懐疑的充足感

2000年6月14日　充足感にふとよぎる猜疑心はいったい何？

関係ないが、こいつは「 PRS SANTANA II 」定価118万円！

「他人の不幸は密の味だ～～～！！！」

人は願望が成就されると、満ち足りる。満ち足りないと、要求し続ける。人生はこれの繰り返しだ。しかも要求や欲望は増幅し加速するばかりで後戻りすることはない。小さな欲望は増殖し続けるのだ！いつ果てるともしれない肥大化した欲望は、私に死が訪れるまで決して消えることはないのだろう。

心が穏やかである。久しぶりに気持ちがゆったりしている。精神的に追いつめられている感じがこのところ続いていたが、それが消えてしまった。充足感がもたらす安定感とでも言うのだろうか。ストレスから解放された感じとでも言おうか。ではそれは何故そうなったのか？

偉そうな出だしの割には、答は簡単である。希望していたギター「ロイヤルブルーPRS」が落札できたからだ！では何故、それによって心穏やかになるのか？実は、同時進行で別物のもう1本あった「オレンジ色系PRS」にも入札し、その価格の推移を観察していた私であったのだ！（なんだと～？）

何と言えばよいのだろう・・・私はとにかく「PRS」が欲しかったのだ！私が狙っていた2本の「PRS」は両方ともかなり高い仕様であった。とても満足がいくモノである。どちらを落札しても依存はなかった。だが、どちらかは必ず手に入れたかったのだ！いっそのこと両方を落札しても構わないとさえ思っていたのであ～る！

そこで暴挙に出たのだ。ギリギリまで競り合って、どちらかを獲得しようと。だが、すでにご報告の通り「ロイヤルブルーPRS」は「80％の入札法則」の適用によりあっさりと、予測した価格よりはるかに低い価格で私が落札できた。もう「オレンジ色系PRS」には関心がなくなった。だが、一応最終日まで見てやろうと価格の推移は見守った。ふふふふ・・・そして案の定、私が考えていたリミットの金額をオーバーして落札されたのだった。こうなるとさらに「ロイヤルブルーPRS」の割安感が盛り上がるのである！

では、安く買えたから心穏やかになったのか？そうではない。本物による達成感なのだ！今まで様々なギターを手に入れてきたが、その中には「COPY」モデルもある。それらは本物が高すぎるがゆえの「COPY」入手だったのだが・・・それらでは決して得られないモノがあった。それが「充足感」である。「COPY」でも得られないこともなかったが、それはかなり「浅い充足感」でしかなかった。すぐに次が欲しくなるのである。「COPY」はいくら買い続けても「COPY」でしかないからだ。安物買いのゼニ失いとはよく言ったモノだ。

本物を持つという充足感を与えるのが「ブランド」である。「中村うさぎ」がブランド三昧で前借り地獄に陥っているのが理解できなくもない！商品だけではなく、精神的なモノまで入手出来るのが「ブランド」と言う存在なのだ！それを入手できたことにより、昨日から急に精神状態が穏やかなのだ。結構単純な精神構造の私である！ここまではメデタシ！メデタシ！といったところだが・・・今朝から一抹の不安がちょっと頭をもたげてきたのであ～る！！！

レギュラー読者であれば覚えているだろうが、5月頭にやはり高級レアギターを落札した私であった。だが、その結末は悲惨であった！私の手元に届けられたとき、ネックがボッキリ折れていたのである！使い物にならないギターを前に、泣き崩れる私であった。あの悪夢が再び巡り来る可能性は無いのか？可能性はゼロとは言えないな・・・非常にオビエル私である！

さらに不安材料はある。調査してみると、現時点でまだ「ロイヤルブルーPRS」は発送されていない事が判明した。そうなると発送前に事故が起こる可能性がある。「いや～！泥棒に入られてしまって・・・」とか「宅配便屋に運ぶ途中で交通事故にあってぶっ壊れました！」とか、しまいには「やっぱり売るのやめました！」とか・・・おいおい！そんなこたあ止めてくれよな～～～！！！

今朝まで心安らかだったはずの私は今、不安材料が両手にいっぱいで・・・いかんいかん！このような気弱なことでどうする！ひたすらブツが届くのを待つのだ！信じて待つのだ！信じることが救われる道なのだ～～～！！！

本日の結論
独断倉庫では今まで悲惨なことが何度も起こってきた！
今回だって、何事が起こっても不思議ではない！幸せな生活が長く続いたためしはないのだ！
必ず何かが勃発するのだ！！！他人の不幸は密の味だ～～～！！！（他人じゃね～だろ？）

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