絶望的破壊画

2002年07月08日　久々にうろたえるのである！

「もちろん私もウロタエルのであった！」
私が自宅で使用しているマシンは「Mac G4 800 Dual」である。1年程前に手に入れたものだ。久々にMac専門店に立ち寄ってみたところ、その価格は半分に成り下がっていた。しかも512MBのメモリーが1本サービスでついてくると書いてあった。ううむ・・・ううむ・・・先行投資は悲しいなあ・・・。

先行投資と言えば「先行者」を思い出す。中華人民共和国が開発したと言われる「ヒューマノイド型ロボット」の事である。昨年あたり、WEBでその人気が盛り上がっていたことを御存知の方々も多かろう。お笑いネタではあったが、圧倒的なチープさに人気が高まっていた。そして、本年になりついにそのプラモデルが完成したのである！

2002年「ネットランナー7月号」の特別付録として配付されたのだが「中華キャノン」というネーミングになっていた。どう見てもデザインはあの「先行者」である！実物のプラモデルパッケージを見つめながら「ここまでしなくても・・・」と呆れるやら大笑いするやらであった。ちなみに、噂によると20万個が製産されたと言う。どうも本気だなあ・・・ソフトバンクは・・・。

7月７日午後の事だった。MacのOS9.2でムービーの編集を行っていた私は、ふと「これはOS X.1でやった方がスムーズにできるのではないか？」と疑問を持った。そこで起動ディスクを切り替えてみることにした。再起動。再起動・・・さいきど・・・う・・・うっ！再起動しね～ぞ～～～！！！

目の前に現れたのは、初めてみる表示であった。フォルダのアイコンが二つに裂けている画像である！常識的判断として「イケナイ事が起こってしまった！」と解釈すべき表示である。サッドマックはMac愛好家にはとても辛い表示だが、たぶんこれはOS X用のサッドマックであると理解出来る。つまり！システムが認識されていないと言いたいのだな？

人は自分で脳の存在を意識する事は無い。だが、コンピュータは自分の脳を意識できなければ存在できない。「僕は自分の存在が分からない！」と目の前に存在しながらコンピュータはうろたえてみせるのである。それをみて、ユーザーはさらにうろたえるのである！もちろん私もウロタエルのであった！

さ～て、どうしてくれようぞ！Macのリカバリーデスクを入れてシステムの再構築をするか？試してみよう・・・5分後、さらに呆然とするのである。その作業を行うと。ハードディスクが工場出荷時に戻ってしまうと表示されたのである。2日もかけて編集した画像は消えてしまうと言うのだな？ううむ・・・こりゃ困った・・・。

このような現象に詳しいと思われる登録会員3名を選出し、電話をかけてみた。日曜日夕方の事である。不在の確率は大きい。そして、その予測は見事に適中した。だ～れもおりゃせん！だが、何とかしなければならない。おおお！そうだそうだ！ノートンユーティリティーで試してみよう！だが・・・最新版のノートンユーティリティーはまだ買っていなかった。すでに今は20時30分。飛び出せばギリギリ間に合うかもしれない。

一番近い電器店「ワットマン」に飛び込んだ。そこでみたものはWindows用のノートンユーティリティーの山であった。Mac用は売れないので置いて無いと言う。ふん！そんなこったから客が少ないのだよ！次へ急ごう！まだ間に合うかもしれない！！

コジマ電気だ！閉店15分前なのに客がワサワサいる。コンピュータコーナーに直行して驚いた！Windows用のノートンユーティリティーは簡単に取り上げる事ができる棚に置いてあるのに、Mac用はカギがかけられた陳列ケースに入れてあるのだ。この処遇の違いは何故だろうか？理解できない・・・。だが置いてあるだけましだ。迷わず店員に声をかけ購入した！

その後は、自宅でどたばたしつつなんとかOS9.2で起動出来るようには戻したが、相変わらずOS X.1は役立たずのままである。この先どれほどかければ元に戻せるのだろうか？この先果てしない戦いが続くのである！うふふふ・・・久々に楽しいなあ・・・コンピューターユーザーとしては、この自虐的な楽しみを甘受しなければならないのだ～！

本日の結論
電器店を回った時に見つけた表示は矛盾に満ちていた。

ワットマン「コジマさんより安くしてます！」
コジマ　　「他店より最大20％安くしています！」

さ～て、どちらの主張が正しいのだろうか？

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