突然的退職金

2002年07月07日 そうか・・・もう渡されてしまうのだね!


本文に関係ないけど、こんな季節になりましたね〜!


「あなたがクタバッタっても」

暑い!じっとりと暑い!もうヒジョ〜にアッツイ!7月5日であった。暑いと言っても気温がメインでは無く、湿気が原因だ。午後にちょいと新橋方面に出かけたが、5分歩いただけですっかり嫌になってしまった。これから先3か月はそんな状況が続くんだよなあ・・・毎年来るシーズンとはわかっていても・・・。ハァ・・・。

さらに輪をかけて暑い状況にしているのが「ゼナドリン」である。最近飲んでいる減量用のサプリメントだが、コイツは基礎代謝を改善してくれるので、血行が良くなり、体温が上がりぎみだ。汗もかきやすくなる。「ゼナドリン」を飲んでから意識して運動するのは減量に効果的だが、仕事で歩く時に大汗は辛いものがあるなあ!

「基礎代謝」と言う文字を変換していたら「基礎退社」と変換されてしまったぞい!どんな退社だ〜?だが、これでふっと思い出すのが、私の立場である。つい先日「退職証明書」を発行してもらったばかりである!昭和48年(1973年)8月から働き始め、28年11か月の社員生活であった。ううう・・・長かったなあ・・・。かといってリストラで会社を追い出されたわけでは無いので安心するように!

さて、退社となればつきまとうのが「退職金」である。突然、総務部長に呼び出され「あなたの退職金は○○○です」と書類を見せられたのであった。うっ・・・そうか・・・この年でもう退職金を渡されてしまうのか・・・。と思いつつ色々聞いてみた。

退職金の「支給率」は年を経るごとに上昇する。「基本給 X 支給率 = 退職金」という分かりやすい計算がなされるのだ。「支給率」は在職年数が増えるごとに上場率が少し上向きになる。つまり、長く勤めた方が「支給率」がよくなるのだ。

ところが、「支給率」の上昇は28年で頭打ちだと言う。つまり、28年以上勤めても基本給が増えないと退職金は増えないと言う理屈になる。まあ、この年になると基本給が上がる気配もほとんど無い。となれば、28年11か月で支給される私は、最高の条件で受け取る事ができるってえ寸法だ。マージャンで言えば「役満」ってえやつだな。

退職金は、老後の為に受け取るもんだと漠然と考えていたので、いささかウロタエル私であった。さ〜てこのお金をどう運用するのか?その昔であれば、迷わず定期預金だろうが、現在そんな事をやったところで意味は無い。金利がつかない上に「ペイオフ」が待っているのだ。恐くってしょうがない。かといって金融投資関係に手を出すのもなあ・・・。

身の回りを振り返ってみると・・・おおお!!!そうだそうだ!私には永年かついで来た「住宅ローン」が残っている。バブル真っ盛りに購入した高額マンションである!ローンを14年も払い続けていたので、残額はかなり少なくなっているはずであると・・・調べてみると・・・甘く見ていた・・・。うおおお〜〜〜!!!まだたっぷり残っているではないか〜!

「住宅ローン」には、当然、膨大な金利がついている。この際、この借金を一気にすっきり支払うのが「退職金処分案」の一番正しい選択肢ではないだろうか?現代人なら是非そうすべきであろう!そうだそうだ!そうしよう!

で・・・退職金と住宅ローンの残額を比較してみた。ううむ・・・ううむ・・・・ううむ・・・ほぼチャラである!つま〜り「住宅ローン」をスッキリ支払ってしまい、ちょっと豪華な飯でも食ったら、それで無一文になるのだ!借金はまったくゼロになるが、貯蓄分もほぼゼロになるのだ!オキラクにはなるが、うっほほ〜い!こりゃ大笑いだ〜! (自虐的だなあ!)

てなことだから「老後の為に退職金で投資でもいかがでしょうか!」なんてな電話勧誘をされたり借金を申し込まれても、私は一切聞く耳を持たないので、そこんとこ勘違いしないようにね!(誰に言ってんの?)今の私は、妻に「借金」を残したままくたばらなくて済んだぞ!と胸をなで下ろしておる真っ最中なのだ!

だが、妻はクールに言う。
「住宅ローンはね!取りっぱぐれが無いように、強制的に生命保険に入らされてるの!
     だから、 あなたがクタバッタっても、私はローンの残りは払わなくてていいのよ!」



本日の結論
これから老後に備えて、貯蓄せざるを得ないぞ〜!

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