味覚を保持していると判明したぞ!

興味津々だった妻も途中で早々と手を退いてしまった。ううむ・・・このままOFFICIAL Astronaut Chiken Space Dinner は破棄される運命なのか?と・・・その時!意外な展開が見えてきた〜!当家にこの「宇宙食をガッツクものがいたのだ〜!おおう!おおお〜〜〜!!!当家の手のり白文鳥らっきーがガツガツ食い続けているぞ〜〜〜!!!


白文鳥は別名「ライスバード」と呼ばれ、お米が大好きなのである!


以上で、NASA制式宇宙食の試食会の現場から中継を終了する!
橋本様ごちそうさまでした〜〜〜!!!


おまけのムービー (QT6.0で御覧下さい)



本日の結論
当家のラッキーは宇宙飛行士に成れるかも知れない!(なれね〜よ!)

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