親父的金剛頭

2002年02月10日 そろそろ育毛の世代か?


ダイヤモンド・ヘッド
ハワイのランドマーク的存在の死火山。
頂上からは、ホノルルの眺望が見渡せます。
入り口から片道約30分ほどで頂上まで登れます。


「今は一生塗らずに済むことを祈るしか無いが・・・

金剛石とはダイヤモンドの事である。であれば金剛頭と書いて「ダイヤモンド・ヘッド」と読んでも不思議はあるまい。2月9日三宿「ミトラサール」へ妻と一緒に出かけた。先日お知らせした「エレキナイト」と称するライブを楽しむ為だ。内容はベンチャーズやシャドウズ、スプートニクスなどの1960年代後半に大流行したエレキサウンド炸裂大会なのだ。腕に覚えのあるオヤジ達が繰り出すものだ。当然、50歳前後の人々が大集合すると予想された。

出演バンドは第一部「じゃどうず」と第二部「ダイヤモンド・ヘッズ」そして、第三部の飛び入りライブである。

じゃどうず
ダイヤモンド・ヘッズ


上の画像をよく見ていただきたい。「じゃどうず」のサイドギターは「ダイヤモンド・ヘッズ」のリードギターでもある。さらにドラムは全く同じ人物である。つまり、この二組のバンドは別々のようであり、同じようなものでもありと、まあそんな感じのバンドである。「じゃどうず」はシャドウズやスプートニクスのサウンドを得意とする。「ダイヤモンド・ヘッズ」はベンチャーズメインである。

シングルコイル独特のノイズがシャーシャー聞こえている。アンプのボリュームも相当上げてあるのが分かる。演奏が始まれば、そのサウンドはいきなり鼓膜に突き刺さって来た。ううう・・・耳が痛いぞ〜!向いに座った妻も一瞬顔をしかめていた。そして、演奏はガンガン進む。耳にキンキン突き刺さるサウンドがイニシエの思い出を紡ぎ出してくれる。確かに懐かしい曲だらけなのだが、私には今一つ盛り上がりに欠ける。いったいどうしてだろうか?やはり前回のライブでも感じた「予定調和的演奏」だからだろうか?

時間になりぞくぞく集まって来た人々を見まわすと、やはりオヤジ達が多かった。「ダイヤモンド・ヘッズ」のリードギターの頭部を見てお分かりの通り、50歳前後の年令になると圧倒的に「薄毛」「禿げ」等の頭髪に不自由な人々の存在率が高まる。つまり会場全体での「禿げ率」が当日はかなり高まっていたのである!

第一部、第二部のステージが終われば、いよいよ腕に覚えありのオヤジ達の飛び入り競演となる。まずは、最前列のテーブルに陣取っていたオヤジの登場だ。手慣れたプレイで安心して聞いていられる感じだ。ギターはフェンダーストラトだが、ピックアップはレースセンサーだった。1960年代後半にこのピックアップはまだ発明されていなかったはずだな。音はかなり良し!

そして2人目は・・・うおおお〜〜〜!!!なんてこったい!外国人ギタリストの登場である!しかもイカツイおっさんである。聞けばヨーロッパ出身の格闘家のようだ。51才だと言う。見た目にもかなり分厚い胸板をしている。さらに格闘家的風情を醸し出しているのはそのみごとなまでの「金剛頭」であった!演奏曲はベンチャーズでお馴染みの「アパッチ」だ。これまた手慣れた演奏で安心して聞いていられた。音楽は国際語であることがしみじみ分かる瞬間であったぞ!演奏スタイルはちょいと腰を落とし中腰に近い感じだった。これはやはりいつ攻撃されても対応できるようにと「格闘家」としての無意識の振る舞いなのだろうか?


ヨーロッパ人には若禿が多い。一説によると、かつて疫病がヨーロッパで大流行した際に「禿の遺伝子」を持った人々が多く生き延びたらしい。その為「禿のDNA」は確実にその勢力をヨーロッパ中に拡大して行ったようだ。この格闘家もそうやって生き延びた人物の子孫なのであろう!

さらに参加者の演奏は続く。某社の社長であると言う。ギターの練習はもっぱら会社でやっているらしい。毎日のように聞かされる社員もなかなか辛いものがあるのだろうなあ・・・。こうして大盛り上がりのうちに、トータル3時間近いエレキナイトはお開きとなった。


演奏者、そして来場者、それに店のスタッフにも「金剛頭」およびその候補者は多かった。みなさんはこれに関して育毛対策を行っているのだろうか?先日のテレビ番組でいろいろな対策を紹介していたが、その中で手軽にできる方法があった。髪が少なくなるのは「頭皮の血行不良」が原因の一つにある。これを改善すれば発毛の可能性があるのだ。そこで選ばれたのが「せんぶり」である。

「せんぶり」は薬局で手に入る。漢方薬にも使われる日本独特の薬草である。これを80g広口ビンに入れ、ホワイトリカーを2L加え付け込むと1週間で成分が抽出される。簡単に言えば「梅酒」を作るようなものだね。そしてその抽出液を頭部に1日2回塗布するのである。摺り込んでマッサージをすると血行が改善されるのだ。飲んでも良いようだが「せんぶり」は劇苦でとても口には出来ないようだ。この方法で実際に発毛が確認できた人物が番組に出ていた。

番組ではタレントに6か月間実際に「せんぶりエキス塗布」を行ってもらい、その経過を逐次報告すると言う。そのタレントは「そのまんま東」だ。さあ、半年後そのまんま東は髪が増えているだろうか?それとも、皆様が先に試して髪をふさふさにできるだろうか?

私は髪に関して、まだ少し時間に有余があるようだが、それとていつまでもではあるまい。「禿化傾向」が見られ始めたら私は迷わずこの「せんぶりエキス塗布」を行ってみることにしよう。今は一生塗らずに済むことを祈るしか無いが・・・。 (何に祈るんだよ?)


お客だってほら!この通り!


本日の結論
ライブとは全く関係ない落ちになってしまったが・・・オヤジ達は深刻なのだぞ!

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