イギリスに住む伝説のギター職人であるトニー・ゼマティス氏が製作したもの。オーダーによる生産のみである。世界中のスーパー・ギタリストが、その魅力に取りつかれている。ゼマティス氏が一本一本、魂を込めてつくりあげたギターは宝石とよぶにふさわしい。また非常に高価である。現在は、新しく製造はされていないギター・・・をついに手に入れてしまった!御覧のように、ヘッドには槍の形をした彫金が取り付けてある。このギターはエレアコでZemaitisではとても珍しい仕様であるらしい。
だが、Zemaitisはアコースティックのサウンドホールはハート形の方が良い音がすると言っている。さらに、台形のサウンドホールを持つギターも制作している。なのに、サウンドホールが丸いアコースティックも数多く存在しているのだ。発言とのギャップが理解できないのだが・・・どなたか真相を御存じないだろうか?
さらにもうひとつ気になる事がある。思ったより仕上げが荒っぽいのだ。アコースティック専門ショップで聞いてみると、Zemaitisは仕上げが荒っぽいので、一般人には人気が今一つだとか。マニアの間だけで取り引き成立するギターなのだろうか?
TOPはスプルース。バックとサイドはメイプルのようだ。コントロールはボリュームのみ。
アンプを通した音は実に軽やかで張りがある!澄み切っているぞ!生音もボディーが十分に乾燥して実に心地よい音になっている。

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