賭事的野球考

2002年08月21日 こんな考え方は不純なのだろうか?

1000円札一枚で選手は
こんなに楽しめるぞ!


「阿鼻叫喚!血みどろの戦い」

本日のネタは真剣にとらえないようにね!
特に高校野球関係者には笑って「しゃれだよな〜!」と思っていただきたい!それでは始めてみよう!

ついに本年も、夏の甲子園高校野球大会が終わったねえ。全国に4,000校以上ある高校野球部の頂点が決まったのだが、私はこの野球大会を全く見ることが無かった。もともと野球をテレビで観る習慣はまったくない。子供の頃からプロ野球シーズンになってもテレビの前にかじりつくことは無かったのだ。親からしてそうだったのでそれが普通であると思っていたのだが・・・。

世の中には「野球好き」がやたらに多いようだ。妻だってナイター中継を観たがっているくらいだしね。さて本日の高校野球決勝戦の結果をニュースで聞きながら、ふとよからぬことを思い付いてしまった。毎年のように「高校野球トバク」が非公式に社内で繰り広げられる一般社会の常識がある。どこの会社でもお一人様1000円程度の掛け金で楽しんでいると思うのだが・・・。

私自身は野球に興味が無いので、そのようなことに加担する気は全くない。安心するように!(なんだよ安心って?)さて、この状況を観ていると全国4,163校の頂点に立った選手の彼等に、そのバクチの還元がなされないのは変では無いだろうか?競馬で例えてみよう。競馬では騎手は馬と共に必死に勤めを果たし、来場者に幸福をもたらす。もちろん不幸ももたらす。そして、優勝した騎手は馬主と共に膨大な賞金を手にするのだ。これを高校野球に当てはめられないだろうか?

しか〜〜〜し!一般人のバクチをどうやって公開し選手達に還元するのだ?それはなかなか難しいなあ・・・準備・管理するのに金もかかるし・・・。さらに怪し気な人々が暗躍し裏社会の資金源にもなりかねない。もっと公明正大に行う手立ては無いだろうか?そうかそうか!他人の金と力をあてにするから話が面倒になるのである。自分達の金でそれをやったらどうなる?例えば・・・。

「野球嫌いの提案する新全国高校野球大会」

忘年会などで頻繁に行なわれる「100円じゃんけん」を御存じだろうか?会場の全員が100円玉を握りしめ、それぞれ隣の人とじゃんけんをする。そして、負けた方は勝った方に自分の100円玉を渡す。これをくり返し、最後の1人になるまでくり返していくと、100人集まっていれば最後の一人に1万円が集まることになる。

100人で1万円なら可愛いものだが、私の知っている会社ではそれが「1000円じゃんけん」となる!そうなると最後の一人は10万円を握りしめることになる。これで忘年会は大いに盛り上がるのだ! そこで「1000円じゃんけん」のやり方を高校野球に応用してみてはどうだろうか?

やり方はこうである。まず、甲子園に出場したい高校球児は1000円札を1枚用意する。取りあえずレギュラー9名だけとしようか。もちろん監督も1000円札を1枚用意しなければならない。エントリーフィーと考えれば問題ないだろう。これで、1チーム合計1万円が準備されたのである。それを持って地区予選に参加するのだ。もうお分かりだろう!そこで勝ったチームは負けたチームから1万円を受け取るのである!2回戦になると、お互いに2万円ずつを持って戦うことになる。これで勝てば4万円に増えることになる。

こうやって地区予選をくり返し戦い続け、いよいよ甲子園に集合した各高校野球部は、それぞれ監督のバッグに大量の1000円札を詰め込みプラカードの前に立つのである! ここから先はいつもの夏の甲子園風景だが、一つだけ違うのは、試合終了の瞬間だ。負けたチームは勝ったチームに裸銭の1000円札の束を観客の見守る中で引き渡すのである!

さあ!いよいよ準決勝の日となった!残った4チームはそれぞれ1000万円以上をバッグに詰めて甲子園に集合する。この段階で危険だからと「小切手」にしたり「目録」にするようでは面白く無い!あくまでも最初に参加した段階からの1000円札を延々引き継がなければならないのだ。それが、初戦敗退したチームへの鎮魂となるのである!(そうか〜?)

そしてついに決勝戦の日となった。2チームはそれぞれ2000万円以上の現金を握りしめ、グラウンドに立つのである!このやり方は1着総取りなのだから、優勝すれば4000万円以上の現金が稼げるのである!決勝戦はまさに「血みどろの戦い」となるはずなのだ!実はこの4000万円には別の意味もある。

優勝すれば、強打者やピッチャーはプロスカウトから声をかけられる。そして、やがてドラフトに引っ掛かりプロとなり稼ぐことができる。だが、彼等を支えた控えの選手には何も残らない。そこで、優勝賞金は、控え選手を含めた選手全員+監督で山分けにするルールなのだ!バックアップした選手も少しは報われるのだ。なんとすばらしい提案ではないか〜!

そこで、さらに想像を加速してみよう。1000円でスタートすると優勝で4000万円になる。では、1万円札を握りしめスタートするとどうなるのだろうか?優勝すればなんと4億円が転がり込むことになる。選手と監督やコーチを入れて20名だと仮定すれば、1人あたり2000万円の配当となる。うおおお〜〜〜!!!高校生と言えども優勝するからにはこれくらいの配当があってしかるべきではないか〜〜〜!!! 決勝戦の甲子園はまさに「阿鼻叫喚!血みどろの戦い」になること請け合いである!




本日の結論
もし、アンパイアのミスジャッジが原因で優勝を逃したりしたら、
そのアンパイアは暗い夜道を歩けなくなるのだろうか?

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