六弦的紫蘇色

2000年8月29日 現実となって目の前に!




「大笑いのうちにこのトラブルは処理されるはずであった・・・」

8月28日帰宅してみると、昨日御報告していた「PAUL REED SMITH SANTANA MODEL」は早くも届けられていた。遥か兵庫県川辺郡からヤマト便は今回もまたギターに損傷を与える事なく、大切に届けてくれたのである!運輸業界の勝利なのだ!(勝利なのか?)

さっそく荷を開いてみると・・・ケースはPRSのケースである。第一関門通過である。では鍵を開いてと・・・ん???ケースが開かない。ボタンをスライドさせようとするが開かない!なんぢゃ〜〜〜???鍵がかけてあるでは無いか!だが、ケースのどこにも鍵はくくりつけられていない。では、どうすればよいのだ?今までケースに鍵なんぞかけた事が無かったのでいささかアセル私である!

ふと傍らを見ると、先程ひっぺがした梱包用の包装紙が転がっている。もしや???ガサゴソと開いてみると、ふははは!!!その包装紙の内側にテープで張り付けた鍵2個を発見した!おどかすんじゃね〜ぜ!気を取り直しすぐに鍵を開き、ケースの蓋をあけると・・・ おおお!!!うおおお〜〜〜!!!目の前には、ここ数日間に渡り「これってウソじゃないのか〜?俺ってからかわれているんじゃ〜?」と疑念の消え去る事が無かった、あの「PAUL REED SMITH SANTANA MODEL」が出現したのである!


自分の部屋の灯りで見ると、パープルと言うよりもエンジに近い色に見える。念のため蛍光灯の下に持って行くと、おおお!確かにパープル系である。でも、この色具合はどこかで見たことがあるぞ・・・そうか!紫蘇の葉っぱだ〜!梅干しに添えてあるあの紫蘇の葉カラーだ〜〜〜!!!日本人になじみのある色だな!想像していたより遥かに大人びた深い色合いで、なかなか心地よいぞ!


さて、つぶさに検証してみよう。ほとんど目立った傷は無い。ボディーセンターにはアワビ貝で入れられたラインが輝いている。ボディー裏には擦り傷が少しあった。これくらいは、真面目に弾いていれば一日で付いてしまう傷である。まったく問題は無い!指板にはP.R.S. ではお馴染みのアワビ貝のバードインレイは埋め込まれている。ヘッドにはやはりアワビ貝で造られたイーグルがインレイされている。ロッドカバーにもサンタナのマークが 埋め込まれている。

  

そしてボディー裏には、これが「PAUL REED SMITH SANTANA MODEL」である証拠にコントロール系カバーにサンタナのサインとともにモデル名が彫り込まれていた。こいつは間違い無くサンタナモデルである!

アンプにもつないでみた。コントロールにガリはない。スイッチ類は全て完全作動するぞ!ふう〜!!!これで検証が済んだな!お送りいただいた「兵庫県在住 矢間 博」様!大感謝する私である!オークションで公に売りに出された商品の取り引きとは言え、思わぬ安価で販売していただきこれは奇跡ではないのか?と思える程の大喜び具合なのである!

しかし、こんなに素直に喜んで良いのだろうか?独断倉庫ではこの様な場合、必ずと言っても過言では無い程の確率で「事件勃発」がある。大小にかかわらず、なにかトラブルが一つや二つは必ず起こるのである! 今のところまだ起きてはいないが、できる事ならこのまま穏便に本日は終わってほしいものだが・・・。

一段落したので夕飯にした。そして再度、写真をWEB用に撮影するためケースを開ける。アングルを決める為にあれこれいじっているうちにふと、一つだけチェックしていない事を思い出した私であった。「トレモロアーム」がそれである。これが無ければアーミングが出来ない。ケースのどこかに入っているのだろう・・・と捜索してみた。なに?無いぞ!!!どこにもないぞ〜〜〜!!!いくら丁寧に探しても、ギターケースの容量はたかが知れている。10秒もあれば捜索活動は終了してしまうのだ〜〜〜!!!

やはり「トレモロアーム」がどこにも存在しないのである。こりゃあ困った。どこでも売っているものでは無い。P.R.S.のは特殊な形状をしている。安いストラトアームを転用するわけにはいかないのだ。しかたない。「兵庫県在住 矢間 博」様に問い合わせするしか解決策を見つけられない。もし、先方が「いや〜こちらにもありませんね〜!無くしたようですう〜!」と答えて来たらどうしよう?

そんなに悩むこたあないな!私はもともとアームを使わないので、演奏上困る事が無いぞ!な〜んだ!!!でも・・・ファッションとしてアームが付いていないと寂しいしなあ・・・本体が安かったんだから、アームくらいは自力で買うか〜〜〜!!!わははは!!!!!

と、このように「やさしいトラブル」が発生した事で精神状態が「いつもの私」に戻る事が出来た。これくらいのトラブルが起きないと「独断倉庫」らしくないわい!わははは!!!ぐぁははは!!!(おいおい!大丈夫か〜よ〜?)

と、大笑いのうちにこのトラブルは処理されるはずであった・・・だが!平和に見えたその時、突然!別物の大トラブルが発生したのだ〜〜〜!!!ぎえ〜〜〜!!!うお〜〜〜!!!どうすればよいのだ〜〜〜!!!その後起こった怒濤のトラブル脱出劇は果たしてどのようなものだったのか〜???明日に続くぞ〜〜〜!!!うお〜〜〜!!!


本日の結論
P.R.S.のトレモロアームっていくらで売っているのだ〜?

追伸
その後、出品者より「忘れていてごめんね!」とトレモロアームが送られて来た。メデタシメデタシ!

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