生演的精神癒

2002年02月16日 そしてヒーリング効果が!


スーパーギタリスト 堀尾和孝 & パーカッション 加藤華子


「またきっと私は行くのだろうな!

今週はずっとストレスとの戦いだった。先週から続いていた様々なストレスは、ひさしぶりに「耳鳴り」まで再発させていた。キ〜〜〜ンと一日中耳の奥で「耳鳴り」は続いていた。他人には聞こえないが、私には非常にうっとうしい存在である。2月15日夕方になり、勤務先のデスクで久々にぐったりとしてしまった。

さて、どうする?このままではイカン!帰宅するまでに何とか自力で「ヒーリング」を行わなければ辛いツラ〜イ週末になってしまうぞ〜!私は酒を飲まない。アルコールで憂さを晴らすわけにはいかない。かといって食欲も無い。バカ食いで解消するわけにもいかないのであった。

と、その時「そうだ!今夜はミトラサールで堀尾さんのライブだ!」と気付いたのである。社内で数人に声をかけ「ライブに行かない?」と誘ったが結局は振られてしまい、自分一人での出撃となった。19時になったので会社を飛び出す。田園都市線「三軒茶屋駅」から徒歩8分の「ミトラサール」を目指した。駅からの徒歩の途中「BOOK OFF」を発見。ちょっと時間があったので突入した!迷わず100円均一コーナーを漁り4冊をゲット!消費税込み420円は安い!しかし、ここは品揃えの少ない「BOOK OFF」だなあ・・・。

さらに徒歩は続き無事に「ミトラサール」到着。いつものウーロン茶を飲みながら20時の開演を待った。ではここで「スーパーギタリスト 堀尾和孝」とは何者か?を当日のチラシから書き出してみよう。

スーパーギタリスト 堀尾和孝
第一回フィンガーピッキングコンテストで
「与作 in Jamaica」がベストアレンジ賞を受賞!
ビートルズからジミヘンそしてレゲエから民謡まで、
ファンキーでユニークなギタープレイが超話題!

これこそアコースティック・ギターエンタテイメント!
メロディーと伴奏を同時にプレイするクラシックギター奏法と
ロックミュージックの演奏スタイルを融合させ、
卓越したテクニックとアレンジで聴かせてくれます!


つまり彼は超絶技巧のプロギタリストなのである。1本のギターでハーモニー、ベース、メロディーそして時にはパーカッションまで紡ぎ出すのである。本日の1曲目は「与作 in Jamaica」であった。リズムはレゲエである。でもメロディーは「与作」ヘイヘイホ〜なのである!堀尾氏を全く知らない方でも、まずはこの曲で「つかみはOK!」状態となるのだ。本日のゲストはパーカッションの加藤華子さん。



第一部はテーマが「和物」だった。「与作」「りんご追分」「黄昏のビギン」「花」「19の春」「UZU UZU」と分かりやすく懐かしい曲が飛び出して来た。この分かりやすさは「ジャズ・ライブ」には無いな!音量も程よく、ヒーリング効果は抜群だ!気持ちがだんだん柔らかくなって行くのが分かった。当初は第一部だけ聴いて引き上げようと思っていたのだが、第二部まで聴くことにした。さて、どんな曲が飛び出してくるのだ?

第二部のテーマは「洋物」である。「Lady Madonna」からスタートしてビートルズものが連打された。そして突然「ひとりベンチャーズをやります!」と「Daiamond Head」でテケテケサウンドが飛び出したのである。このあたりは「笑い」を取る為の選曲であると見た!

そしてさらに「ひとりサンタナ!」に突入した。曲は「Europe」つまり「哀愁のヨーロッパ」である。私の大好きな曲だ!ほほう!そのようなアレンジになるのか〜!と納得しつつ大満足の演奏である!堀尾様もサンタナ好きであると看破する私である!そして第二部最後の曲は「ひとりディープ・パープル」で「ハイウエイ・スター」だ!毎回楽しみな曲だ!

「ハイウエイ・スター」は順調に進み、いよいよ終盤の有名な早弾きフレーズに突入する!そうなるとフィンガー・ピッキングだけでは追い付かないのでピックが必要となる。がその時!堀尾様の動きが一瞬怪しくなった!「ここからピックで・・・あっ無い!」マイクに向かってそう叫び、何やら焦っているのである!肝心のピックが堀尾様の目の前に存在しなかったのだ!「確かにここに置いたはずなのに!」との困惑がその表情から読み取れた!うおおお〜〜〜どうする!どうなる!ホリオ〜〜〜!!!

だが、客席からは黄色いピックの存在は見えていた。最初からギターのヘッド部分に挟んであったのだ。堀尾様は一瞬のうちにそれを思い出し、無事にピックをつまむと一気に早弾きフレーズに突入した。うおおお〜〜〜あのフレ〜ズだ〜〜〜!!!てなことで事なきをえて第二部は無事に終了した。ふう・・・音でお腹一杯・・・。そんな感じの第二部だった。私の世代には非常に濃い選曲だったのである。こうなると、もう帰るわけには行かなくなった。しっかり第三部まで聴いていくぞ〜!



第三部のテーマは「エスニック」だった。またもや様々な曲が飛び出して来たが、やはり私の好きな曲があった。「ひとりイーグルス」で「ホテル・カリフォルニア」だ。私も8年間練習して1回だけ人前で演奏したことがある。ううう・・・懐かしい・・・。第三部は私にとってこの曲だけで満足である!大満足である!

一部から三部までトータル20曲が演奏された。十分に楽しめたぞ!しかもヒーリング効果で、演奏終了時には耳鳴りもすっかり音量が下がり鬱陶しさはかなり軽減されていたのだ。ミュージックチャージは1200円。これは安いぞ〜〜〜!てなことで、また来月も堀尾様のライブは「ミトラサール」で開催される。3月29日(金)だ。ふふふ・・・またきっと私は行くのだろうな!愉しみにしているぞ〜〜〜!!!


スーパーギタリスト 堀尾和孝 & パーカッション 加藤華子




本日の結論
ギターは弾いてなんぼの楽器である。集めるだけでは意味が無い!

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