昼食的配膳婦

2002年04月19日 食うべきか?食わざるべきか?


「あまりにも酷なイイグサではないか!」

今朝も日課となってしまったシャワー後の体重測定を行ったところ、私の期待値-4kgにちょっと足りない-3.8kgが表示された。そうだそうだ!今朝はまだ排便を済ませていないぞ!と、トイレに駆け込んだ。数分後、すっきりと再度体重計に乗る私であった。ふっふっふ・・・そこに見えて来た目盛りは、見事に-4kg なのであった。これで当初のもくろみ通り、減量がすすんでいる事が確認できたぞ!と言う事は・・・排泄重量が200gだったが証明出来るな!(証明してどうする気だ?)

さて、このようにダイエット計画が無事進んでいる現実を目の前にして思うのである「今週は一度も昼食を食っていなかったが、今日は久々に食ってみるか〜!」では、何を食うべきであろうか?ザルソバ1枚程度の軽いものにするか?それとも、天気が良いのでちょっと遠出してきっちり定食にするか?だが、せっかく減らした体重だからなあ・・・昼食を食うや・・・食わざるや・・・ううむ・・・そろそろまっとうにバランスが取れた食事をしなければ、なんらか肉体に影響が出るやも知れなんな!

会社から歩いて8分程の距離に大衆食堂「大松」がある。元は肉体労働者向けの小汚い安い定食屋だったのだが、数年前に改装を行いこざっぱりした店構えとなっている。その営業努力が実ったのか、最近では作業着姿の方々と、ネクタイ族の皆様が半々の客層となっている。

で、昼食に何が閃いたかと言うと「インドカレー」なのである!私の持論としては「カレーは自宅で食うのが一番!」と常々言い続けているのだが、大松の「インドカレー」はそんな家庭の味とも違い、かといって専門店の味でも無い。スパイシーだがちょっと家庭的雰囲気も持つ、面白い味のカレーなのである!大松へはもう1年以上足を運んでいなかった。久々に行ってみるか〜〜〜!!!

ちなみに「インドカレー大盛りね! 」と注文する事はひかえるのが「大松」でのセオリーである。必ず発注カウンターのオヤジに大声でこう反撃されるのである。「うちのインドカレーは最初ッから大盛りだ〜!」

昼食時、部下を誘い晴天の下を歩き始めた。山手通りを品川方面に向けてしばしテクテク。風はまだ少し涼しいが、半袖でも気持ちよい。ぷらぷら歩いて辿り着けば、12時20分。店内はすでに満杯であった。しばし空きが出るのを待った。で、入り口のメニュー表示がされているボードを見て・・・うおおお〜〜〜!!!カレーが〜〜〜インドカレーが〜〜〜!!!無いぞ〜〜〜!!!聞けば、なんと人気メニューのインドカレーを本日は作らなかったのだと言うのだ!

インドカレーを夢見て、はるばる訪れた私達の誠意をあんた達は踏みにじるのか〜〜〜!!!いまさらインドカレーを諦めろとは、あまりにも酷なイイグサではないか!(だれも言ってね〜よ!)例えてみれば「トレビの泉に来てみれば清掃中で水が抜いてあった」とか「海外に行くのに成田に着いたらぱパスポートを持ってくるの忘れてた」とか、そんな感じの情けなさを感じるぞ〜!

だがここで引き返し、新たなるインドカレーの道を目指すのは時間的に不可能である!ううむ・・・しかたがない!管理職は自ら範を示さなければならんのだ!「アジフライと串カツの盛り合わせ定食!」私にはそれを選ぶしか道は残っていなかった。

席に着いた途端、食券を取りに来た配膳担当のおばさんが私に気付いた。

「あら!久しぶりね!おにいさん!」


おおお!!!なんと言う事だ!私は1年以上御無沙汰していた店なのだが、なんと、その従業員は私を覚えていたのだ!その配膳おばさんにとって私は「好みのタイプ」だったのかも知れない(そうか〜?)50歳を目前にして「おにいさん!」と呼ばれるのは恥ずかしくもあるが、営業用の声の掛け方としては、飲み屋の呼び込みが使う「社長!」に通じるぞ!「単語選択」として、あの配膳おばさんのセンスでは、まあそんなもんだろうなあ。

てなことで、私の事はなるべく「おにいさん!」と呼ぶように〜〜〜!!!


本日の結論
串カツは、豚肉よりタマネギの部分の方が旨いと思う!

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