片品的春林檎

2002年04月09日 今年もまたりんごの季節がやって来たね!


群馬県 片品村の片品林檎亭 今はまだ林檎園に見えない。


「今もまだ誰であるかは判明していないなあ」

♪〜〜〜遠〜い山波 青い空〜 ひ〜かりあふるる良き国の〜〜〜緑の丘の学び舎に〜♪
ふっふっふ・・・この歌の出所を御存知だろうか?分かる方だけ分かっていただければ結構!わっかんね〜だろうな〜〜〜!

春らしい日がやって来た。もう初夏と言えるかも知れない程の爽やかで暑い日だった昨日は。半袖シャツ一枚で充分な一日だったね!そうなると毎年やってくるのが、片品林檎亭からの「リンゴのオーナー制申し込み受理」のお知らせである。関越自動車道の沼田で降りて尾瀬方面に30分車を走らせた片品村に「片品林檎亭」はある。この果樹園では「リンゴのオーナー制」を導入していて、私は過去3年間「理想的オーナー」として君臨しているのだ!(君臨ってなんだよ〜?)

「リンゴのオーナー制」とは、リンゴの木1本を契約し「片品林檎亭」に春から実りの秋まで、立派に育ててもらうのである。もちろん契約時に料金は払うのだが、木の大きさによって8000円〜12000円の幅がある。育って行く最中に受粉をさせたり、袋掛けをしたりの作業は希望があれば、林檎亭御亭主の指導のもと行うことができる。たった一つ守らなければならないルールは「最後の収穫は自力で行う!」だけだ。8か月間充分に楽しめるぞ〜!

しかし!これはある種のバクチでもある。豊作の年は、そりゃあオーナー誰もが大喜びする程実ってくれるのだが、昨年のように夏場の雹でほぼ全滅に近い傷だらけ状態になってしまう事もあるのだ!傷だけならまだ食うことができるが、実が大きくなってから台風直撃を受ければ、それすらできなくなってしまうのだ。さらに、割り当てられたリンゴの木によっても当たり外れがあるしね。

だが、それでも私は今年もオーナーとして申し込んだのである。人は私を勇気ある者として敬うだろうか?(なんだよ?敬うってのは〜?)「リンゴのオーナー制」は単に実りを狩り取るだけが愉しみではない。春から秋への自然の移り行く様を、時々「片品林檎亭」訪ねて行っては楽しむのである。近くには温泉もあり、登録会員00028笠松様のログハウスもあり、行く度にお世話になっている私である。4月末からのゴールデンウイークには、平地ではすっかり散ってしまった桜を楽しむことができるぞ!


剪定中の林檎亭御亭主 星野様


農業は過酷である。5分間の雹や一晩の台風で、半年間丹念に育てて来た作物がまったく出荷できない状態に追い込まれる可能性があるのだ。「リンゴのオーナー制」がある種のバクチだと先ほど書いたが、実は農業そのものが「大博打」ではないだろうか?だが・・・一般的博打のように見返りが大きくはならない。無事に収穫できてやっと「普通の収益」状態のようだ。実に誠実で切ない商売なのだ〜〜〜!!!

このところテレビ番組の「鉄腕DASH !」で農業の素晴らしさを再認識している私だ。人が生きて行く為に本質的に必要なのは、自分が食うものを自分で作ることだ。決して、今読まれているような駄文を書くことではない!コンピュータを前にしてこんな文章を書いているのが、なんとなく空しくなるなあ・・・。いかん!イカン!一瞬「鬱」に傾きかけたぞ!傾きを戻そう〜〜〜!!!

さてと、私は片品林檎亭で様々な方々に出会ったが、その中で気になっていることがある。1年前のことだろうか・・・私が片品林檎亭に到着すると「さっきまで田辺さんに会いたいと言っていたお客さんがいましたよ!」と御亭主に言われたのである。名前を聞いても覚えがなかった。いったい誰なのだ〜?このWEBで「何月何日にいくよ〜!」と書いていたので私が来ることは分かっていたようだが。たぶん常連アクセス者だろうとは推測したのだが、今もまだ誰であるかは判明していないなあ。

今年の4月末はオヤジの10周忌のため、宮崎の実家に墓参りで帰省する。てなことで、片品村へは5月2日の夜中に移動しようと予定している。今年もまた00028笠松様のログハウスに宿泊予定だ。2日間のんびりして5日の朝早く自宅へは戻ろうと考えている。って・・・ここでスケジュールを発表してどうするよ!



本日の結論
登録会員のリンゴオーナー申込者は5月3日12時「片品林檎亭」に集れ〜!

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