六弦的離別報

2002年08月22日 再び旅立ったPRSである!


P.R.S. Custom 24 10TOP

「可愛がってもらえよ!」

久々に六弦譲渡離別の御報告!

現在ギター市場は圧倒的なPRS人気だ。本場アメリカでは希望の色で新品を買おうとしたら3か月待ちのようだ。まるで人気車種のような扱いである。2年前に比べると中古市場でもかなり高騰しているなあ。

私は今まで4本のPRSを手に入れてきた。いずれも素晴らしいギターであると確信している。4本のうちすでに2本が人手に渡ってしまっていた。そして、本日ついに3本目を譲渡してしまったのだ。別に金に困っていたわけでは無い。「譲って欲しい!」と言われれば素直に「そうっすか?」とお譲りしがちな私なのである!それは皆様御存知の通り、いつものように登録会員への譲渡である。譲渡先は登録会員00169高倉様。対象となったのは上の画像の「P.R.S. Custom 24 10TOP」である。

そこで、今までお譲りしたPRSを振り返ってみた。



こうやって並べてみると、これが全部手許に残っていたらなあ・・・と、思ってしまうのである!定価ベースで言えば3本合計で151万円になる。うっへ〜〜〜!!!もちろん中古品で手に入れたのだからそんな値段にはならないのだが・・・。どうしてPRSが次々に奪われていくのか?それは当たり前である!先ほども書いたが人気がある上に、ギターとしてクオリティーがかなり高いのだ!さらに、私が手に入れた時にオークションでかなりやすく落札しているので、ほぼその価格で譲渡するため引き取り手にも嬉しい価格なのだ!

もし私が「ギター弾き」ならかなりの確率で譲渡することは無かったと思っている。自分がほとんど弾くことが無いので「弾きたい!欲しい!」と言われると「断る理由」が見つからないのだ(そうか〜?)私の場合は「眺めたい!触りたい!」のが本音である。取りあえず手許に取り寄せてじっくり眺めまわし、「素晴らしいナットだ〜!」とか、コントロールキャビティーを眺め「ううむ・・・美しい配線だ・・・」とか「見事なフレットワークだ!」とか、ギター弾きがふだん言わないような感想を述べるのである!

それが終われば、しばらくすると「もういいかな?」と落ち着きを取り戻す時期に入る。それを見すかすかのように「譲ってもらえませんか?」と言われた日にゃあ「あっ?これ欲しいの?いいすっよ!」と反応してしまうのだ!だが、モノによっては譲渡後に「ううう・・・譲らなけば良かった・・・」と悔し涙にくれることも頻繁だったのである!(そうか〜?)

最近になり、その感覚はかなり穏やかになってきた。譲渡しても「良かったね!弾いてもらえて!」と実に大人の感覚になってきたのだ!そして、悔し涙に枕を濡らす夜もまったく無くなったのだ!これは加齢の所為もあるのだが、今年になってようやく達観してしまったというのが正直な状況なのである!つまり!「どうせ弾かねえしよ〜!」と居直ってしまったというのが現状なのである!

「どうせ弾かねえしよ〜!」ではあるが、物欲がまったく無くなったわけでは無い。先週も「こいつはちょいと触ってみたいな〜!」と手に入れたばかりである。まだまだ新しいギターではあったが、気になる部分が何か所かあり、それはメンテナンスして仕上げる予定である。仕上がってしまえば「もういいかな〜!」と興味を失い、譲渡対象ギターとなってしまうのだ。

しかし、一度は当家でその裸身を曝し添い寝したギター達である。全く未練が無いと言えば嘘になる。できるだけ自力でできるメンテナンスを施し「可愛がってもらえよ!」と優しく送りだすのである。今まで送りだした数多くのギターそれぞれに「思い」は詰まっているのだ!

登録会員00169高倉様!「P.R.S. Custom 24 10TOP」を末永く御愛用くださいませ〜〜〜!!!


PRSのバーズインレイはオプションで4万円高になる!


と、ここまで書いてきて・・・先日高倉様にPRSを送った際に使った、ヤマト便の控え伝票が机の上にあったので何気なく見たてみると・・・なに???なんだと〜〜〜!!!ありゃりゃ〜〜〜!!!ここで初めておおいなるミスに気付くのであった〜〜〜!!!なんと送り先の名前を「高橋様」と誤記していたのである! 住所と電話番号が合っているので無事届いたのであろうが、ヤマト便配達御担当ならびに高倉様!平に御容赦を〜〜〜!!!




本日の結論
PRSはバーズインレイが素敵である!

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