正月的暇連日
2003年01月04日 そろそろ飽きて来たなあ!
 
あけましておめでとうございます!


「」

正月休みもこれだけ続くと、自宅で過ごす事にそろそろ限界を感じる。テレビ鑑賞と飽食の日々はハッキリ言って「飽きた!」その割には独断倉庫を更新する気にもなれず、実に怠惰である。というか、ボ〜っとした生活をしているので、エキセントリックになれる程のネタがな〜んも出ないのだ。

と呟きつつも休暇はいよいよ明日で終わりとなる。そうなるといささか焦る気もする。酒を飲まない私は必然的に「暴飲暴食」とはならないはずだが、それでも平素の食品摂取量からすれば明らかに増加しているのは感じていた。コタツに入りゴロゴロと寝転がる日々に「デブへの道」一直線が確実である!しか〜し!早くも私はそれに気付いたのである!本日より食料摂取セ〜ブを開始する。念の為に体重を計ってみよう。確実に体重は冬休みの間に1.5kg程度増えてしまった・・・。1か月かけて減らした体重分は、あっさり1週間で元に戻ってしまうのである。ううう・・・。

ゴロゴロと寝転がってばかりいて体を動かさないと「排泄」も上手く行かなくなる。体重増加の原因にはそれもありそうだ。一日あたりの成人男子平均固形物排泄量は250gとされている。つまり2日間排泄を怠るとそれだけで本来排出されるべき500gを体内に留めている事になる。繊維分を摂取し、ある程度の運動を行ない、腸の活動を促し排泄を正しく行なえば、この正月の体重増加分は実質1kg程度で済んでいるのではないだろうか?そう信じたい本日の私である。

この休みの間に実家より母が来ていた。1週間の滞在であった。75歳になる母は、一人暮らしである。平素は友だちも多く、この歳で卓球の選手でもあるので、日々練習や遊びで忙しくしているのだ。かつて、父が無くなった10年前、寂しいだろうからと、友人達が「麻雀」を母に覚えさせた。それ以来毎週1度は実家で麻雀大会が開催されているそうだ。レートは「点1」だそうだから、どんなに負けたところで1日で500円程度だろう。勝った者は、それすら積み立てをして、後日麻雀メンバーの昼飯代として使われるそうだ。全く問題はない。実に平和な「麻雀」なのである。

正月になると母の友だちもさすがに自宅のイベントで忙しいので、母の相手はしていられなくなる。そこでやる事がない母は一人っきりで飯を食うのもつまらないので、正月には当家にやってくるのだ。だが、当家に来たところで、特別なイベントがあるわけではない。ひたすら我々と共に飯を食い、テレビを見て笑い転げるだけの日々であった。

母は当家に到着した12月29日の段階で「はいこれ!下宿代!」と現金を渡してくれた。当家にいる1週間の食費を意味するのだろう。小食の母にしてはかなり多めの食費ではあるが、堂々と滞在する為に母があみ出した技である。別に当家が今必要としている現金ではないが「母の納得」を理解し、私は受け取るのだ。これも親孝行の一つである!(そうか〜?)

今回の正月休みに私が目撃した驚くべき母の光景があった。母の生涯において始めての経験であろう。それは、ちょっと車で近所に出かけようとしていた時だった。つまの準備がいつものように時間がかかったので、母は娘の部屋に立ち入って話しをしながら待っていた。その時、母が何気なく見た娘の本棚にコミック本が並んでいた。それは麻雀コミックス「アカギ」だった。2年程前のガレージセールの時に出品したのだが、娘が「これは私が買い取る!」と言い放ったのであった。そして、今も娘の部屋にあるのだ。

母は「アカギ」の1巻目を手に取り読み始めた。数ページ進んだところで棚に戻すのだろうと見ていたら、なんと!じっくり読み始めたではないか!ズンズンとんでもないスピードで読み始めたのである!母はミステリー本が好きなのでかなり読んでいるようだが、まさかコミックスまで?いやいや!そんな事はあるまい!やがて出かける時間が来たので全員揃って表へ出た。

外で食事をし、ちょっとした買い物を済ませて自宅へもとったとたん、母は再び「アカギ」を手にしたのである。一気に読み続けるのである。老人と侮るではない!コッミクスの達人のごとき速読である!さらに、2巻目、3巻目と突き進むのである。それは深夜にまで及んでいた。さらに翌日も朝からコミックス道を突っ走る母であった!

何故そこまで集中できるのか?この「アカギ」は麻雀マンガである。様々な麻雀のテクニックや「待ち」の絶妙な仕掛け等、私もかつて夢中になって読んだ程、豊富に出てくる。さらに麻雀マンガに付き物の牌の図解がふんだんに出てくる。麻雀好きの母にとっては「面白くてしょうがない!」状態なのだ。



本日の結論
「おせちもいいけどカレーもね!」のフレーズがこの正月のテレビからは聞こえなかったなあ。

------------------------------

「独断倉庫」に関しての御意見は「啓示倉庫」へ書き込んで下さいな。



GO TO HOME PAGE