健診的恒例話

2002年05月13日 そして、挑む健康診断である!


こんな婦人警官が登場したのではない!


「講演してもらいたいくらい素晴らしいですねえ!」

ヒンヤリとした朝。いよいよ決戦の時がやって来たのである!年に一度の「健康診断」に備え、苦節1か月半の減量生活を強いられていたのだ!この良き日に見事な結果を出さなくてはなるまい!入念な朝のシャワーを浴び、全身をコスリ上げ、身支度は整った!

検診の前夜から食事、飲み物は禁止である。朝も当然食べるわけには行かない。新聞を読みしばし時間を潰すのであった。さて、出かけようか・・・とバッグに資料を詰め込んでいる時、あっ・・・いけねえ〜〜〜!!!と気付いたのであった!健康診断の場合、事前に書き込んでおかなければならないデータがある。マークシート方式の用紙に数字をあれこれ書き込んで行くモノだ!

そのデータの書き込みを忘れていたのだ。イカンイカン!なるべく早めに出社して会社で一気に書き込もう!と、出社してみれば、私だけではなかった。あちらこちらで慌てて書き込んでいる姿が見て取れた。みんな、土壇場にならないとやらないんだよなあ〜!

ところで、今朝驚いた事があった。JR「大崎駅」に辿り着いた時、いつものようにホームから階段を昇って行くと、改札口が見えないのである。階段の上が塞がれ、迂回せよとの指示があった。ぐるりと回ってみるとなんじゃこりゃ〜〜〜!!!いつの間に〜〜〜!!!

今まで貧相だったJR「大崎駅」は大変貌を遂げ、まるで品川駅ではないか!と思わせるゆったり綺麗な構内へと作り替えられていたのだ!以前から工事をあれこれ繰り替えしていたのは知っていたが、これほど大掛かりにやっていたとはびっくりである!先週金曜日に帰宅する際には、まったく予測できなかった変貌振りなのだ!まだ一部工事中なのだが、近々全貌が明らかになるに違いない。

話を戻そう。当社の健康診断はまず、胸部レントゲン撮影からスタートする。15分程受け付け横に並んだ後、表の通りに停められた「レントゲン車」に向かった。と、その時!パトカーがTOPに付けた赤色灯をクルクル回転させながら「レントゲン車」の前に横付けされたのだ!降りて来る警察官2名と婦人警官1名。婦人警官はレントゲン車の中を覗き込んでいた。そして、急にフロントガラスをコンコンと叩き始めたのである!おいおい!今さら駐車違反でレントゲン車を持って行こうちゅうんじゃないだろうな〜?

運転手は表から見えない。婦人警官は、次に車体も叩き始めた。その時レントゲン技師はたった1人「レントゲン車」の中でひたすら我が社の社員達に向かって「はい!息をすって〜〜〜!はい!止めて〜!はい!結構で〜す!」を繰り返しているのだ。警察官に拘わっている時間はない。しかし、婦人警官は執拗にフロントガラスを叩きマクルのである!

私は車の後ろから乗り込みつつ「表で警察官が何か言ってますが・・・許可証を見せてくれと言ってるようです!」つまり婦人警官は「道路使用許可証」を見せろと言っているようなのだ。レントゲン技師は「毎年ちゃんと道路使用許可を取ってやってるんだから・・・まったくもう!」と車の外に出て行った。帰って来た技師は「車のフロントに提示してあるのになあ〜!全く恐かったよあの婦人警官は〜!」そう笑いながらブ〜タレルのであった。

今年が初めての健康診断ではない。毎年繰り返されている。すぐ近くの「大崎警察署」が許可を出しているはずだ。さっきやって来たのも「大崎警察署」の警察官のはずだ。内部連絡はどうなっているのだ?さらに作業妨害をしてまで許可証を提示させるのはどうなのだ?車のフロントに、外から見えるように置いてあった「道路使用許可証」の意味はないのか? 私はその時点で「レントゲン車」の中で、上半身裸になって待っていたのだった。その格好のままレッカーされなくてよかったぞ〜!

その後は、検尿、体重測定、身長測定、聴覚検査、視力検査、血圧、心電図、等が行われ、無事に採血まで辿り着いた。採血担当のの女性は手慣れた風に「どちらの腕から採血します?」と判断をゆだねて来た。「左腕でおねがいします!」と腕を突き出した私であった。ゴムチューブが腕に巻かれたが、採血担当は頭をかしげた。どうも血管が見つからないようだった。

「右腕も見せて下さい」と言われたが、こちらもやはり見えにくいようだった。採血担当は一気に私の両腕にゴムチューブを巻いて、血管が見えやすい方の腕を採用すると宣言されてしまった。やがてうっすらと左腕の血管が盛り上がり始めた。左腕に決定である。無事に採血は終了したが、血管が見えにくいのは私だけではない。娘もそうなのだ。娘は血液検査の度にブスブス注射針を突き立てられ、とても辛い思いをするらしい。これも遺伝か?

最後に「健康相談」となる。これまた相談員のおねえさんが優しく語りかけて来るのであった。昨年までの担当とは違っていた。いろいろ話をするうち、おねえさんは私の過去のデータに注目し始めた。「お酒を飲まれないのですか?えっ?一滴も?46才からですか〜!素晴らしいですね!もうやめて4年間ですか!講演してもらいたいくらい素晴らしいですねえ!」このおねえさんの発言は、酒造メーカーが聞いたら泣いてしまうだろうなあ・・・。

てなことで、本日昼に解禁となった私は、念願の「コロッケにソースをドップリつけて食う!」を実行するのであった!減量なんて〜!減量なんて〜!減量なんて〜〜〜!!!



本日の結論
婦人警官は、あそこまでムキにならなくてもいいんじゃないか〜?

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