夢枕的制御話

2002年02月19日 はたしてコントロールはできたのか?



「おいおい!どんな夢だよ〜?」

再びテレビネタである。2月17日にオンエアされた「特命リサーチ 200X」で紹介された「夢をコントロールする」がそれだ。もし、夜眠っている時に観る夢を自分でコントロール出来るようになったとしたら、どうなるのだろうか?つまり、自分でオーダーした夢を好きなように観られるとしたら嬉しくないかい?

現実の人生は苦しい事の積み重ねである。そしてストレスが積み重なって行く。だが、夜毎自分の好きな夢を観られるとしたら、その夢でストレスが解消出来るのではないだろうか?夢の中では不可能は無い。物理的に不可能な事でも可能なのだ。例えば思春期によく観る「空を飛ぶ夢」は現実には起こり得ない物理現象である。だが夢の中とは言え、自分の意志で自在に飛べるとしたら・・・。

「特命リサーチ 200X」では、夢をコントロールする方法について今まで3回の放映があった。それらを観ていると、すでにその方法を実践している人々がいる事が分かった。それらの人々は常に「ハッキリした夢」を観る傾向があるという。それを「明晰夢」と呼ぶ。これは10人に1人の割り合いで存在する能力らしい。では、私はどうなのか?結構ハデな夢を観る事があるし、その10人に1人の能力があると思うぞ。

可能性があるのであれば、試してみる価値はある。だが、このコントロール性を身につけるには一つの条件があった。夢を観ている最中に「これは夢だ!」と自覚できなければならないのだ。それは可能なのだろうか?ふふふふ・・・・わははは!!!!実は、私は中学生の頃「悪人に追い掛けられる恐い夢」を観続けた時、ある事を行ったのである。何度も同じような夢を観ていると夢と言えどもパターンが分かって来る。

悪人に追い掛けられた私は逃げまどいながら、森を抜け断崖絶壁の縁に追い込まれる事になる。やがて、悪人に襲い掛かられた瞬間、崖から足を滑らせ転落する。そして、声を上げ、落下しながら目が覚めるのであった。これが毎回の結末である。そのうち、何度目かに、追い掛けられながら「これは夢じゃないか?」と思えるようになった。

こうなると、もう夢はコントーロール出来るようになりはじめる。崖っぷちに追い込まれた私は「これは夢だから崖から飛び下りれば目覚める事ができる!」と確信するのである。そして追っ手が迫る前に自主的にエイヤッ!と崖から飛び下りたのである。結果は予定通り!すんなりと目覚めて「悪夢」から逃れる事が出来たのである。

それ以来「悪夢」は恐いものでは無くなった。嫌になったら適当に飛び下りれば良いのだから。そのコントロール性は「悪夢脱出」としてしか使わなかったので、最近はすっかり忘れ切っていた。 そして、先週の「特命リサーチ 200X」を観たのである。この基本能力は私にはすでに備わっているはずである。後は「逃れる」為では無く「積極的に楽しい夢を観る」為に転化すれば良いだけだ。

だが、この能力を発揮すると欠点がひとつある。「これは夢の中だ!」と気付いたその直後に目が覚めてしまうのである。こうなると楽しい夢を観続ける事が出来なくなる。夢だと気付いても目覚めないで済むテクニックは無いのか?それが番組では紹介されていた。夢の中で「身体を回転させる」と良いというのだ。空を飛んでいる夢の最中に気付いたなら、身体をローリングさせれば良いと言うのだ。ううむ・・・ホントかよ〜!

かくして、壮大なる実験は始まった。2月18日01時30分ころ入眠した私は、やがて夢を観る事に成功した。何やらモヤモヤした光とも雲ともつかない空間にいる事に気付いた。そこは紫と青の光に満ちていた。足下に地面は無かった。宙に浮いている。ふふふふ・・・この環境は現実ではあり得ない。少し宙を飛んでみた。私が動力無しで飛べるわけが無い。これは明らかに夢である!と自覚した瞬間であった!

そうなると、後は番組で知ったテクニックをくり出すだけだ!飛びながら身体の回転を始めてみた。景色がぐるぐる回るのだが、それをさらに客観的に観てる私がいるのに気付いた。その瞬間、目が覚めて現実の世界へと引き戻されてしまった。ううう・・・実験は半分しか成功しなかったぞ〜!ええい!次はアンナ夢やコンナ夢をたっぷり観てやるからな〜〜〜!!! (おいおい!どんな夢だよ〜?)


本日の結論
夢が完璧にコントロール出来るようになったら、趣味は「睡眠」になるのか?

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