激安的映像板

2002年07月19日 こうなると配りまくるしかないか!



「もっと安いのがあちらのワゴンに置いてありますよ!」

この歳になるまで、色んな趣味に手を出して来たなあ。つい先日まではギターに3年程はまっていた。それは六弦倉庫を観ていただくと歴然としている。最近は落ち着きを取り戻し、ギターに対するモノの見方が変化して来た。3年間に渡る、ただヤミクモに手に入れる行為はもう卒業したようだ。これからはきちんと論理的なメンテナンスを再度学び、今手元にあるギター達をより完璧な楽器として仕立て上げる事に専念してみよう。と・・・ギターネタのようなスタートだが、そうではない!

私の趣味はほぼ3年で燃え尽きるか、冷静さを取り戻す。そして、その頃には新しいナニカがまたもや沸き出して来るのである。ギターの次は何か?ギターにやや遅れてスタートしたのが「100円読書」である。BOOK OFFでのみ獲物を漁り、ひたすら読みまくるのは、今ではすっかり定着している。毎週末必ずBOOK OFFに出かけ数冊仕入れて来るのは、当家では常識的行動と認識されている。

ギター熱が冷えるのと同時に、最近になり沸き上がって来たものがある。それは映像の編集だ!言わば「本業」である。しかし!今の私の立場では現場に出る事も無く、映像を編集する事も無い。元来「モノづくり」が好きでCM業界に身を投じたのだが、この歳になると「管理」がメインになり、現場の手出しは無用となるのだ。しかし・・・作りたい・・・。業界人のジレンマである!

つい先月、勤務先の事情で私が密かに50分の映像を作らなくてはならなくなった。素材を集め取り込み、画像を作り、コツコツ戦う事1か月。最終的には編集室に徹夜で閉じこもり、それは完成し、無事にお披露目が出来た。ただし、公の席では無く、身内の極一部だけが観るものであった。このWEBと同じで、その他の方々には受けなくても良いのである。ターゲットを絞り込み「観るのはあんただ!」と身内ネタとオチでグイグイ引っぱったのある!その結果絶賛!

人は誉められると天狗になるものである!元から高めの私の鼻は、ますますその高さを増したのであった!(自分で言うなよ〜!)「次に編集すべき画像はころがっていないのか?編集して〜ぞ!」そのような欲求が突然襲って来たのである!そして、デジタル時代は自宅での編集作業を可能とし始めていた。

当家にはMacintosh G4 800デュアルがある。これにはデフォルトでムービー編集ソフトが搭載されている。さらに、Flashはムービーに書き出す事ができる。もちろんフォトショップで素材づくりもできる。これらを組み合わせれば、今までの編集に無い斬新なものができるのでは無いか?そう思いたったのである!問題は素材である!いったい何を編集するのか・・・。

と、その時!眼に飛び込んで来たビデオテープがあった。私が1980年から86年まで参加していたバンド「the Sizzle」の解散コンサートの記録ビデオであった。もう16年も放っておかれたままになっているビデオであった。いつかは編集しようと思い、持ち続けていたのだが・・・。4時間分もある素材なのでなかなか手が出せなかったのだ。

自宅で編集出来るとなれば、編集に拘わる時間は自由にできる。時間がある時にゆっくり進められれば良いのだ。その映像を見直してみた。ううむ・・・かなり劣化が進んでいた。これは今のうちにデジタル化しておかなければ、もうすぐ永遠の別れとなってしまうだろう。急を要する状態である。さっそく先週から作業に取りかかった。

やってみるとこれがなかなか面白い。様々なテクニックを利用して淡々と作業は続く。問題はデータの大きさだ。映像を取り込んで行くとすぐに10GB・・・20GBと溜ってしまうのであった。そのうちOSまで変調を来し大騒ぎとなってしまった。先日御報告した通り、追加で80GBのHDを購入した。このムービーの編集に使う為である。来週にはさらに80GBを購入しレイドを組み、ディスク・アレイにする予定である!これで更に編集の高速化を図れるのだ!

完成はまだまだしばらく先になるが、いずれ完成したら当時「the Sizzle」のメンバーだった方々にお届けする事にしよう。と言ってもどのような形態でムービーを渡すべきだろうか?MacにはDVDへ書き出す機能がある。これを使えば、プライベートDVDが作れる。そうか〜1そうしよう!そうしよう!で。ふと考えると、気になるのはコストである。

DVDの生ディスクはどのような価格なのか?元メンバーは10数名いるのだ。あまり高いと財力が心配である。生ディスクの値段をAppleのWEBで探してみると、5枚組で3200円であった。単価640円だね。ついこの間まで1000円以上していたはずだからずいぶん安くなったものだ。配送費、税金を入れれば単価750円程度にはなりそうだね。

本日の昼休み時間、近所のカメラ屋でDVD生ディスクを探してみた。1000円から500円程度の価格帯で何種類かが並べられていた。性能はどうなのだろうか?店長に聞いてみたところ「性能と値段の差は関係ないですよ!安いので充分です!」さらにこう続ける店長であった「もっと安いのがあちらのワゴンに置いてありますよ!」どれどれ・・・なに〜〜〜!!!5枚組で1420円だと〜〜〜!!!しかもDVD-RWである!リライタブルなのだ〜〜!!! 単価にすれば284円なのである!絶句・・・。

パッケージをじっくり見るとMADE IN TAIWANとあった。すかさず店長は言う「今どき台湾製以外のモノはありませんよ!」確かに!コンピュータパーツと言えば台湾であるのは世界の常識となっているな。 追い討ちをかけるように店長は言う「秋葉原で探してもこんなに安いのは見つかりませんよ!」思わず5枚入りパックを握りしめ「じゃ!これ一つ下さい!」と購入する私であった。その店にはまだ在庫としてかなりの量が確保してあるようなので、今週末に焼付けを試してみて、問題なければいずれ大量購入するとしよう!気になる生DVDのテスト結果は続報を待たれよ〜〜〜!!!




本日の結論
かつて生CDが下落し50円を切ったように、生DVDが100円を切る日もそう遠い日では無いだろうなあ!

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