六弦的研摩機

2002年08月26日 熟慮の結果揃えた機材はこれだ!


なんだよ「よさこい」って?

「」

8月25日(日)の原宿は人の群れで埋まっていた。妻が「スーパーよさこいを見に行こうよ〜!」と誘ったのであった。当日で短い夏休みも最終日となっているのである。この際、ひとつつきあってやるか〜!と昼過ぎに家を出たのであった。昨日までとかなり違う気温に汗だらだらのお出かけとなった。

原宿駅から表参道に向かって歩こうにも人で埋まっていて歩行困難な状況だった。なんとかズンズン進み原宿交差点まで到達した時だった。ふとアルことを思い出したのである。近所にギターのリペアショップで「松下工房」という店があるはずなのだ。私はまだ行ったことが無かったので、この際、ついでに覗いてみても良いのではないか?と、原宿交差点を右折。

「松下工房」はすぐに見つかった。入り口は全面ガラス張りで作業中の様子が良く見える。用は無いのだが、ここまで来たのだからと店内に足を踏み入れた。すぐにシンナーのにおいが鼻をつく!ううむ・・・店内の方々はこの臭いに麻痺しているのだろうなあ・・・。目の前のカウンターでフレット打ちをやっているちょっと太めの男性がいた。「こんにちわ!ようこそ!」と手を休めながら挨拶された。なかなか愛想が良いにこやかな方である!

その後の店員のやり取りで愛想が良かったのは「社長」であると判明した。しばらく「フレット打ち」の作業の進行状況を眺めていた。その奥ではフレットの「TOP出し」作業が施されているようだったので、それも横目でチラチラ眺め手許の動きを観察し続けた。ううむ・・・なかなか根気が必要な作業だなあ・・・。5分で退出した。だが、この5分での情報に収穫は確実にあったのだ。ふっふっふ・・・そのうちやってやる!(何をやるんだよ〜?)

表参道は、人と音の渦に埋まっていた。前を行くトラックに積まれたPAとドデカイスピーカーからバカヤロ〜!と叫びたくなる程の音量が飛び出している。表参道全部がオープンディスコ状態である!重低音が内臓を揺さぶってくる。だが・・・すでに沿道を埋め尽くした人々が垣根のように連なり、踊る方々の姿はほとんど見えない。妻も人波の後ろで背伸びをしているのだが「見えな〜い!」と叫ぶのであった。赤いシャツが妻の後ろ姿である!

 

妻は言う「来年は踊る側で出たいわ〜!」おいおい!勝手にしてくれよ〜!私はこのような踊り系イベントには全く興味が無い。ただ暑いだけである!ところで・・・「よさこい」って言葉はどんな意味があるんだ?と考えていたら、トラックの側面に書かれているのを発見した。「夜さ来い」だと!生臭い言葉である!真っ昼間にやるイベントではないのでは?どうだっていいけどね。

しか〜し!ひとつ気になることがあった。なんで日本国中でよってたかって「よさこい」なんだ〜?土佐の高知がオリジナル「よさこい」じゃないのか?それ以外の地域は「まねっこ」じゃね〜かよ!ソーランとか阿波踊りとか、なんで全国各地でやんなきゃならないんだ?どうも理解できない現象だよなあ〜!

表参道を通り抜け、青山通りまで出た。そのまま青山通りをブラブラと歩き渋谷駅方面に向かう。ちょっと寄り道したり、昼飯を食ったり、久々のゆったりした歩きだ。渋谷駅に辿り着いた時、妻は「東急ハンズ」に行きたい!」と言いはじめた。えっ?まだ歩くの〜?と一瞬たじろいだが「そういえばまだフレットワークが残っているぞ!道具を捜そう!」と思い直した。センター街を通り抜け歩き続ける。暑さと人の海で酔いそうな気分だ。やたらに入れ墨をした若者が目立つ。明らかにニセモノ・タトゥーでは無い。子供を連れた夫婦が二人とも背中に入れ墨をしょっていた。良く分からない風潮だ。

東急ハンズもまたこの夏最後の客で埋まっていた。妻が目指したブツは見つからなかった。そこでいよいよ私の番である。金属研摩の材料がある階を目指した。U字型の凹面がある特殊なヤスリを捜したが見つからなかった。それでは次の手である!密かに考えていた作戦があるのだ! 文明の力の活用なのだ。

以前購入して全く使うことが無かった「ミニルーター」の先だけ購入すれば何とかなるのではないだろうか?そう考えたのである!5分程あれこれ捜すうちに見つけたのが下の画像にある研摩用のバーツだ。「研磨剤含浸フェルトバフ」と名付けられている。「フェルトに研磨剤を均一に含浸した画期的なバフです。より一層美しい研摩を実現します」とラベルに書かれていた。研磨剤を必要としないので、飛び散ることも無く時間も節約できるようだ。


触ってみるとほんのわずかに弾力が感じられるこれであれば、一気に削られることが無いので、作業としては上手く行きそうな気がする。もちろんテストをくり返してから最終作業に取りかかかるので、ヤバかったら止めるだけだから心配しないようにね!ちなみにこの「研磨剤含浸フェルトバフ」は570円であった。

本体は様々な種類があって価格もピンキリだ。私のモノは3000円程度だったと記憶している。これで十分なはずだ。



一気に作業をしたいので、平日はテストだけをくり返して、土曜日に一気に作業することにしようかね!それでは気になる最終報告は週末まで待たれよ〜〜〜!!!



本日の結論
結局、今日もまたギターリペアの話じゃね〜かよ!

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